観音崎といったら、観音崎灯台なんですよね。歴史のある洋式灯台第1号だそうです。
現在の灯台は3代目になります。初代はレンガ造りで1869~1922年まで、1922年の地震で破損(または倒壊)のため取り壊し。2代目は1923年に完成したものの、半年足らずで関東大震災にて倒壊したそうです。そして現在の物は1925年完成したそうです。
灯台の直下の磯にある、人工物のコンクリート製の大きな塊。
八角形の物体の正体は、二代目の観音崎灯台だそうです。地震でここまで崩れ落ちたわけではなく、倒壊した物を崖下の海に投棄したと見たほうが良さそうです。今で言えば、国が行った不法投棄といえますが、当時は不法も合法も無かったでしょう。いらない物は海に川にポイッ!というご時世だったのでしょうね。
下の面には突起があり、平らな部分が口を開けていない事から多分土台部分なのでしょう。
近くには、同じようなコンクリートの破片がありました。これも灯台の成れの果てなのでしょう。初代の取り壊したレンガの破片も、このあたりで見られるそうです。なんとも大雑把な時代だったのですね。
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