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男物袷きもの寸法直し。 ごちゃっとした写真でご免なさい 身丈を短く、のご依頼。 お直しって「しっかり手間をかける」 から 「“反則”とまでは言わないけどこれでいかが?」まで色んな方法が考えられたりするんです。その料金や日限を照らし合わせ、本来お客様がそれを選べるべきじゃないかと思います。ただそこらへんのご説明を 呉服屋さんを介してお伝えするのは中々に困難。実際仕立てについてあまり理解なさってないなと感じる呉服屋さんもいらっしゃいます。そしてそのせいでしょうか、とにかく頂くお直し料金が安い。 「直しやってる位やったら、もう家で昼寝してるわ」これ、和裁士仲間が昔私に ぽろっとこぼした言葉。(お互い100%呉服屋さんに仕事もらってた頃でした) その言葉にほぼ同意したいところ、ではありますが独立してやってると 他の人の仕立てを 中ほどいたり端から端まで見る、なんて機会少なくお直しが貴重な経験であることには違いないんですよね。「ほ~ こんな仕立て方あるんだ!」 も多く。なので 呉服屋さんの言わば無茶振りにもついつい首を縦にふる日々です。シンプルな形ではありますが男物も仕立て方は色々ですよね。 先日 アマゾンで購入。通称「たんざく」?懐かしい感じのCDシングルです。 現在ソロで活動してるアーティスト。15年以上前 グループでデビューした頃のが欲しくて。数年前探した時もっと高かったんだけど(喜んでていいのかな)。中古と記してありましたが状態良好♪ この3月で お世話になってた個人の運送屋さんがお仕事たたまれました。「その呉服屋さんのお仕事は必ずその方」って決まってたんですけどね。電話一本かければ必ず次の朝早く来てくださって。本当に助かってました。 60歳くらいかな、プライベートなお話は全くしたことなく転職されるのかあるいはお休みされるのかも存じないのですが。ウチに来られるの最後って日、お礼だけは申し上げました(ちゃんと言えてたかは?ですけども)。 ほんとアマゾンポチッとでCDきた~なんて喜んでますけど運送業の方たちが頑張ってくださってるからこそ、なんですよね。ネット社会なんて言ったって人が動いてくれなくなるとすぐにたちゆかなくなっちゃう。「翌日配達」や「時間指定」が当たり前化して 運ぶ人にはどんどん過酷になってるんじゃないでしょうか。 週末はあいにくのお天気になりそうですね。KANさんも歌ってますけど、「桜フィーバー」が沈静化した方が木々たちほっとしてるかも。 どうぞ素敵な春の週末を!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2015年04月03日
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十三参りにお召しになる振袖、お仕立てさせていただきました。 ご覧いただきにくいかもですが肩(裄)と振り(袖丈)に「あげ」がとってあります お襦袢も一緒にお仕立て。 実を申しますと お納めしたのは昨年の秋。 今春の十三参り以前に「このお正月も着る予定!」とおっしゃってました。そして なるべく中学・高校生時代も袖を通したい、願わくば成人式も・・・とのこと。(後半はスポンサーでいらっしゃるおばあちゃまのご希望なのですが) 約八年後 こちらをお召しになるかどうかは親御さんはもとよりご本人もまだ判らないんじゃないかしら。ともかく たくさんお召しになって頂けるのは嬉しいことです。内揚げや外揚げ、仕上がり寸法などそこらへんのことを考慮してお仕立ていたしました。 「十三参りは豪華な振袖で」いえいえ、そんな決まりはないんです。 もう十年近く前になるでしょうか。我が娘 十三参りの虚空蔵 法輪寺さん。例によって私は 「和服ウオッチャーおばさん」だったわけですが普通の小紋とかでも充分可愛らしく初々しくほんの~りとしたお色気も漂ってる女の子をたくさんお見かけしたものです。(中にはすでに「どこのお店いったらご指名できますか?」と言いたくなるくらいの子も!) 豪華な中振袖でお祝い、それはもちろん素晴らしいことですが小紋などでも特に問題ないと思います。おめでたい紋様で、丈がとれるなら袖丈長めがなお良し、でしょうね。 法輪寺さんといえばやはり針供養。しかし12月はお参りしてる暇もなし。たいてい2月にお世話になります。 またピンボケでご免なさいクローバーの金耳が三本ちっちゃいけど糸通しも入ってます 我ながら 「三日前にもブログ書いてた」 かのようなとぼけようですがとてつもなく長い間のお休み、失礼いたしました。 常に稚拙なブログだと自覚してはいるのですがご覧になってくださってる方に色々ご心配いただきひたすらありがたく申しわけなく思っております。 元気に仕事しておりますのでどうぞご心配なく!です。 にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2015年03月12日
