日々のあぶく?

日々のあぶく?

February 22, 2013
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ポーランドで行われるショパン・コンクールの会場で、手の指をすべて切られた死体が見つかる。
会場に居合わせたコンクール出場者のピアニスト・岬洋介は、
取り調べを受けながらも殺害現場を秘かに検証していた。
会場周辺ではテロが多発。しかし、コンクールは続行される。
世界的テロリスト・通称”ピアニスト”が潜伏しているとの情報も入って・・・。

ポーランド人コンテスタント、ヤン・ステファンスが本作の主人公。
ポーランドのショパンと向き合い、父からの重圧を受け、
テロに遭遇し、盲目のコンテスタント榊場隆平や岬の音に圧倒され、
他のコンテスタンツの表現にも揺れ動きながらヤンは成長していく。

実際にあったポーランド大統領の乗った旅客機墜落事故も盛り込まれ、
コンクールでは辻井伸行氏がモデルだと思われる出場者も登場。
ポーランドのショパンへの言及とポーランドの国民性は興味深い。

コンテスタンツが弾いたのはどんな曲か、
どんな表現の違いがあるのか聴き比べたくなるくらい音の表現が魅力的。
榊場氏は辻井氏だとして、ポーランドのショパンの表現と岬の音はどんなだろう。

ミステリとしては相変わらず微妙なところはあるのだけれど、
岬と音楽の魅力の詰まったこのシリーズは今後も気になるところ。


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ピアニストは審査員の一人でヤンの師でもあるカミンスキ。
パキスタン国境の村でポーランド兵士による村民虐殺事件が起き、
その時に止めようとした若いポーランド兵士である息子も殺された。
アメリカ兵の告発で事が明るみになっても軍と政府は体面を守るために処分をうやむやに。
そのことを恨み、復讐のために前大統領の旅客機爆破。
コンクールの表彰式に出席する現大統領を狙った。
自分の正体に気付いた2人の刑事も殺した。

ポーランドのショパンの表現に固執していたヤンだったが、それだけではないことに気付き、
本当に自分が望むピアノを模索して決勝で素晴らしい演奏を披露。
見事優勝し、自分の、家の栄誉に固執する父と決別。

岬は決勝で途中までは他を圧倒する演奏をするも、突発性難聴の発作が起き、演奏ストップ。
課題曲の代わりにマリーの聴きたがったショパンのノクターン第二番変ホ長調を
彼女への追悼に弾く。
入賞は出来なかったが、
アフガニスタン領内でパキスタン市民がタリバンの人質になっていたのだが、
岬の演奏が流れていた間、砲撃も銃撃も一切やみ、人質が脱出できたと
パキスタン大統領は岬に感謝の意を発信。

岬のコンテストでの様子を日本で城戸晶や下諏訪美鈴、
さよならドビュッシーの彼女が心待ちにしている描写あり。
”彼女”はまた、ドビュッシーを弾くと呟く。
岬と彼らとの再会はあるのだろうか?





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Last updated  February 22, 2013 11:19:12 PM


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