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2009.03.11
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 料理が運ばれてきて、僕達はノン・アルコールの飲み物で乾杯をした。

「今日は、遠慮なく食べてね。」

 理生の機嫌はとても良い。

 考えてみれば、理生とはラーメン屋にはよく行ったが、こうしてホテルのレストランで

向き合って食事をするのは始めてだ。

 楽しそうに食事をする理生を見ながら、僕はわけもなくほほえましい気持ちになっていたが

今日は言わなければならないことがあることに気がついた。


「あのさあ、この間、失恋しただろう、なんて言って悪かった。謝るよ。」

 理生はフォークを動かしていた手を止め、僕をじっと見た。

「心にもないこと言わないの。尚人は理由もなくあれこれいう人ではないことは、分かって

いるよ。」


 僕は黙ったまま、水を一口飲む。

 かすかにミントの味がする。


「もう三年前になるかなあ・・・・。彼が研究室にきた時に、私、何だか胸がときめいちゃっ

たのよね・・・・・。」


 理生は、今日、宮本准教授のことを、アイツと言わず彼と言った。

「何故だろうって今でも思う。私、煮詰まっていたのかなあ・・・・。研究は何とか続けて

いたんだけれど、最初の頃の熱意は失っていたような気がする。」


 理生はそう言うと、ガラスの皿に盛られたサラダを一口食べた。





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Last updated  2009.03.11 21:50:40
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