日々のあぶく?

日々のあぶく?

January 23, 2013
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ようやく第1弾。(2~5は既読)
とはいえ、アニメをみてたので内容は知っているけれど。
あらためてアニメは原作にほぼ忠実につくられていたのだなと感じてみたり。
映像化される前に原作を読んでいたら、また違った感想を抱いたかもしれないけれど。

世界を旅する姉・供恵に存続を命じられて神山高校古典部に入部した折木奉太郎。
省エネ主義、やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に。をモットーとする奉太郎は、
部に入ったと言っても、籍を置いて存続させるだけ、
誰もいない部室で、たった一人の部員として高校生活を謳歌しようと思っていた。
が、鍵のかかった部室を開けるとそこには古典部に入部したという千反田えるがいた。
一身上の都合で入部したという彼女は、自分が入った時には空いていた部室(地学講義室)が、
奉太郎が入るときには鍵がかかっていたという事態が気になり、
奉太郎と様子を見に来た友人で似非粋人・福部里志に解明を迫るのだった・・・。

*備考
里志命名の桁上がりの四名家:荒楠神社の十文字家、書肆百日紅家、豪農千反田家、山持ちの万人橋家。
それに対抗できるとされるのは病院長入須家、教育界の重鎮遠垣内家。


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部室に鍵がかかった謎は、用務員さんがマスターキーでまとめて開けておそらく点検をし、
まとめて鍵をかけた。その合間に千反田が部室に入っていた。
耳の良い千反田がロック音に気づかなかったのは、外に意識がそれていたから。
奉太郎の謎解きに感心した千反田。経緯を楽しんだ里志も他と掛け持ちで古典部入部。
この時から千反田の好奇心にあらがえず(逸らす方が面倒になることを悟り)、
謎解きをすることになる奉太郎の図式ができる。

10月の文化祭に文集を出すと言い出す千反田。
*ちなみに神高文化祭では伝統的に模擬店禁止。5日間行われ、文化部活躍。
過去の内容を知るために(2年間古典部には部員がいなかったため、それを知る先輩居らず)
バックナンバーを探すことに。
図書室で当番をしており、奉太郎と小学校以来9年間暮らすも一緒だった腐れ縁で、
里志に思いを寄せる伊原摩耶花に聞くもわからず、司書の糸魚川養子先生を待つことに。

神山高校文化祭の俗称はカンヤ祭というらしい。

待つ間に、金曜日の昼休みに貸し出され、放課後に返却される「神高五十年の歩み」の謎を解くことに。
鼻の良い千反田の証言から、美術の授業でモデルが持っている本だったことを推理する奉太郎であった。

*本の1972年のページで、当時1年生の大出尚人が事故死している記事があるが、
 古典部顧問の名も大出。いつかこれに関わる何かがあるだろうか?

日曜日、千反田に呼び出された奉太郎は、
彼女の7年前から行方不明で失踪宣告間近の伯父・関谷純が古典部に入っており(33年前)、
彼女が幼稚園児の頃に伯父に聞いた古典部にまつわる話を聞いて泣いてしまった理由を思い出させてほしいと頼まれる。

*成績はパーツではなくシステムを知りたいという好奇心旺盛な千反田はトップクラス、
 漫研部員でありながら里志を追っかけて古典部にも籍を置いた摩耶花は、人にも自分にも厳しく、
 ミスが不安で乗り越えようとする完璧主義にも近い努力型で成績上位。
 自分が関心あることだけに知識が豊富な汎用馬鹿で、
 興味を示さぬ(積極的無関心により)学業成績は良くない里志、
 350人中175位というジョークのような平均にいるのが奉太郎。

姉の手紙から古典部の文集は元部室の薬品金庫の中にあると知った千反田、摩耶花、奉太郎。
元部室である生物講義室は現在壁新聞部の部室となっていた。
部室にいた3年の遠垣内の怪しいそぶりから、彼の隠したいことに気付き、一計を案じる奉太郎。
教育界の重鎮遠垣内家の一員であるからこそ隠したかったのは喫煙していたこと。
彼をちょっと脅迫することになってしまったが、文集は無事手元に。

文集「氷菓」2号には郡山養子なる人物が関谷純についてふれていたが、肝心の創刊号が見当たらない。
静かな闘士、やさしい英雄で、文集を「氷菓」と命名した関谷純が英雄から伝説になったが、
あれは決して英雄譚ではなかったとある。
事態が起きたのはその前の年だということから33年前のことを調べることに。
千反田は伯父のことを里志と摩耶花にも話し、協力を仰ぐ。
そして、それは今年の文集のネタにすることに。

夏休みに集まり33年前のことを調べ発表、推理する検討会。
皆の発表、推理を経て、奉太郎は33年前、学力重視を打ち出した校長に起こった生徒は
非暴力不服従の抗議活動により文化祭縮小を回避。
だが、その代償として文化祭後に運動の中心人物だった関谷純は退学になったと推理。

積極的に推理した奉太郎に何のためだったかと問う里志。
省エネ、灰色(の学校生活)と言われた奉太郎は、
無駄が多くても楽しそうに見える皆を見て、(灰色にも飽き)隣の芝生は青く見えたから
推理でもして皆のやり方に一枚かみたかったのかもと答える。

一件落着に見えた推理だが、供恵からの電話で関谷純のことは悲劇で、
俗称・カンヤ祭は禁句だと聞いた奉太郎は欠けているピースがあると気付く。
最後の推理の答え合わせは司書の糸魚川(旧姓・郡山)養子がしてくれることに。
関谷純は望んで全生徒の盾になったわけではなく、実際の運営は別の人で、
貧乏くじを引かされて部活連合のリーダーに。
授業ボイコットの間にボヤ騒ぎが起き、
結果、そのことの(見せしめとして)責任を取らされて文化祭後に退学になった。
カンヤ祭のカンヤは関谷という字をあてていた。
英雄を称えてのことだったのだろうが、彼が望んで英雄になったわけではなく、
欺瞞だとわかっている人間はカンヤ祭とは呼ばないのだ。
「氷菓」と関谷純が命名したのは、氷菓=アイスクリーム=I scream 
千反田は伯父に「氷菓」の意味を問い、弱いと悲鳴も上げられなくなる日が来て、生きたまま死ぬと言われ、泣いたことを思い出す。

文化祭目前、文章を書くのが苦手らしいと判明した里志が摩耶花にせかされている。
2人はそれぞれが思うところの古典について書くらしい。
奉太郎は千反田協力の下、33年前の事件をいかに追ったかをまとめた。

奉太郎は姉に手紙を書く、どういうつもりで古典部にすすめたのか・・・すべては偶然だろうが・・・アドバイスの礼も。


この小説は6割創作、残りは史実に基づいているそうな。
いかにもありそうななりゆきを記した部分が創作、
どうにもご都合主義っぽい部分が史実だと。
興味深い。





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Last updated  January 23, 2013 03:07:55 PM


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