2012年01月03日
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カテゴリ: 食以外
昨日に引き続き、お正月に歌舞伎です。
新橋演舞場で行われている、 壽 初春大歌舞伎 ・夜の部に行ってきました。
飾り付けがとっても華やかでした。



〇歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)
 新年を迎え、紅梅白梅が咲き誇るある日。
 曽我五郎(三津五郎)が父の敵、工藤祐経を討つために大きな矢の根を研いでいると、
 大薩摩主膳太夫が年始の挨拶に訪れます。
 やがて五郎は初夢に良い夢をみようと、宝船の絵を枕に敷いてうたた寝をし始めると
 兄の十郎が夢に現れ、工藤の虜になっていると助けを求めます。
 飛び起きた五郎は、通りかかった馬子から馬を取り上げ、兄の救出に向かうのでした。
 というお話。
 江戸歌舞伎では一年の安泰と五穀豊穣を願い、
 古くから正月に曽我五郎を主人公にした荒事を上演していたそうです。
 後見と三味線の息のあった仕事っぷりが見事でした。
 縁起の良い、華やかで活力のみなぎる舞台はお正月らしく楽しかったです。

 五世中村富十郎一周忌追善狂言
〇連獅子(れんじし)
 能の「石橋」をもとに親子の厳しくも温かい情愛を描いた松羽目舞踊。
 狂言師右近後に親獅子の精を、吉右衛門が、
 狂言師左近後に仔獅子の精を、小学校6年生の鷹之資が演じました。
 前半、吉右衛門が鷹之資を妙に気遣っている感じが、ちょっと不自然だったかな。
 最後の毛振りは、鷹之資クン、とっても頑張ってました。
 途中に出てくる滑稽な二人、僧蓮念を錦之助、僧遍念を又五郎が演じたのですが
 さすが上手な二人なので、面白く、全く飽きさせませんでした。
 初春に相応しく華麗な舞台でした。


  め組の喧嘩

 品川の遊廓島崎楼。
 座敷を隣り合せていた力士四ツ車大八(左團次)たちとめ組の鳶たちの間で喧嘩が始まり、
 め組の頭辰五郎(菊五郎)がその場をおさめます。
 しかし数日後、芝神明の芝居小屋で鳶と居合わせた力士の間で喧嘩が再燃。
 四ツ車と辰五郎が一触即発の睨み合いとなりますが、
 江戸座の座元喜太郎が仲裁に入り事なきを得ます。
 家へ戻ってきた辰五郎ですが、苦しい胸の内を隠しています。
 女房お仲(時蔵)は愛想をつかして出て行こうとしますが、辰五郎は死ぬ覚悟である事を
 明かし、わが子に別れを告げ、命を賭けて出掛けていくのでした。
 「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉の通り、男と男の命をかけた真剣勝負を
 粋にそしてユーモラスに描いた世話物の人気作。
 感想としては
 大詰の大立廻り、もう少し派手だったら良かったかも。
 菊五郎劇団だから妙に期待してしまいました。
 そして何と言っても  
 辰五郎の息子・倅又八を松緑の息子、藤間大河クンが好演でした!
 「あいよっ」などと、江戸っ子気取りの可愛らしい役で、
 ちょっと前まであんなに小さかったのに、ちゃんと台詞をやり取りしている様子が
 たまりませんでした。







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最終更新日  2012年01月04日 14時38分19秒
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