The Sky

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2016/02/11
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テーマ: 天文(624)
カテゴリ: 星・天文
 入手してから2ヶ月弱。
 やっとこの鏡筒の本領を発揮できるシーイング(それでも夏場に較べればダメ)
 に巡り会えた。

 仕事・稽古のスケジュールに合わせてこの鏡筒とBKMAK180マクストフ・カセグレン
 を使い分けているのだが、何故かこの鏡筒の「お当番」の時にはシーイングが
 悪い日が多かったのだ。

 その間、いくつか改善を図った。

 ・接眼部を純正化+延長筒追加
  タカハシの接眼部は、とにかくネジ、ネジ、ネジでアイピースやカメラの交換を
  する度に、かなり時間がかかるので、他社製のものに換えてしまうことが多いが、
  その分、芯(光軸)出し精度は高いので、適宜純正に戻すのも有効だ。

  ドローチューブは結構ガタがきている(ロックすれば問題ないが)ので、繰り出し
  量を少なくするために、延長筒を他の鏡筒から外し、追加した。

 ・赤道儀固定方法の改善
  写真の赤道儀ヘッド→ミューロン用アリミゾ→ミューロン用アリガタ→Wロック
  アリミゾ→ビクセンアリガタ→鏡筒バンド から、ミューロン用アリミゾ&アリ
  ガタを省いた。
  これでカメラのピント調整時などのブレはかなり収まった。
  さらに、バンドの距離を取りたいのだが、我が家のこれより長いアリガタは裏返
  しにすると、角が外側を向いてしまいちょっと危険なので、避けている。

 ・他社ヘイコイド活用
  この頃の屈折鏡筒は、ラック&ピニオンでドローチューブを動かすのが定番で、
  軽いツアイスサイズの当時の接眼パーツでは、それで充分だった。
  現在は、安価な鏡筒でも、減速機能付きの接眼部も増えた。
  この鏡筒用のオプションもあるが、上記の理由で、ドローチューブでのピント
  合わせは大雑把に抑えてロックしてしまい、後は、手持ちのヘリコイドパーツで
  微調整するようにした。

 こうして迎えた好シーイング(しつこいようだが「冬場にしては」だが)の下での
 木星像は、明らかに20cmクラスの良質なニュートン反射を凌ぐもので、とにかく
 ピントの山が掴みやすくて、楽しい。

 同じフローライトシリーズのFS-78やFS-60に較べると、木星の色合いがやや暖色系
 に見えるのは、100mm以上の屈折鏡筒の限界かも知れない。
 現実的な価格で、屈折式の「ボロ」を出さないのは100mmあたりまでが限界だと私は
 経験的に思う。

 逆にこの鏡筒と互角の見え味で、価格は定価ベースで1/3のBKMAK180は改めて
 凄いと思わされたが。

DSC_5845

DSC_5845 posted by (C)kirk1701






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Last updated  2016/02/16 04:46:21 PM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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