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2005.01.27
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少し前の話ですが、「街道をゆく」が週刊で発刊されましたね。
街道をゆく(1) 甲州街道、長州路ほか
司馬遼太郎をかじり始めた私としては、読まねば!と思っているところ。
あぁ、その前にちゃんと「街道をゆく」を読まないといけないのですが(笑)。

思えば数年前、父が「いかに司馬さんはすごいか」をとうとうと語ってくれたことがありました。
日本という国をこれほど冷静に、そして詳細に分析できる人は他にいない。
そんな趣旨だったと記憶しています。

当時の私は、確か青春(?)まっさかりで、
サガンとかを読んで、よく意味もわからず感傷にひたる、なんていう
ちょっと嫌な感じの女の子だったので(自分でいうなー!笑)、

「司馬遼太郎なんておじいちゃんの、しかも日本の歴史についての本なんて、興味ないもーん」
「そもそも『この国のかたち』なんていうタイトル、狭い世界って感じ」

なんていう今思えばなんて頭の悪い勝手な解釈!と思う印象をもっていました。

でも今は司馬さんの本を読みたい、と思うのです。
本屋さんでつい手にとってしまうのです。

きっかけは「 坂の上の雲 」と「 竜馬がゆく 」でした。

学生時代最後の年に、ETIC.から声をかけられて松山に出張に行きました。
(学生だったのですが、かなりETIC.に出入りしていたので、
そのお仕事を手伝う「出張」という感覚でした。)
せっかく愛媛まで来たのだから、その土地にまつわる本を読もう、と思って
手にとったのが「坂の上の雲」だったのです。

「坂の上の雲」はストーリーは事実に基づいていますし、
歴史の勉強を一通りしていたのでそれほど難しくはないのですが、
登場人物の人となりや人生観、当時の人々の考え方や生き方を
文面から想像し自分なりに理解しながら読み進むのはなかなか大変でした。

でも、読んでいくにつれて、はまりました。
正岡子規と秋山真之という全く正反対の立場にいるけれども、
実は真に考えていることは同じだったであろう2人の描き方も切なくて。
(なんだか切なかったのです。)
淡々とつづられる事実の中で、登場人物たちの人間くささがより際立って、
本当に頭の中でぐるぐるぐるぐると動くのです。
私の中で秋山兄弟が動き出し、その時代の息遣いを感じられるようになったのです。
すっかり夢中になってしまいました。
文庫本で8巻まで、という大長編!でもなんと、1週間で読み終わってしまいました。
(恐るべし、自分の集中力!)

その話を母にしたところ、
「私は『坂の上の雲』よりも『竜馬がゆく』のほうが好き」
という話になり、手にとったのです。
そしてまたまたはまってしまいました(笑)。
あの時代にすでに起業家精神を持っている人が活躍していたのだ!
(まぁ、あの時代の人はみんな起業家精神があった!ということを
読み進んでいくうちに気付くのですが…)
大混乱で人権すらなかったような時代にこんなことを考え、
そして死を恐れずに実行する人たちがいたなんて…!

竜馬の言葉で「世に生を得るは事を成すにあり」という言葉があるそうです。
追われる身でいつ死ぬかわからないという状況にもかかわらず、
常に「生きること」を考えていたということです。

強い人だなぁ…。
いろいろと言い訳をつけては逃げていた私にとって、
その本は喝を入れてくれるカンフル剤のようなものです。

*その後すっかり竜馬ファンになり京都でお墓参りまでしたのはいうまでもなく(笑)。

司馬さんの本はどれを読んでも「時代の流れ」とともに、
「ある個人の人生」と「その個人が周囲に与える影響」を書いているように思います。
少しずつですが司馬さんの本を読んでいって、自分の人生とか周囲の幸せ、与える影響を考えていこうと思います。





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Last updated  2005.02.01 18:16:00
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