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春先に納品させていただいた 訪問着。 なかなか「やりがいのある」柄合わせ(でも縫いやすかったです)京都の桜はさすがにもうおしまい。 でも 手抜きの世話しかしていない我が庭で季節を教えてくれる花や 風にそよぐ若葉。植物って けなげで強いですね。ほったらかし具合がバレます すみっこのピンクのは撫子 更新ぜんぜん出来なくて失礼しております。実はとっても元気です。仕事にも励んでおります。それなりに気晴らしもしてます。パソコンに向かう時間だけ激減したってのが正直なところです。 お仕立て・お直しなどのご連絡は、前記事にも掲載した携帯メールへいただければありがたいです。(こちらです→ kiton1004@docomo.ne.jp ) 訪問着を縫わせてもらってるときおかげ様でひとあし早く春が訪れた心持ちでした。 現在ゴールデンウイーク真っ最中。10代20代じゃないんだからもう頭の中がお花畑になることもそうなかろう、ですが好きな音楽聴きながら(昨日はこの国のロックの神様の命日でしたね あ、ロックの学園長で出張中なんだっけ) いろんなお花が描かれたきものを縫わせてもらうってのも結構幸せだと思います。 さて この先どんなお花と出会えるでしょう。楽しみにさせて頂きます☆ にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 昨年あたりから 記事の写真サイズ調整が??です。たぶん初歩的ミスなのでしょうね。
2014年05月03日
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いつもお引き立ていただきありがとうございます。 さてこのたび、お仕立て・寸法直しなどのお問い合わせメールアドレスを変更させていただく事になりました。ご迷惑をお掛けしますが どうぞよろしくお願いいたします。 新しいメールアドレスです↓ kimonoakane39@yahoo.co.jp お急ぎの方はこちらへ↓ 上のアドレスより早くお返事差し上げられるかと思います kiton1004@docomo.ne.jp それにしてもなんなんでしょうね、ここに来てのこの寒さ。ポカポカお日さまのありがたさもひとしおな春になりそうです。 は~やく来い☆ 昨年4月 哲学の道にて あとひと月くらいでこんななるはずですよね。待ち遠しい。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2014年03月10日
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更新、全然出来なくてすみません。ご心配してくださってる方もいらっしゃるみたいで申しわけないです。 パソコン・ブログなどから遠ざかっておりますが体は元気で 日々色んなお仕立てをさせて貰っております。 ひとさまに 「和裁士です」 と申し上げるようになって ほぼ四半世紀となるのですが実は 今が一番 “やりがい”みたいなものを実感している気がします。やはり ブログからのご縁で直接お客様にお会いできたりお話をうかがえたり、というのが大きいのでしょうね。 今思えば 「一枚でも多く!クレームはもらわず!」しか頭になかった20代30代。ヘンな話ですがあの頃の私は「自分が縫ったきものを お客様がお召しになる」という当たり前のことへの意識、自覚が欠落していた気がします。 ほんと今になって…なのですが実際に手を通される生身の人間、そのおひとりおひとりのご希望に添えるお仕立てそれを常に心掛けて針を持つ日々です。 でも悲しいかな、やはり体力視力などはこれから低下し“縫う力”は衰えていくことだと思います。おそらく若い時のような無理も出来ません。 でもね、 ちょっとしたお客様のお話がヒントになったりふと自分で思いついたりで長年やってきた縫い方を変えてみるとこれはいい!!みたいな発見が今でもあったりするんです。 やはり和裁は奥深い。つらい時もあるけど、やりがいは充分あります。 この仕事が好きだな、って近頃 素で思います。(同じ位 “まだまだ自分は未熟者だな”とも実感しますけど) さて いつまで出来るのかは本人もわからないんですけどね。日本の和裁士に未来はあるのか?なんてエラそうに考えてみたり。 とにかく、今私にきものを縫わせてくださってるすべてのかた・ことがらに感謝です。 骨董屋さんで見つけつい購入してしまった ちょっと昔の「おこて」 『どんなひとが使ってはったんやろ?プロかな?…そやけど昔はみんな自分で縫ってはったんやっけ』 結構使われた様子あり? 試しに私の釜に入れてみましたが形が違うのでやはり完全に熱くはなりませんでした。そりゃそうだわね~。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2014年02月28日
