風と散策

風と散策

2023.02.01
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テーマ: ニュース(100334)
カテゴリ: カテゴリ未分類
今年が始まった時点で全メディアの耳目を捉えたのが、連続広域強盗事件だが、
フィリピン収容所内の金さえ渡せば職員の、
被疑者への使いっ走りが横行する無法振りを知る羽目となった。
無法どころか、逆に身の安全を確保する場所となっている。
笑っちゃうくらいのレベルで、まるで漫画の世界だろう!

まぁーいいさ、このレベルが国内で留まってる内はね。
”国” としてまるで形態を保っていないので、国の発展を一切期待しないのならばね。
だが一旦外国(日本)に大迷惑を掛けている状態となっている事が、露見している今、
フィリピンも大慌てで、被疑者4人を日本政府の要請に応えて
日本に一斉送還しそうな勢いだ。

民族によって斯く迄違う規範意識・・・

宣教師のフランシスコ・ザビエルやルイス・フロイスが書き残している。
「日本は高い文化とモラルを持っている。ヨーロッパの最先進国も到底及ばない」

幕末の外交官や商人達も驚いている。

シュリーマンが 「日本見聞録」 に残している。
日本に来る前に彼は中国に寄り、乗り物に乗るのだが、
後で、最初に提示された金額と全く違う料金を吹っ掛けられ、
痛い目に遇ったものだから、日本の渡し船に乗る際に、
再び嫌な思いをしたくないので、提示されてる料金を大幅に超える料金を渡した。
すると渡し船の人は 「金が多過ぎます」 とそれを突き返したと言うのだ。

明治初期、大森貝塚の発見者、アメリカのエドワード・モースの体験談。
瀬戸内海を旅行して広島の宿に立ち寄った。
そこから暫く遠出をしたいので、財布と懐中時計を宿に預かって貰いたいと思い、
女中を呼ぶ。 彼女はそれらを蓋のないお盆に乗せ、床の間に置いた。
モースは慌てて主人を呼び、これでは物騒極まりない、別の保管場所をと頼む。
主人は平然と、誰も盗る者は居ません、と言う。

宿の客は入れ替わり有るだろうし、女中だってしょっちゅう出入りする。
物凄く不安だったが、ここはひとつ ”日本社会の実験” をしてみようと思い立ち、
出立したのだが、1週間後に帰ってみると、
二つは見事にそのままお盆に乗せられて、そこに有ったと云うのだ。
彼は心底驚き 「日本人は生得正直である」 と言っている。

これらは この動画 で得たものだが、私だって今はやりの ”日本ホルホル” 等
したくない。 みっともない、と思っている程だ。
でも、この動画で書かれている事は、私も心底驚き、何故だろう、
何故昔から日本人は、、、と思ってしまう程なのだ。
庶民が礼儀正しい、、、上の者ではなく庶民が?

① 良く言われている寺子屋制度だが、全員が学んだ訳でもあるまい。
上の者、つまり武士達は ”武士道” で会得している。
それが下の者のお手本となった?
今のマルコス大統領の、父マルコス大統領の時は、
最上の者、マルコス大統領とその夫人が、賄賂を貰って物凄い贅沢三昧をしていた。
これではその下の例えば冒頭収容所の職員が、正道を歩む筈もなく・・・

② シュリーマンが言っていた、中国では嘘ばかり言う庶民、だが、
そんな国とも交流無く、”島国” の立地で悪影響を受けなかった純粋培養?

私としては取り敢えず ① ② の理由を挙げてみたのだが、
私自身も動画を観て純粋に驚いている。
そこには、日本ホルホルみっともない、なんて境地はもはや無い。

だからして同時に、日本が古来から斯く迄外国要人をして唸らせる
文化とモラルを兼ね備えていた事実と、現代との進行しつつある乖離
(フィリピンを咎めているが結局は4人の日本人と実行犯が悪いのだ)を深く憂い、
強く強く かつての美徳よ、forever! と叫ばずにはいられないのだ。





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最終更新日  2023.02.17 05:39:18
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