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2011.03.11

行き先は、ちょっと面白い施設。
子供達が「ごっこ遊び」しながら
病院について学べるようになっているんだそう。

キッザニアみたいなものを想像していたんだけど
ちょっと違って、建物自体も以前は実際に
病院として使われていたんじゃないのかな？という感じでした。

子供達がドクターやナースになって
体験してみるのではなく、各部屋を回って
スタッフに説明を受けるというスタイルです。

クラスごとに回ったんだけど、お父さん(役)、お母さん(役)
そして子供(役)が一人ずつ選ばれて
何とポコが子供になることに。

患者用の帽子(給食当番の時にかぶるようなやつ）を
かぶらなくてはいけなくて、最初は「ええ～」って感じだったポコも
ラインリーダー(移動する時の列の先頭）に
なれると分かって大喜びでした。

まずは「待合室」で、見学の注意を聞いた後「オフィス」へ。
ここでは、住所や名前を質問されて
最初に病院にかかる時の登録システムについて教えてもらいました。

次の部屋では「血液検査」や「注射」についての説明。
ここに移動する時には、ポコは車椅子に乗せてもらってました。
(初めての体験なので神妙な顔つきだった…)

実際の注射器を見せてもらいながらだったんだけど
説明のために、スタッフがポコの腕のそばに
持って来た時は、思いっきり顔がひきつってました

4つ目の部屋では、面白いマシンを体験しました。
聴診器の先に、小型のリモコンのようなものがついてて
耳にあてると、心臓や血液が体内を流れる音が
聞こえるというもの。

子供達ひとりひとりに配られたんだけど
残念ながら、お母さん達の分まではナシ。
私も聞いてみたかったなぁ。

次の部屋は、「入院患者用の病室」。
ポコは、実際にベッドに寝かせてもらって説明を聞きました。
子供の入院患者には、おもちゃを持ってきてもらえて
遊ぶことも出来る…というような話を
みんな興味深げに聞いてました。

病院食の模型もあって。
ポコは、パクパクと食べる真似までしていました(笑)

次は「手術室」。ポコはまた、手術台に乗せてもらってました。
説明の後に、器具などを見学させてもらったけど
みんな興味津々。病院に来たことはあっても
手術室に入ったことのある子は、多分ほとんどいないもんね。

7つ目の部屋では、レントゲンについての説明を受けました。
臓器や骨について、スタッフからいくつか質問があったけど
先週まで学校で勉強していたので、みんな積極的に答えていたな～。
撮影用のエプロンをつける体験をさせてもらった子は
その重さにビックリしてました。

次も入院用の病室。ここには、人間型のロボットが寝ています。
コンピューター制御されていて、目を開けたり
みんなの質問に答えたり…。
大興奮の子供達が、だんだん病院とは
関係ない質問をし始めたのが、おかしかったです(^_^*)

9つ目の部屋は新生児室。お母さん役の女の子が代表して、
赤ちゃんの人形を抱っこさせてもらっていたけど
なかなかいい手つきでした。

最後は外にとめてある救急車の中を見学した子供達。
一人の男の子が選ばれて、運転席に乗り
サイレンを鳴らさせてもらって大喜びしてました。
近くで聞いたので、すごい音だった！

思ったよりも本格的な内容だったけど
1年生なりに興味が持てるような内容になっていて
みんな楽しそうだったな～。
私も貴重な体験が出来ました。

地震のニュースを知ったのは、この日の朝。

今は、家族や親戚、友達の無事が確認できてホッとしています。

あれから、こちらでもたくさんの人に
励ましの言葉をかけてもらいました。
それは、涙が出るほど嬉しかったけれど
同時に、本当に声をかけてもらうべき方々のことを
思うと複雑な気持ちも…。

遠くにいるからこそ、思うこともたくさんあるのですが
気持ちがまとまらず、何をどう書いていいのか
分からない状態です。

今はただ、被災されている皆さんの生活が
少しずつでも明るい方向へ向かうことを
心から願っています。

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