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一月も半ばを過ぎてからのご挨拶で失礼いたします。 昨年は 「京都きものお仕立て・あかね」をご愛顧賜り誠にありがとうございました。 相変わらずほぼ和裁士のたわごとのようなブログですがお付き合いくださった皆様に心からお礼申し上げます。 2013年を振り返らせていただくと以前お仕立てさせて頂いたお客様がまたお声をかけてくださったり寸法直しをさせてもらったお客様にこんどはお仕立てを承ったりふたたび、みたび・・・とご依頼くださる方がいらっしゃるようになりとても嬉しい一年でありました。 ブログから初めてお声をかけて頂くのは もちろんありがたいものですけれど以前ご依頼くださったお客様にまたごご用命いただくのはやはり和裁士として光栄でとても幸せな思いがいたします。 これからもお客様おひとりおひとりのご希望に添えるようなお仕立てを目指して励みます。 どうぞ本年もよろしくお願いいたします。 少々かたいですが今年初めてのご挨拶でした。 ↓ ここから普段通りの?感じで。 実は、12月半ば頃までは忙しいなりになんとか順調に過ごしていたんです。が、12月20日過ぎてから呉服屋さんに無茶なご依頼をされてしまって。「無理、ムリ!」と言ってるのに結局縫うハメに。で、そのままお正月を迎え(ほんと家族のみんなご免なさい この場で謝る 見てないだろうけど)お正月が終るまでにはブログを、と思ってたら今度は体調くずして寝込んでしまいました。 (なんか文字にしてしまうとそれなりに悲惨かしら。。) お陰さまで現在は パソコンに向かう時間も体力もなんとか出来てまいりましたのでどうぞご心配なく、です。 お正月お仕立てしていた訪問着今年はもう少し呉服屋さんと上手にお付き合いしたいものです・・・ にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2014年01月17日
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ブログ更新滞りすぎで失礼しております。 やたら唇だけ荒れるカゼ(?たぶん)には困ったりしておりましたが生まれつきゴツイ、もとい頑丈な体であることに感謝しつつ、慌しい日々を過ごさせてもらっております。 先日お仕立ての振袖。上前(左のまえ)身頃です 裏地は紫 八掛は赤 八掛おくみにもうさぎさんが あぁそうなんだ、あと一ヶ月もすれば振袖姿のお嬢さん達をお見かけすることになるんですよね。(初詣、ではめったにない…かな やはり) ラジオもやたらと 「もうじきクリスマスだよ~」 な音楽を流します。昨日耳にしたユーミンの「恋人がサンタクロース」、あれ聴くとなぜか思い出すのは 「十人十色 by大江千里氏」。(共に良い曲。おふたりとも好きです。ほんとに。) 唐突ですが 最近すごく思うのは 「後悔しないように過ごしたい」 ということ。 ・お客様に、ベストを尽くす。(まだまだ未熟者ですが) ・言った方が良いと思うことは、誰にでも出来るだけ伝える。 ・興味を抱いたものは、とりあえずのぞいてみる。 ↑ これはね、「結果 時間とお金の無駄遣いだったな」もあります。やはり。でものぞけないまま 「行きたかったな、どんなだったんだろ?」よりはよっぽどマシだから。 こないだお店で とある商品(1点もの)を手に取ったものの迷いもあり置く。 でもやっぱ欲しいとすぐ戻ったら 無い!ものの3分も経ってないのに。。 先週京都で 高野寛さんのライブ会場のフローイング烏丸が今年で閉店されるというのもありとっても行きたかった。。(時間的にきびしかった) ↑↑ まだまだ後悔してるやんって自分にツッコミ。 残された2013年やはり望むのは仕事はもちろん、その他色々も悔いなく過ごすこと。 とりあえず まだまだお仕立てに励ませて頂きます☆ にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村 「十人十色」の “♪僕を選んだこと後悔させない”って歌詞。長いこと“♪僕を選んだことを変えさせない”ってワガママなおとこやな~と勝手に思ってました。
2013年12月12日
