2009年02月20日
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カテゴリ: 夫婦な問題


結局、予定通り1年後には結婚して専業主婦となった。まだ22才だった。時はバブルに向かう時代、結婚した時には少なかった相手の給与もバブルの波にのりあっと言う間に上がっていった。元々、大手企業の系列会社だったこともあり福利厚生もできていたので何をするにもとても楽な生活だった。確かに結婚当初は毎日お金の計算ばかりしていた。そんな時にすぐに子供を授かったので、ますます生活は切りつめられて大変だったが、2年くらいのものだった。妻は家事全般が大好きだった。料理はできなかったが結婚時に購入した料理本(全巻30冊)を最初の料理から順番に全て作っていったりして覚えた。結婚時に近くに住んでいた叔父の家に時々遊びに行っては伯母からも料理を教わり、子育ての知恵ももらった。子育ては毎日が発見で楽しくて幸せ一杯だった。でも、妻には時間があまり過ぎていた。一人目の子供を23才で持ち、二人目を27才で授かった。それでも、子供にはあまり手がかからなかった。二人とも私が本を読んでいると、最初の子の頃は私が読んでいてあげたので上の子が下の子に読んであげたりしていた。下の子は上のこのまねをしたがり10ヶ月で歩き始めた。11ヶ月でおむつがとれた。1才前には二人で8時には寝室に入り、ベッドに入るようになった。妻には時間がたくさんあった。だから、妻はありとあらゆる事に手をかけた。食事の準備はもちろんおやつ(お菓子作り)、ジャム、味噌にいたるまで手作りをして時間を使った。パッチワークや編み物をしたりして子供のものを作ったりした。でも、時間は余った。だから、秘書検定や宅建の資格をとってみたりした。

休日は相手はどこへでも一緒に行く人だった。だが、布団干しや食器の後かたづけそして子守(散歩やキャッチボールなんか)をしてくれた。でも、妻を一人で外出させてくれる人ではなかった。英会話に行きたいと言うとテレビやラジオの講座で十分だと言う。自動車免許をとりたいというと運転は自分がするから必要ないと言う人だった。

妻は考え始めた。結婚して6年経った頃だった。子供が大きくなって自分たちの手元を離れていったときこの人とどういう生活をするんだろうか?妻には見えなかった。この人に何かあって子供と残されたときどうするんだろうか?妻には何も見えなかった。毎日毎日考えてみた。

ある朝だった。相手は朝食をいつも通り食べていた。妻は何も考えてなかった。ただ口から「離婚して欲しい。」と出ていた。妻はその相手との将来に何も魅力を感じなかった。ただ唯一悩んだのは二人の子供の事だけだった。相手はびっくりした目を妻に向けたが「いいよ。」と一言だけ言って、いつも通りに会社に行った。

妻はその日のうちに近所の運転教習所に申し込み「自動車運転免許」を取得する準備をした。そして、週末だけでも働けるように近所の紳士服店に履歴書を持って行った。紳士服店は即面接で採用となった。教習所には平日の子供が通園、通学中に通うことにした。

その夜、相手は帰ってくると「今朝の話しはなかったことにしてくれ。よく考えたけれど、自分には落ち度はない。なぜ離婚したいのか理由を説明しろ。」と言った。妻は「あなたと二人だけになった時の将来が見えないから。」と答えた。

その時から始まった。相手は私が浮気をしていると信じて疑わなくなった。独身の頃の友人たち(男性だけ)をターゲットにして疑い始めた。そして、結婚前に私が恋をした相手にたどり着いた。確かに私の中での一番の親友だった。だけど、何もなかった。だが、相手はどうしても私の浮気相手に彼をしたがった。

相手は会社に転勤願いを出し、妻の実家のある場所に転勤をすることになった。相手は妻の両親を味方にしたかった。最初は妻の両親は相手の味方となり、妻を責めた。でも、ありとあらゆる手で妻を追いつめる相手を見ているうちに妻の両親は相手を嫌うようになっていった。妻は、子供を連れて実家に帰った。

相手は妻の両親にも矛先を向けてきた。妻は平日を旅行会社で働くようになっていた。相手は弁護士をたててきた。そして、妻の意図とは別に妻の両親も弁護士をたてた。。。。調停が始まった。期を同じくして、子供二人を相手は連れて行ってしまった。

今から15年ほど前の調停は専業主婦だった女にはとても冷たいものだった。相手が親権を主張する限り、専業主婦だった女性には親権は渡ることはないと言う事だった。普通は男性が女性に親権を譲る可能性が高いらしいが、妻の相手は違った。決して親権は渡さないと言ってきた。一歩譲って、子供二人を一人ずつ分けて引き取ると言う形を提案してきた。子供は物じゃない。私は子供二人をお互いを大切にするように育ててきたし。そんなことは、私の中では許されることじゃなかった。だから、断った。「それなら、あなたが育ててください。」と。それでも、妻の両親はなんとか子供の親権をとりたかった。弁護士に頼んでなんとか有利になるように対処をお願いした。でも、相手は全く相手にしなかった。。。。そうやって、調停は進んでいった。

結局、月に一度は妻に面会をさせること。養育費、慰謝料は必要ないこと。親権は相手がとることで決着となった。

最後に相手と調停の場所で廊下ですれ違ったとき言われた。
「もう少しがんばったら、親権渡してやってもいいと思ってたのに~。」と。

私は、この相手に子供を育てさせる事に後悔した。でも、どうしようもならなかった。最終的に妻の心に残ったのは相手に対する人生最大の憎しみだけだった。

そして、相手は月に一度の面会どころか、6ヶ月後には再婚し、住所も連絡してこず、相手の実家宛に送った子供たちへの贈り物も送り返して来て、実家の電話番号も変えられてしまった。

今は、何もつかむ素手はない。

子供も上の子は23才になる。下の子は19才になる。どうか、元気で健やかに育っているように。。。心から愛する母より。





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最終更新日  2009年02月20日 23時01分17秒
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