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1月28日~2月1日までの川崎競馬はダートグレード川崎記念や佐々木竹見カップジョッキーズグランプリといったお祭りムード満載の華やかな昼開催。
29日の佐々木竹見カップジョッキーズグランプリは7153勝の金字塔を打ち立てて13年7月に引退した競馬界の鉄人・佐々木竹見さんの偉業をたたえ創設されたジョッキーたちの夢の競演。今年で第11回を数える、選ばれしトップジョッキーが川崎に集って腕を競い合う。第9 競走:マイスターチャレンジ競走(1,500m)と第 11 競走:ヴィクトリーチャレンジ競走(2,100m)の2レースでの合計ポイントで成績が決まる。
出場予定騎手は以下の14名。
岩田 康誠 (JRA)
蛯名 正義 (JRA)
繁田 健一 (浦和:前年優勝)
田中 学 (兵庫)
赤岡 修次 (高知)
山口 勲 (佐賀)
村上 忍 (岩手)
坂井 英光 (大井)
岡部 誠 (愛知)
内田 利雄 (浦和)
森 泰斗 (船橋)
真島 大輔 (大井)
今野 忠成 (川崎)
山崎 誠士 (川崎)
ちなみに南関東トップの戸崎圭太騎手が不在なのはJRAの2次試験日にあたるためである。
30日に実施される川崎記念は最大の目玉。1951年に開設記念(かいせつきねん)として創設された。3000mだった第1回からいくどかの変遷の末、現在は2100m戦。1990年に指定交流化され、1998年に統一GIに格付けされた。
今年も全国から有力馬が2100mを舞台に白熱した攻防を繰り広げる。
また川崎のトップジョッキー今野忠成騎手が2000勝達成まであと2つとカウントダウンされたまま地元開催に突入した。佐々木竹見カップジョッキーズグランプリにも川崎代表として出場。「地元代表として毎年参戦しながらまだ優勝できていない。今年こそと狙っています」と意気込みを語り、区切り点に向けていっそう力が入るところ。特に今開催は注目してみたい。
そして今回から岩手の村上忍騎手が川崎の八木仁厩舎に所属して期間限定騎乗。3月までの約2ヶ月間、南関東で辣腕を奮う。初日には紹介式が行われる。
初日メイン競走はB2二組、B3一組のマイル「睦月特別」。中心視したいのは中央からの転入戦になるガナール。とはいってもデビューしたのは大井で、2010年東京ダービー2着馬。翌年に中央移籍して芝にも挑戦したが2ケタ着順続きで奮わず、4戦したのみで再び南関東に戻ってくることになった。新天地は川崎の林隆之厩舎。力量を考えればこのクラスからの再出発は恵まれた印象で緒戦から◎。
昨春のクラシックで人気の一角だったベルモントレーサー。道中の不利などからふがいない結果で終わったが、休養を挟みつつ立ち直る気配を見せる。
もっか2連勝中リバービバップ。スピード発揮カラーレストパーズ。
2日目は佐々木竹見カップDAY。14人のトップジョッキーが覇を競い、2レースのポイントによって結果が決まる。
まず第一戦は第9 競走:マイスターチャレンジ競走。C2選定馬による1500m戦。前走が逃げ切り楽勝だったハクユウシャンティ。軽快なスピードが武器の有力馬を引き当てたのは大井の坂井英光騎手。出遅れグセが課題だが、五分に出れば遜色ないペプチドエメラルドは船橋の森泰斗騎手とのコンビ。直線の切れ脚が魅力イフポッシブルには高知の赤岡修次騎手が騎乗する。
第二戦の第 11 競走:ヴィクトリーチャレンジ競走は距離2100m。B3、C1の選定馬で、クラスによって2キロのハンデ、さらに牝馬は2キロ減。ビーユアエンジェルはここを目標に仕上げられ必勝態勢。レースでスムーズさを欠く難しさもあるが、今回手綱を握るのは地元代表の今野忠成騎手。地元コースを一番手の内に入れたジョッキーとの組み合わせは新たな一面が引き出されるチャンスにもなる。だから名手の競演は面白い。
距離延長がプラスに働きそうなパーフェクトバイオは浦和の繁田健一騎手。瞬発力十分センノデバギヤは佐賀の山口勲騎手とのコンビ。
そして、3日目は第62回川崎記念。2013年最初のビッグマッチながらフルゲートを割ってしまいそうだが、実績からワンダーアキュートの存在感が一枚上。
同舞台、同距離の2012年JBCクラシックの覇者であり、その後もJCダート2着し、東京大賞典では競り合った末の3着だった。一頭抜けた印象である。
東京大賞典で直線インをついた伸び脚で2着したハタノヴァンクール。昨年のJDD優勝馬であり、ここからの飛躍を期待させる。
南関東からはわずか3頭と寂しいメンバーになったが、食指をのばすとすれば重賞戦線で上位入線をつづける善戦カキツバタロイヤルか。
4日目はマイルの地方交流「多摩川オ-プン」。今年は笠松から2頭の参戦がある。
◎はトーセンアレス。浦和記念以来の実戦になるが、4着に粘ったように地力勝負に強い。昨年は埼玉新聞栄冠賞は好位から伸びて優勝したが、差し脚にも切れ、どこからでも競馬ができるレース巧者。
明け11歳になったマズルブラストは正月の大師オープンで差してきたように古豪健在。得意の条件で好走も。休養明けを叩かれつつ本来のデキを戻しているプラチナタイム。近走さえないが再起の機をうかがうデイアーウィッシュ。
最終日メインはA3下の「如月特別」。中心は今年期待の一頭ジュウクリュウオウ。オープン入りを目指してもう一丁といきたい。
惜敗つづくトーセンマラドーナ。復活近いドラゴンシップ。 2着病から抜け出したいサチノシェーバー。二度叩かれ上向きゴールドメダル。
(競馬ブック 中川明美)
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