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皆様 お元気でお過ごしでしょうか。 いろんなことを器用にこなす、なんてのは基本不可能な私です。もちろんパソコンをぱぱっと済ますのも無理。(やりだすと長くなってしまう、自分が一番分かってるので近寄らないようにしてました) 「テスト中やたらマンガ読みたくなる」もれなく私もそんな学生のひとりだったわけですが忙しくお仕立てに追われる中 今回ムクムク頭に浮かんだのはなぜか「お片付け願望」 。 (いえ正直 ひま~にしてる時は掃除なんて手抜きしっぱなしなんですけどね) この「片付けたい!とにかく!」な思いはおそらく仕事からの逃避願望ゆえのものだったのでしょうが先日夜遅くお風呂に入った時などは突如タイルの汚れが許せなくなり。 「深夜1時過ぎ すっぽんぽんで(失礼。まぁお風呂だし当たり前か)タイルを磨きまくるオンナ(中年)」途中 ふと我にかえり笑ってしまいました。 やはり下手な写真で御免なさい 先週大急ぎでお仕立ての 男物紋付袷きもの。お祭りでお召しになるとうかがいました。なんとか間に合うようにお納め。たしかお祭りクライマックスの巡行の日、雨だったような。大丈夫だったでしょうか。 これも「家紋」です 縫っている私を一番支えてくれるのは、やはり大好きな音楽。好きな音楽さえかかっていれば 基本ご機嫌なヤツです。(まぁしいて言えばあとシャレた映画と美味しいお酒と好みの肴があれば…こらこら) 今一番よく聴くのは、レキシ。ロックな和裁士ブロガーhさん(いつもアリガトウ☆)の記事がきっかけです。 初めて聴いた時 大爆笑な歌詞とノリノリのメロディ♪でも 聴けば聴くほど歌詞は味わい深いものになり 計算しつくされた編曲と共に 何度聞いても全く飽きない、というより聴くほど好きになります。 きもの縫いながら聴く音楽、これ以上ふさわしいものがあるかしら!?なんて思う今日この頃。 イケチャンのきもの、縫ってみたいもんです☆ ↓クリックして頂けると励みになります。いつものんき過ぎる更新ですが、お読みくださってありがとうございます。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年10月31日
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すっかりパソコンから遠のく日々を送っております。 お仕事がたくさんあるのはありがたいこと、心から感謝しております。が、呉服屋さんのご依頼がここのところあまりにも・・・なことが多くって(最近ハッキリ書けてないですね 諸事情ございまして) とにかく 自分も納得できる仕事、それをひたすら目指します。では 皆様どうぞ良い秋の日を☆ (写真ヘンな向きで御免なさい 最近フォトの取り込みも我ながらおぼつかない感じ )私の「忙しすぎると何故か普段食べてないものが欲しくなる癖」ここで出ました。バターココナッツ。突然無性に食べたくなり、何十年ぶりだろ?口にしたの。あの食感&ココナッツの風味。全然変わってなくてなんだかホッとしました。 *お願い 毎日パソコンを開く事ができておりません。お急ぎのご連絡の方は、携帯にメールいただければ幸いです。 kiton1004@docomo.ne.jp まで どうぞよろしくお願いいたします。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年10月11日
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近頃は「ゲリラ豪雨」なんて言葉もよく耳にする様になってましたけれどそれにしても夜中から16日朝方にかけて ものすごい雨でした。気になって早朝からKBS京都(地元テレビ局)つけてると渡月橋の定点カメラ映像、それがどんどん「これはどうなんだろう。。」に変わり。 ご心配いただき、ありがとうございます。 我が家は無事に過ごさせてもらっております。昨日はお気遣いのご連絡を頂戴し、恐縮しております。日頃かなりおとなしい私の携帯が、昨日だけは賑やかに働いてくれました。 福知山市のお店、元々連絡しなきゃいけない用事あったのですがもう2、3日経ってからにしようかな?考えたりしてます。おそらく浸水被害に遭われた気がするので。 嵐山は実家から近く 学生時代アルバイトした和風茶房もあるところ。今回 はからずも渡月橋の知名度がより一層上がってしまった気がしますが言葉が悪いけど「ころんでもタダでは起きないぞ」くらいのお気持ちでお商売を続けていただきたい。(無責任ですみません)旅館・・・の再開は日を要するかもですが、観光客の方々には嵐山へぜひまた行って頂きたい!やじうまでも何でもいいけど出来れば少しくらいお金をおとしてって頂きたい。 でも 「京都生まれの京都育ち・・・」なんて言ってましたが京都府下・市内に川がどういう風に流れているかなんてしっかり把握出来てない自分に今回愕然とした次第です。ふだん電車から見たり、運転しながら何となく横にあったり、くらいな認識で。現状の把握なくしていざという時の適切な対応など無理、ですよね。いかにふだんぼ~っと生きてるか思い知らされました。 今日は嘘みたいに雲ひとつないお天気。庭のすみっこに咲いた 背高のっぽのコスモスです にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年09月17日
