北の源野から

北の源野から

2003年06月04日
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また1日遅れで書いてます。

今日はダンナも早く帰ってきたので、一緒に夕飯。
でも、いつもの時間よりちょっと遅かったせいか、genはちょっと不機嫌。

「ご飯だよ~。」
と呼ぶと、
「とーちゃん、ごあんだよー。」 と嬉しそうに席についたものの、
鶏肉の甘酢あん煮込みのメニューが気に入らないのか、なかなか食べようとしない。

前日、アサリチャーハンを作ったのが、ちょこっと残っていて、ダンナが 「食べる!」 と言ってくれたので、出してあったんだけど、
genはアサリが大好き。
ダンナが 「貝、食べるか?」 とgenのお皿に乗せてくれたのを、おいしそうに食べ出したところまでは良かったんだけど、
アサリをペロリとたいらげた後、 「ここ おいといて!!」 とお皿の上を指差した。
「何を置いとくの?」 と聞いても、
「ここ おいといて!!」 の一点張り。
「何? 貝のこと? 今食べたので終わりやよ。 こっちのご飯食べな。」
「ここ 置いといてー!!」
「だからな、もうないの。 genがみーんな食べたで。お終い。」
「わーん!! ここ おいといてーーーー!!!」
「gen、アサリ好きやもんなー、でもな、そんな無理言われても、ないものはないの。また作ったるでな、今日はこっち食べとき。」
「ここ おいといてぇぇぇぇーーー!!!」

ぶち!
「もう知らん、勝手に泣いとき!」
「わーーーーーん!! ここ おいといてーーー!!!」 (しつこい)

いつもならここで怒りそうなダンナだけど、今日は私とgenのやり取りを「ジーーーッ」と黙って見ていた。
そして 「gen、ちゃんとマンマ食べやなアカンやろ? 大きくなれやんで?」 と私に代わって優しく諭し始めた。

「ここ おいといてー!! わーん!!」 とgen。
「もう知らん!!」 と私。
根気良く諭すダンナ。

ダンナが自分のお味噌汁のお椀に、お茶を入れて飲んだ時、
genが泣きながらこう言った。
「genもここいれて、おちゃのむー。」
genの言う「ここ」は、まだお味噌汁が入ったままのgenのお椀。
genにお茶を飲ませてやろうと、お茶の入ったコップを持っていたダンナが、その一言でキレた。
「あ、そう、お茶飲むんやな!」
そう言って、いきなりgenの頭から、持っていたお茶(常温の麦茶)をぶっかけた。
「ぎゃーーーーー!!!」 泣き叫ぶgen。
「あ?これも飲むか!?」 と味噌汁のお椀を持つダンナ。
「それはまだ熱いでアカン!」 と止める私。

ソファーに座り、タバコを吸うダンナ。
泣き叫ぶgen。

「gen、genが悪いんやに!? ご飯一口も食べやんと、グズグズグズグズ言うとるで!」
すると、 「ごあん、たべうー。」 と、泣きながら言う。
それを聞いたダンナが 「そうか!食べるか!!なら とーちゃんが食わしたる!!」
と、お皿にあったご飯を鷲づかみにして、genの口に押し込んだ。
さらに泣き叫ぶgen。
ダンナはご飯もおかずも味噌汁も、 「もうお前のはあらへん!」 とキッチンに捨ててしまった。
「いやーーーー!!」 更に更に泣くgen。
「ごあん、たべうーーーー!」
「落ちたご飯拾って食え!!」
泣きながらテーブルにばらまかれた、お茶でベタベタのご飯を拾って食べるgen。
「風邪ひくで着替えさせたれ。」

「おいでgen、お着替えしよう。」
「おかぁちゃーーん!!」
着替えさせながら、 「なぁ、gen。 はじめ、おかあさんが怒ってても、お父さんは優しかったやろ?
なのにgenがいつまでも無理言うで、お父さんも怒ってしもたんやんか。
アサリはもう今日はないの、あったら出してきたるけど、ホントにないで仕方ないやろ?
お母さん一生懸命ご飯作ったんやで、ちゃんと食べなアカンよ。
わかった?」
と話すと、
泣きながら 「ひっく、ひっく、わかった・・・。」

涙が止まらないgenを、ぎゅーーっと抱きしめる。
しばらくして、泣き止みかけた時、 「ご飯食べる?」 と聞くと、 「ごあん、たべうー。」
「じゃあ、お父さんに『ごめんなさい、ちゃんとご飯食べます。』って言うといで。」
ダンナの方を見るgen。
怒った顔のダンナ。
「ごえんなしゃい。」 頭を下げるgen。
怖い顔のダンナ。
「もう一回言ってごらん、ごめんなさいって、ちゃんとご飯食べます。って。」
・・・もじもじのgen。
「頑張って。」 背中をそっと押すと、ダンナの前へ行って、
「ごえんなしゃい。」
「ちあんと たべあす。」

怖い顔のダンナが聞く。
「ちゃんとご飯食べるか?」
うん、と頷くgen。

「よーし!おいで!! 抱っこしたろ。」
ダンナに飛び込んで行くgen。
ぎゅーーっと抱きしめながら、 「ごめんなー、gen。」 とダンナ。
ほっとする私。

「genのご飯、捨てちゃったから、おにぎり作ったるな。」
本気でぜーんぶ捨てちゃったので、もうご飯しかない。
インスタントの味噌汁があったので、それとふりかけのおにぎり。
それでも、genは喜んでペロリ!
「もっとー!」 と、おにぎりをねだる。
結局、おにぎりを4つも食べた。
よっぽどお腹が空いたんだろうね。泣いたから余計かな?


お茶をぶっかけるなんて、はた目から見たら虐待そのものかもしれない。
確かにやり過ぎなのかも・・・。
でも、今回に限っては、私もダンナがやったことを責めるつもりはない。
むしろ私が出来ないことをやってもらえたような気さえする。

genはビックリしただろうね・・・まさかお茶をかけられるなんてね。
それにとっても可哀相だった・・・胸が痛んだ・・・。
でも、今回だけはこれで良かったと思っている・・・。

genが寝付いた後、ダンナとも話をした。
私以上にダンナは反省していた。
反省というよりも、後悔していた。
「後悔するくらいなら、やらなきゃいいのに。」 と言う私に
「後悔は必要だ、躾けも大事だけど、あんな可哀相なことをやっておいて、『これは躾けなんだから、いいんだ。』なんて言って、後悔しなくなってしまったら、それはもう虐待になってしまうからな。」 そう言った。

genは夜泣きをすることもなくスヤスヤと眠っている・・・。
1度だけ「え~ん。」と寝言で泣いているようだったけど、抱きしめて「ちゅ」っとすると、またスヤスヤと眠っていった。

子供の躾って本当に難しい。
今回のことは、きっと「やり過ぎだ!」と感じる方も多いと思います。
でも、最近のgenは、口で言ったってどうしようもない時があって、どんどんエスカレートしているようだったし、私の怒り方では聞き目がなくって、ホトホト弱っていたので、いい機会になったと思います。
毎回こんなことをするつもりは更々ないけど、時にはこういうことも必要なのかも・・・。
ダンナに抱っこされながら、ニコニコとご飯を食べるgenを見て、そんなことも思いました・・・。





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Last updated  2003年06月06日 08時47分28秒
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