日々のあぶく?

日々のあぶく?

March 10, 2006
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「アヒルと鴨の違いって何?」

大学に入学し、一人暮らしをはじめた椎名が初めて会ったのは黒猫のシッポサキマルマリ。
挨拶に行った隣人・河崎は"ちょっと"変わった悪魔めいた長身の美青年だった。
強引な彼によって、いつの間にか本屋を襲い「広辞苑」を奪う手伝いをさせられる椎名。
ペットショップオーナーの麗子さんとの出会いによって河崎の正体が歪んでゆく。
椎名と河崎の現在と、女にモテる河崎とブータン人・ドルジと元河崎の彼女で、今はドルジの彼女・琴美の織り成す二年前の出来事が交互に展開。
二年前、麗子のペットショップで働く琴美はいなくなったクロシバ(黒い柴犬)をドルジと探す中で
巷を騒がしている連続動物虐殺事件の犯人である若者三人組に出会ってしまう。
彼らに脅かされつつも大丈夫だと自分に言い聞かせる琴美。
心配するドルジ。
彼に日本語を教え、また、自身が病に侵されていると判明し動揺する河崎。

二年前と現在が交錯する時に、書店強盗の真の目的が浮かび上がる―

この時にいなくなったクロシバがもしかして ラッシュライフ の野良柴(野良犬のような汚れた柴犬)と同一犬だろうか?
最近はどうしても他の作品とつなげようとして読んでしまう。
でも、それを厳密にするには自分のザルの記憶力では限界があって悔しい限り。

伊坂氏作品は当たり前のように"強盗"が出てくるような気がする。
ちっちゃくても大きくても。
「神」も毎回のように語られる。
あと、河崎のような強引な、それでいて人をひきつける人とか。
気が強くて、意地を張ってしまう琴美とのんびりしておおらかなドルジとのバランスが良い。
二年前はクールビューティーだった麗子の変化も快い。
それだけに切なさも大きい。

「悲劇は裏口から生まれる」この言葉も響く。





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Last updated  March 10, 2006 10:39:40 PM


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