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暦や気温はこのさい無視したお話ですが先週末に この夏最後のイベントを終え 私の中ではしっかりと今週から秋が始まりました。 振り返れば結構盛りだくさんな夏でした。「日常」に感謝しつつ、また腰をすえて仕事に励みたいと思っております。 この夏のはじめ頃に観たDVD 「すいか」。10年前のテレビドラマ。小林聡美さん扮する信用金庫のOLが、母親とのふたり暮らしから脱出し「ハピネス三茶」で個性豊かな女性達との共同生活を始めてみたところ・・・なお話。(これじゃほぼ分からないですね) 劇中の小林さん ともさかさん 市川さんのお洋服が、ことごとくラブリー。(古着やスタイリストさん私物が多い様子) 露出度が高くても下品じゃない着こなし方もやはりあるんだなと納得したり。(単にみんなスリムだからなのか?)ともさかさん市川さんは「大正ロマン」な和服もさぞかしお似合いでしょうね。 ドラマを一話ずつじっくり味わって観させてもらった、久し振りにそんな気持ちになりました。 好きなものがまたひとつ増えて嬉しいです。 作者・木皿 泉さんつながりってことでこの夏読ませてもらった本がこちら。 「昨夜のカレー、明日のパン」 木皿泉:著 とにかく読みやすい。作者のテーマは…とかもう別に考えなくていいと思うんですね。ただ読んでいて何となく浮かぶのは「日常」とか「この世にいなくなること・いなくなられること」などについて。(このふたつって正反対のような実はそうでもないような) 一番心にのこったのは150から151ページのあたり。 「テツコは前にギフが言っていたパチンコ店の話を思い出した。閉店になった時のホールって、ただただゴォーって川みたいな音がしてるんだよね。華やかな光や音楽が止んだとたんに、機械が玉を流してゆく音だけになるんだ。なんだオレ、こんな殺伐としたところにいたのかぁって。生きてるって、本当はあんな感じかもしれないね。本当は殺伐としてんだよ。みんな、それ、わかってるから、きれいに着飾ったり、ご馳走食べたり、笑い合ったりする日をつくっているのかもしれないな。無駄ってものがなかったなら、人は辛くて寂しくて、やってられないのかもしれない」 そしてもうひとつラッキーな木皿さんつながり。 映画目的のココン烏丸で見つけた京都精華大学の広報誌。 「木野通信59号」 巻頭卒業生インタビュー(表紙も) 脚本家・木皿泉 「木皿泉」は 夫の和泉努さんと妻の妻鹿年季子さんおふたりでの作家名。年季子さんは京都精華大学の卒業生なのですね。「フィクションのもつ力」についてなどとても興味深いインタビュー記事が掲載されてました。 ドラマ「すいか」、10年の時を経て この夏シナリオ文庫本が発売されたのですね。“8月 グランフロント大阪でサイン会”!さっき知りました…。きっと多くの方々がいらっしゃったんだろうな。 毎年8月初めにご近所さんから畑のすいかを頂戴します。今年は特大!いつもながら美味!(↑これも「おふざけ写真」ということになるのでしょうか) ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年09月14日
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Kさんのご都合良いお時間をうかがいいよいよお宅におじゃますることとなりました。 近くまで行くと「ちょっと分かりにくい場所でしょ?」わざわざお家を出て 待ってくださってたKさん(恐縮)。 ホームページで拝見していた和服姿から物静かな女性?というイメージを勝手に抱いてた私ですが実際にお会いしてお話させていただくと「快活」「スポーティ」そんな言葉が浮かぶくらいハキハキしたお方でした。 さっそくお宅に上がらせていただき、仕立ての相談をいろいろと。 * 袋帯の縫製は、しっかりした技術でないと後々ひびく。(微妙に“つれる”など)* 表地に見合った裏地選びのコツ* 芯の種類について など。 基本とってもフレンドリーなKさん。でも帯の話となるとやはりキリッと「プロの顔」になられきっちりとご説明下さいます。