ナースのひとり旅
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看護学生の方は、もうすぐ国家試験ですね。私の国試からもう1年なんて、信じられない。看護学校の3年生のときは、毎日の実習に追われて国試の勉強なんてできない。週末も実習記録や事前学習をしなければならなかったので、私が国試の勉強をしたのは夏休みと、実習が終了した後、国試までの3ヶ月。予備校には通わず、数冊の本だけで勉強していました。少ない教材を繰り返し何度も解くのが私流。私が国家試験に向けてどのように勉強したか紹介します。あまり根つめて勉強してないので役立たないと思いますが・・・。<使った本>『看護師・看護学生のためのレビューブック 第7版』 メディックメディア『2006年版 系統別看護師国家試験問題』 医学書院 『直前α 公衆衛生・関係法規・社会福祉』 メディカ出版『なぜ?どうして?』シリーズの数冊 メディックメディアレビューブックは、私の学校では毎年全員買っている。いろんな科目が一冊になってて便利だけど、膨大な量の内容があの一冊に全て書かれているわけはなく、けっこう使えない。根拠はまず書いてない。これ載せてなきゃダメでしょー、ってのが多い。ある日、これおかしいな?と気づいた点を学校の先生に言ったら先生が出版社に電話して、原稿書いたドクターに確認の連絡がいき、結局私が正しくホームページに訂正が出た。ちょっと、しっかりしてよねー。レビューには過去問や模試の解説のほか、実習中にもちょこちょこ書き込んでた。青ペンで書き込んであるのは過去問から、赤ペンは実習中調べたこと、黒ペンは授業や模試から、と分けていた。青ペンの内容を一番重視した。赤ペンで書いてある事は、あの患者さんのあれかぁ!って思い出しやすい。補講のプリントをはさんで糊でつけたり、付箋を貼ったりして情報を付け足していった。ページを付け加え始めたらけっこうおもしろい。酸塩基平衡がなかなか理解できなくて、簡潔にまとめるのに何日もかかっちゃった。クラスメートの間では、「レビューが分厚いほど勉強してる人」みたいな雰囲気があった。でも私から見たら、クラスの子たちは切り貼りしたり書き込むことにやたら時間かけてて、レビューが厚くなることだけに満足してるように見えたんだけど。そういう私もせっかくたくさん書き込んだわりに、オリジナル参考書のようになったレビューを最後にあまり読まなかったことは後悔。糖尿病のページ脳神経のページ過去問は学校の先生に勧められて、みんなと同じ医学書院にしたけど・・・。レビューのどこに書いてあるのかな?って探すのに時間がかかったから、過去問もレビューと同じ出版社のクエスチョンバンクにしておけばよかったような?(レビューの何ページ、って書いてあるらしいから。)『なぜ?どうして?』シリーズは、実習中に読んでいたもの。看護学生と猫ナースの会話形式で書いてあるから読みやすい。大学受験の時も、話し言葉で書かれた『実況中継』が好きだった私にはぴったり。これがなかったら、CO2ナルコーシスが理解できなかったよー。直前αはクラスメートに勧められて買った。本当に「直前」にやった。薄くてやる気が出るし、内容もわかりやすかったような気がする。この3科目嫌いだったもんで、記憶薄い。あとは、学校の図書館にあった『かんごろ』。なかなか面白い語呂がある。レビューにもいくつか書いてあるけど、他にも役立ちそうなものはメモ。でも私の場合、語呂の文章だけ覚えて、その意味がわからないという間抜けな事態も発生。私のお気に入りの語呂は、「港区で服を交換」 脳神経の副交感神経 み(III動眼)な(VII顔面)と(X迷走)く(IX舌咽)で、 服を交換(副交感神経)難点は、12脳神経を順番通りに覚えてないと全く役に立たない。「クラクラ ウサギ ダッシュ」 胃癌の転移 ク(クルッケンベルグ腫瘍)ラ(卵巣転移)クラ ウ(ウィルヒョウ腫瘍)サギ(左鎖骨上窩リンパ節転移) ダッ(ダグラス窩転移)シュ(シュニッツラー腫瘍)<勉強の経過>夏休み(7月中旬~8月):就職活動もしていたので、一日の勉強時間は4~6時間。8月上旬までは看護研究の論文中心で、国試勉強のペースは遅い。医学書院の過去問を一冊全部解く。