日々のあぶく?

日々のあぶく?

November 9, 2008
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カテゴリ:
関西にある戸村飯店の兄弟の視点で描かれる青春群像?

・第1章
弟のコウスケ視点で描かれる。
アンソロジー「 Re-born 」に載ってたな。
これだけ読むと出来すぎの兄が出て行くまで、なのだが、次章は兄・の視点。
交互に読むことで、一緒にいても相手が本当はどう思っていたか、感じていたかは
分からないものだなぁ・・・と思う。
そして、両方の視点が有ることで、物語に奥行きが出た気がする。

~ネタバレあり~

・第2章
東京の花園クリエータースクール、ノベルズ学科に入学したヘイスケ。
実家ではすかしているだの格好つけだといわれた自分が、
関西弁だというだけで面白がってもらえるギャップに戸惑う。
家を出るための口実が欲しかっただけなので、専門学校は予定通り1ヶ月で辞め、
カフェでのバイトに精を出すことに。

・第3章
兄が家を出てから2ヶ月と少し、高校最後の1年を有意義に過ごそうと
合唱祭の指揮者に立候補したコウスケ。伴奏の北島君とは良い友人に。
合唱祭で最優秀賞をとったら岡野に告白しようと決意するも、結果は2位。
だが、北島君の助言もあり、岡野と奈良デートをするが結果は微妙・・・。

・第4章
辞めた専門学校の講師・岸川アリサと付き合うヘイスケ。
カフェでのバイトは順調。彼の調理アドバイスに素直に感謝する店長・品村。
本当は戸村飯店を手伝いたくなかった訳ではなく、緊張して包丁をうまく使えず、
それを手伝いたくないからだと思われてしまったこと、
お笑いもツボがコウスケの様に中心の笑いでなかったこと、
本当は野球に興味があったのに、皆みたいにがっつり応援するタイプではなかったため、
野球に興味がないと思われてしまったこと、などが判明する。
気を遣ったりしているつもりなのに、あっさりしているとアリさんを怒らせてしまい反省。

・第5章
出て行った兄のかわりに自分が店を継がねばと思っていたコウスケだったが、
親父の「他の家の飯喰わな、人間は大きくならへん」と言う一喝から進路は白紙に。
悩んだ末にヘイスケの家を訪ねたコウスケは、大学進学を決意。
(兄の助言を受けた)岡野の応援・告白を受け、いざ試験へ。

・第6章
コウスケが合格を伝えにヘイスケの家を再訪問。
ヘイスケは約1年に渡る生活に区切りをつけ、戸村飯店に帰る決心をする。
ずっと家にいて継ぐと思っていたコウスケが関東の大学に、
そして、ヘイスケは早く出たいと思い続けていた家に帰る。

以前と同じようでいて、違う。
外に出て初めて分かった実家の、関西の、いつも同じ吉本の笑いの良さ。
「小説家にはならなかったけど、料理は出来るようになった」ヘイスケは、親父を手伝うため厨房に―

それぞれの揺れ動きがうまくリンクしていて面白かった。





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Last updated  November 9, 2008 01:57:00 PM


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