日々のあぶく?

日々のあぶく?

December 15, 2005
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挿画 山本容子
(一目みただけで分かるのはやはり彼女の個性、作風が確立しているからだろうなぁ)

夏のはじめ、傷付いたブラフマンがぼくの元にやって来た。
僕は出版社の社長の死後、彼の別荘を芸術家ならば誰でも利用できる施設とした「創作者の家」の管理人。
常時いるのは僕の他には碑文彫刻師だけ。
夏の創作者の家にはあらゆる芸術家が訪れる。
音楽家、詩人、画家、レース刺繍をする御婦人、皆、仕事をしたり、散策したり、僕はそのお世話をする。
僕は碑文彫刻師以外には秘密でブラフマンを飼うことに。

「謎」と意味を持つブラフマンは野生動物で水掻きがあって尻尾が大きく長い。
アライグマか?と思いながら読んだがはっきりとした記載はなかったように思う。
穏やかな田園の中で進む時間、雑貨屋の娘との触れ合い、そして、ブラフマンの死。
変わらないような状況の中で時間は進んでいる。
淡々と綴りながら、何か迫り来るようなものがあるような、それも幻想のような、不思議な気持ちが残る一冊。





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Last updated  December 15, 2005 01:57:19 PM


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