アンダーライン引きながら解説を読んで、役立ちそうなことをレビューに書き込む。わからない事だらけだし正答率はかなり低いけど、とにかく一通り全部解くことが目標。実習に行っていない科の問題は難しくてほとんど解けない。眼科とか関係法規とか実習に直接結びつかない科目は、一応解くものの覚える気なし。過去問は点線に沿ってピリピリと切りとり、科目ごとにわけた。これがうまく切れずに、変にやぶけちゃったりしてけっこうイラつく。就職活動で病院見学に行く時も、一科目分の過去問とレビューを持って行って、帰りにお茶しながら勉強した。レビューけっこう重いんだけどね。クーラーをつけても、ネットだのDVDだの誘惑が多い自分の部屋では集中できないので、昼間はスタバで2時間、その後タリーズで2時間など、外出することが多かったな。お金ないのに、今考えると贅沢。模試では必修問題が8割に及ばす。全国で模試を受けた2万何千人のうち私の順位は千何百番台。そこそこの成績なのに、必修問題がダメなので結果として落ちている。11月下旬:実習終了。開放感からほとんど勉強せず。とりあえず、前年2005年の国試復元問題を解く&レビューに書き込み。模試では必修問題の正解が8割超えるようになった。順位は全国400番台へ。12月上旬:医学書院の過去問についていた模試を解く&レビューに書き込み。午前は学校で国試対策の補講。1年の時に教わったなつかしの講師の先生たちも来てくれた。午後は自習時間で、補講の復習をした。9時から16時半まで学校にいなければならない。一人で勝手に勉強したい私はかなり不満。看護研究の原稿修正や発表があって、国試の勉強に集中できず。12月中旬:2004年の復元問題をなぜか学校に押し付けられ、しょうがなく解く。医学書院の過去問とだぶってるのにさー。家では夜3時間集中するのがやっと。12月下旬~冬休み:医学書院の過去問をまた解き始める。2回目。夏休みに勉強したものもかなり忘れてたけど、実習のおかげで理解できるものが増えていた。年末年始は実家に帰ってだらけてしまった。1月:また学校に通って、一日補習授業や自習。家に帰ってからは3、4時間しか勉強しなかった。週に1回学校で模試を受ける。TECOM、学研、東京アカデミーなど。国試と同じ問題配分、時間配分なので丸一日かかる。いつも途中でウトウトしていた。模試の解答はけっこう立派な冊子になっていて、解説を読んでレビューに書き込んだり、時間をかけて復習した。模試は全国で2万7千~2万9千人受ける中、順位が最高102位まで上がったのが自信につながった!2月:一日の勉強時間、6~10時間。1月下旬から自宅研修になったので、できるだけ図書館へ通った。図書館で6時間勉強するまでは帰らない。お昼はひとり、公園のベンチでパンを食べてたなぁ。子連れのママさんたちや噴水を眺めたり、ハトに囲まれたり。既に2回解いた医学書院の過去問を繰り返し解き、過去問は合計4回解いた。答えを覚えるくらい。でも、なぜか同じ問題をいつも間違える。模試の復習も2~3回ずつ解いた。苦手な公衆衛生・関係法規・社会福祉がいいかげんヤバいと思って直前αを毎日少しずつ解き、なんとなくわかってきた。毎週金曜だけ学校へ行き、一日かけて模試(のコピー)を受ける。必修90%、一般80%はとれている。勉強してるんだから落ちるわけない!と思いつつ、やっぱり必修問題がすごく心配。自宅研修中は長期休暇気分もあって、何ヶ月も前に予約したミュージカル「オペラ座の怪人」を観に行ったり、たまに一人で映画を観たり、息抜きもしてましたよ。私にとっては実習が本当に大変だったので、一人でマイペースに勉強できる自宅研修期間が天国でした。毎日8時間睡眠とってたし、図書館の帰りにスーパーに寄って、毎日料理してたし、受験生なのにやたら健康的。国試が近くなってからは朝シャワーをして目を覚まし、図書館が開くまで近くのスタバで勉強。試験前日はあまり勉強せず、『なぜ?どうして?』を数冊読む。2月26日の国家試験本番は、かなり落ち着いて受けられました。今年、もうすぐ看護師国家試験を受けられる皆さん、合格お祈りしています
2007.02.11
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