かつおの子育て観察日記

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2023.04.01
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ここ数ヶ月、毎日本当に忙しかった。

というのも駐在生活もあと少なくとも 1 年は続くだろうと油断していた矢先、何の前ぶれもなく、日本への帰国を会社から伝えられたのだ(悪いことをして帰国となった訳ではない。笑)。

会社の命令で海外で勤務している駐在員である限り、会社から帰国せよと言われたらまた帰るしかない。突然のことだったので、動揺もしたが、駐在員の宿命であるということで受け入れるしかなかった。

帰国が決まれば自分の担当していた仕事をどう後任者への引き継ぎ、引越しの手配、帰国後の住居選び、関係者への挨拶、後任の受け入れ、送別会の毎日、プライベートでも挨拶回り、家族のフォロー等、いつも生活にこんなことがエクストラで乗ってきて、死ぬほど忙しい日々が始まるのだ。

そんなこんなで怒涛の日々を過ごし、気づけば今、帰国のフライトに乗っている。

今回の米国駐在を振り返って、率直にあるのは、清々しさだ。

昨日米国での会社の最終出社日を終えて、帰宅した際、妻には「今回は、何だかやり切った感がある」と伝えたのだが、今感じている清々しさを言い換えると、そんな感じ。もちろん、仕事にプライベートに米国でもっとやりたいことはあったし、やり残したことはたくさんある。プライベートではイエローストーン国立公園に行きたかったなぁ。。

ただ、自分自身として日々ベストを尽くして過ごしてこれたのではないかな、と思えるということ。というのも、帰国が決まり、徐々に米国法人での最終出社日が近づくにつれて、日本人、アメリカ人に限らず、多くの人が僕のデスクを訪れて、別れの挨拶をしていってくれたのだ。多くの人と握手をして、ハグをして、数名の人たちは目を赤くして、ある人は涙を流して、挨拶をしてくれた。本当に胸が一杯になった。

自分の社会での価値決めるのは自分ではなく周囲の人たちだ。今回、多くの人と挨拶をさせてもらって、周囲の方々に少しは認めてもらえたのかな、役に立っていたのかな、と感じることができとても嬉しかった。それが、先ほど述べた「清々しさ」につながっているのでは無いかと思う。

この 4 年間は本当に毎日忙しくて、大変で、辛いこと、悲しいこと、理不尽なこともたくさんあった。でもそんな中で這いつくばって、ポジティブな姿勢を心がけ、多くの人と向き合い、日々ベストを尽くしてきた積み重ねが、周囲に認めていただいたのかもしれない。

最近読んだ日経新聞の記事でサントリーHDの社長の新浪さんが「生きることはもがくこと」と言っているコラムがった。もがいて、もがいて、もがき続けて、それでも上手くいかないことはたくさんあるが、何か目標を達成できたり、周囲に認めてもらったり、社会に自分が役に立っていると実感できた時に、とてつもない充実感、やりがい、楽しさを感じる、といった趣旨のことが書いてあった。本当にそのとおりだ。

日々の生活はしんどい事が多い、仕事ではいつも楽しいなんて思っている余裕はない。人間は大人から子供まで日々もがくし、自分の思い通りに物事が進むことなんて稀であるが、その先にある充実感は何者にも変え難い。だから人は努力するし、頑張るのだと思う。

帰国を言い渡された直後は、正直嫌で仕方がないと思っていた期間もあったが、今回の帰国も僕にとってはもがくいいチャレンジを神様が与えてくれたと思って、前向きに日々頑張っていくしかない。自分にとって新たな環境は成長のチャンスである。

我が家の二人の子供たちにも、これからの長い人生で大いにもがいてもらって、いつかこんな気持ちを味わってもらいたい。

かつお






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Last updated  2023.04.01 04:52:28
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