友達に貸してもらってじっくり読んで、「うん、私、ロザリーがいい。ロザリーになりたいな」と思ったあの頃。
だって、アントワネットは殺されちゃうし、オスカル様は戦争しなくちゃならないし、ジャンヌは犯罪者だし、デュバリー夫人は追放処分だし、その他のキャラも、ねえ…。
最近電子書籍で外伝含めて14巻大人買いして、おばちゃんになった私の目で読み返してみたら…いろんなことがわかった。
おフランスを舞台にしてるけど、これ、全てが1970年代の日本女子の常識をベースに描かれてる。
汲み取れるメッセージは、こんな感じ。
「女はみんな泣き虫、か弱いの。みんな誰か強い男に守られないと生きられない。オスカル様は男装で武芸にも秀でてるけど、王妃アントワネットも権力をほしいままにしてるけど、でも実はみーーーんなつまりは弱くてアフォな女の子。だから、時々なんか悲しくなっちゃうの。😢」
「でもね、贅沢せず楽せず、努力して慎ましく正直に生きてさえいれば、きっとあなたを愛して守ってくれる男の人が現れるわ。だからみんな、頑張ろう!」
そのモデルケースが、オスカル様に拾われるパリの健気な町娘、ロザリーさんと言うわけです。
まあ、とにかくベルばら女子たち、みんな割とよく泣くんですが、多分それが昭和50年代の日本女子観だったのでしょう。
まあ、今の時代がどうなのかって言えば…どうなんだろう。
でも昔よりは、女子も武器を持ちやすくなってる気はする。
娘たち、泣いてもいいし、悩んでもいい。
でもね、問題は必ず自分の手で、自分の考えで解決しなさい。
人生を決めるのは、自分です。
ただ、これまで私、娘たちに余計な方向づけをいっぱいしてきちゃった気がするの。
お受験娘も留学娘も、私が適当に言ったことを真に受けて、行動を始めちゃったような…。
洗脳していたとしたら、反省。ごめん。
…この先は、どうぞ自分で。
できる限りの応援、援助はします。でも道は、自分で選んでね。
…とりあえず、夕飯のお買い物に行くことにしよう。
応援は、バランスの取れたご飯から。
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