朝5時、太平洋岸の低気圧が東北地方に移動し、天気は良いが風の強まる中、飛騨高山めざして出発。
この5時間前、息子と彼女は愛車に乗って大阪ベイエリア、道頓堀あたりの観光に出かけています。車検証に「改」と記入される適法的改造をあちこち施した「ヴェルファイア」は、乗り心地が悪く、とても快適ドライブとは言えないシロモノ。しかも、インチアップしたノーマルタイヤだから雪にはめっぽう弱い。さらに、保険料を下げるため、家族限定の条件を付けているので、疲れても彼女に運転を変わってもらう訳にはいかない過酷な条件のドライブです。
安全で快適な旅行を心掛ける親の方は、「つくばエクスプレス」六町駅から電車。秋葉原でJRに乗り換え東京駅へ。6時20分発の臨時「のぞみ」で名古屋に向かいます。毎度のパターンは、乗車早々に駅弁の朝ごはんを食べ、すぐに眠り、名古屋手前で目覚める、というもの。今回は、検札が遅れたり、社内販売のお嬢さんが可愛かったりで調子が狂い、ほとんど眠れないまま名古屋に着いてしまいました。 「まあ、バスの中で寝たらエエゎ」。
名古屋駅からは高速バス。8時40分発「ひだ高山3号」。名古屋から東海北陸道を経て高山に入ります。ほぼ定時に出発しましたが、すぐに渋滞情報です。長良川あたりで事故渋滞10キロ。
「到着は大幅に遅れる見込みです」と運転手さんのアナウンス。乗客は居眠りでも何でも出来ますが、 ドライバーにはキツイ話です。
追いかけて電光掲示板に不穏な情報が…。
荘川桜で有名な荘川ICから高山に近い清見ICまで30キロが事故のため通行止。
「何時に着くんだろう」
雪雲が切れて青空がまぶしい高山駅操車場
最初の10キロ渋滞をクリアした段階で45分遅れ。安心したのも束の間、対面通行区間の合流渋滞が はじまりました。
「こりゃあ、高山に着いて1日終わる勢いやなぁ」
行程表を引っ張り出して、母ちゃんと相談開始です。
元々の時刻表では「ひだ高山3号」の高山到着は11時10分。そのあと12時発のJR高山線で「飛騨古川」に向かい、現地で昼食を摂り古い街並みを散策し、飛騨の匠の技を鑑賞する予定でした。
現地での散策時間を考慮して、13時14分発の富山行き「ワイドビューひだ」がリミットです。
「いざとなったら、駅前でおにぎりでも買うか」
「そうだね、コインロッカー探したりもあるしね」
運転手さんから「荘川・清見間の通行止は解除されました」とアナウンスがありました。何とかなりそう。
レトロな雰囲気の古川駅。観光客がいない!?
結局、高山駅のバスターミナルには1時間20分遅れの12時30分到着。コインロッカーに荷物を放り込み、駅近くの蕎麦屋さんにかけ込んで蕎麦を啜り、13時14分の列車(実際は3分遅れでした)に乗ることができました。13時30分「飛騨古川」駅に到着です。
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