三日坊主で終わる日記

宇宙刑事シャリバンＮＥＸＴＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮ 日向快／２代目宇宙刑事シャリバン のキャラクターを深く楽しめる傑作

冒頭からリザードダブラーを主題歌をバックに追い詰める 撃／ギャバンｔｉｐｅ−Ｇ の姿で開幕　
抜群の掴みの良さだけど芯の無いコピー犯罪だからこそリザードダブラーの犯罪を敢えて描かなかったのかもしれない

流血も多いハイパーＭの暴力的な宣伝映像を流すニュース番組だけど銀河連邦警察が守る宇宙は規制が緩いんだろうか？

飲みの話をしている 舟 と 撃 、地球に浮かれる相棒シシーをあしらう 快 、イガ星の幼馴染みの仲の良さと僅かな尺でキャラを立てるのが荒川さんの良さなんだよ…
人生初戦隊がアバレンジャー、初の全話視聴がデカレンジャーだから肌に馴染むのかも

ナレーションで細かな尺を調節してサクサク進む作劇が好きだな…増谷康紀さんの知的な声が血生臭い作劇に合ってる
ガイラー将軍の下劣な悪党っぷりが見ていて楽しい
モブ戦闘員をゼクトルーパー(仮面ライダーカブト)の胸鎧で見立てる予算管理スキルも坂本監督の良さだな

エステバン の電着プロセスを省略したのは赤射の説明と重複するからなんだけど、それを セイギ の口からわざわざ言うのがキャラ立てにもなってて好きだ

幻夢界や序盤の惑星とリアルタイム合成も無い時期なのに合成カットの使い方が見事　地球で撮っているのに色調補正も含めて異星の雰囲気が出ている

エプロン姿で飯を作るシシーは監督と脚本の趣味だな…

冒頭から怪しい動きをしていたアイリーンがガードビーストに改造された宇宙刑事ジェンサーとの協力捜査中で、愛嬌タップリだった セイギ が悪徳刑事だったという反転が面白かった
快 のガードビーストに接する態度が怪物から先輩刑事への対応に変わったのが細かくて良い
咄嗟に 快 を庇うジェンサーの対応が見事

幼馴染みで同僚だった セイギ に向かって 「刑務所の中で一生考え続けろ」 という 快 の台詞が良い

意志では勝っても技量は互角だからハイパーＭという奇策に頼るのが凄い　ここで セイギ を逃せば被害も増える訳だし
荒川さんのヒーローって最後まで人の命を見捨てずに足掻く姿が好きなんだ

快がシシーを雑に扱いながらもアイリーンに遺言を残すのも良いし、シシーがアイリーンをセイギに拐われた事も快の救助で挽回するのが良い映画だな…

コピー犯罪の真犯人との決着は次回作 シャイダーＮＥＸＴＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮ に引き継ぎなからもリザードダブラーやガマゴンの素性を シャリバン 単体で完結させるのが好き　

コメンタリーでエステバン(ギャバンブートレグ)、ガマゴン(ブライアン)の流用に触れる十文字撃役の石垣佑磨さんに笑う　

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