
現在カイロ施療や類似行為を行っておられる方々へ
どの様な職業にも資格が必要になって来ました。
その理由を考えてみましょう。
1.この社会は専門家を必要としている。
私たちの社会はお互いが助け合って生きていくのが基本ですね。
それにはそれぞれの生活を生かして行く為に、その人に合った仕事をするのだと思います。 でも仕事は沢山の種類があります。
それぞれの仕事には、この社会で役に立つためのものが殆どです。
しかし21世紀の文明が高度に発達して来ましたので、個人が何もかも賄う事は難しくなって来ました。
器用な方は色々と出来るのでしょうが,私のような不器用な者では一つの事をやり遂げるのがやっとですね。
その為に、専門分野が沢山起こり、人々が各分野で働くように成ってきました。
特に医療関係においても、古今東西、専門化は行われて来ております。
余りにも細分化しなければ対応出来ない事もその背景にあると思います。
2.医療者側から見た専門化
医療従事者はその専門家になるために、多くの時間を勉強に費やしています。
そしてその仕事は「命を守る」という仕事ですから、内容に応じた勉強が必要です。
医師はその最先端を歩かなければ成りませんし常に新しい情報を収集しておられます。
またそれ以外の医療従事者も同様に時間を費やして勉強されておられます。
かなりの時間を技術の習得のみならず,学問的な情報収集も本当に大切な仕事の一環と言えます。
以上のことを踏まえて、カイロプラクティック従事者のことを考えます。
世界カイロプラクティック連盟(WFC)は、WHOに認可されています。
WHOでは医師、歯科医師、カイロプラクティック師そして鍼灸師が認定されています。
ただしこれは、その国家がカイロプラクティックを医療として認可しているかどうかに関わって来ます。
WHOは認めていても、国家が認めなければ資格は存在しません。
日本国はカイロプラクティックを医療として認めていません。
その為に、世界が行っている事を同じように行っても何の法的問題は起こりません。
すなわち,認可されていないので,世界が認める資格をもっていても日本では認可の対象にはなりません。
ゆえに,誰がカイロプラクティックの看板を上げても,資格がなくても,技術的,学問的な資質向上がなくてもカイロプラクティックを施療することが可能です。
そういった意味で、日本はまだこの分野では未開国であります。
何をしても構わないという自分勝手な法則を自分に当てはめて考えてしまいます。
又利権という考えがどの国にも存在していますが、医療関係においても利権は存在し、カイロプラクティックにおいても存在しています。
国が放置している為に、のっぴきならない所まで来てしまっているのが実情です。
その為にもカイロプラクティック団体が沢山輩出され、国際的に認められていない団体を数多く作ってしまいました。
その為に又悪循環で、資格を与えるためにはそれなりの学校なり教育機関が存在しなければなりませんが、どの団体もその実情はとても良くありません。
しかしこれには沢山の法的問題も存在しているようですから、団体だけが悪いと言うものでもありません。
簡単に学校法人も出来ませんから、その様な法人システムの変革も必要でしょう。
世界カイロプラクティックの教育基準は、世界共通のCCE基準が存在します。
日本においては、その基準を遵守して行っている団体とそうでない団体が存在します。
前者は世界カイロプラクティック連盟が認定している学校が日本において行っている専門学校です。
RMITロイヤル・メルボルン工科大学東京校がそれです。
学校法人化はしていませんが、それは日本の法律の問題です。
後者はそれぞれの団体基準に従って、教育を行っています。 殆どがカイロプラクティックの技術指導が中心です。
これは世界基準から見れば、認められない行為なのです。
その為にも現在施療を行っている方々は、自分がどの立場に立っているのかを自分で認定しなければいけません。
それはその時期が来た時に、安穏としていた自分の行為の結果が、自分を苦しめると言う事実を迎えなければならないことを意味するからです。
開業三年以上の経験を持ち、カイロ専門学校を卒業されている先生
は、CSCプログラムを受講してください。
RMIT大学のCSCプログラムが必要です。
ここを卒業することで、学士号が授与され、ロイヤル・メルボルン工科大学卒業生になり、必然的に認定を受けられます。
もう余り時間がありませんので、しっかりと考えて行動してください。
他のプログラムは良く調べてから受講することを勧めます。
いくらカイロプラクティックを教えている専門学校を出ていると言っても、CSCプログラムを受講していなければ、そして卒業していなければ、胸を張って自分は「カイロプラクターだ!」と言うことは出来ません。
これはこれから先にはもっと明文化して来ます。
「自分は既得権があるから大丈夫だ」 と言うことは、このシステムを取ってから言って欲しいと思います。
「既得権」も それだけの努力の跡が認められなければ既得権の意味がありません 。
果報は寝て待てと言う言葉がありますが、決して寝ていては向こうからやって来ません。
カイロプラクターになる為に勉強し、学習し、取得してきたのです。
そしてそれが、沢山の困っておられる方々の役に立つ自分作りをして来た証です。
目標は、困っておられるお客さんの為に私たちが存在しなければなりません。
そしてその目的は、自己研鑽以外の何ものでもありません。
免許と言うのはその人の専門家になる努力の証明であり、その人となりです。
プロと言う資格は、その専門家が自分で胸を張って言える言葉です。
免許制度の無い仕事でも、プロはプロフェッショナルとしての誇りがあります。
我々もその一員として、胸を張って自分の仕事を全うして行きたいと願います。
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