『あぁ この人におまかせすれば絶対大丈夫』自然にそう思えるものがありました。 そしてそこは仕立て屋同士、共感できること多し、で話題は帯にとどまらず「きもの」「仕立て」「ちょっと信じられないクレームのお客様(ここではお教えできかねますが)」などについて とにかくとても楽しく学ぶことも多く。 お忙しいところを申しわけないな、とは思いつつもまだまだお話したくなる程楽しい時間でした。 Kさんのおかげでいろんな事を再認識させてもらえた気がします。 もう 二十代三十代の頃の様に“馬車馬のように(!)”縫うは無理。とにかく今は、お客様にとっても仕立て屋にとっても「納得の出来る仕事」を目指したい。仕立て代も、やたら安けりゃいい訳でなく もちろん高くてもいけないから「適正価格」で。 お客様が良識ある呉服屋さんにご縁があればそれに越したことはないと思うけど ものを売ることにしか目がいかないでお客や縫い子の立場になれない店そんな店にいいようにされるくらいだったら何か少しでもお役にたてればなあ、と思うのです。 たぶんこれからも呉服屋さんのお仕事私もさせていただくわけですが「あ~ 直接言って差し上げたい!」そんなやりきれなさ、みたいな思いはこの先も出たり引っ込んだりするんだろうな。 まだまだ未熟者ですがKさんの様に 「この人ならまかせても大丈夫!」 そう思っていただける仕立て屋を目指し精進いたします。 それと今さらですけれど「直接会ってお話するのが やっぱり一番いいな」痛感いたしました。 長くなってしまいましたが今回、貴重な経験が出来たことありがたく思っております。 後日、お送りいただいた袋帯。両端の千鳥縫いも細かく とても綺麗なお仕事でした。 ・ご参考までに 仮仕立て(表と裏を袋に縫う) 芯入れ本仕立て 帯裏地代 帯芯代 送料 全部で約¥14000 でした 先日やっといただく事ができたJR大阪三越伊勢丹・地下二階「赤福茶屋」の赤福氷抹茶蜜かかった細かい氷の中には、小倉あんとおもちが☆ちょうど良い甘さ、これで500円はお値打ち♪これなら冬でも食べたい!と思ったら、どうやら夏季限定なのですね ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年08月28日
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「ネットでたのめる 帯の仕立て屋さん」探してみると、結構あるもんなのですね。 そのなかで私が 『ここ、良いんじゃなかろうか?』 だったのは Kさん。 ホームページ拝見した感じと、それに“場所が、ウチと実家の中間地点である”というところに ご縁を感じたから。(まぁ単純に「ココなら行けるぞ!」だったとも言えますが) 基本メールが得意ではなく、急いでもいたのでホームページ掲載の番号にいきなりお電話させていただくことに。 「仕立て問い合わせ電話をかける」 って、緊張するものですね。(私が人一倍 “ビビリ(あがり症)”なのも大きいけど) 電話にでて下さったのは Kさんの御主人。(ご一緒にお仕事なさってるご様子)私のわかりにくい話にも優しく丁寧に耳を傾けてくださいました。 ざっと電話でお見積もり下さり(以前の呉服屋さんより結構お安い)「大丈夫。出来ますよ。都合の良い時にもってきて下さい」 とのこと。 まだ行ってみなきゃわからないけど私のカン、正解なんじゃないかな。 そうと決まったからにはなるべく早く、Kさんところにおじゃましなければ。 何度もすみませんが 続きはまたまた次回に。 昨年 flowingKARASUMAにて開催の「紙ものまつり」で購入したガーゼハンカチ その後 臨時おべんと包みになったりこぼしてしまったワイン拭いたりで(。。)それなりにくたびれちゃいましたがまだまだ現役、「スタメン」の一枚この夏 制御不能な私の汗をしっかりうけとめてくれてます↓クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年08月21日
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少し前のお話です。 ご贔屓にしてくださってるお客様が、「袋帯の仕立てをお願い」とおっしゃいました。 実際拝見しますと、確かにどうみても袋帯なのですが、表地一枚だけで裏地がついていません。(何故そんなものをお持ち?のお話もしたいのですがまたそれは次の機会に) もちろんこれまで名古屋帯や袋帯の仕立ても承ってきましたけれど、今回のご依頼(裏側横糸ワンサカの硬い表地を、こちらが用意した裏布と共に袋状に縫う)は未体験。 ミシン…はひとさまにお金頂戴できる腕とは思ってないし、だいいちこの表地に見合う裏布ってどこで買えばいいんだろう? 納期の迫った仕事もたくさん。 このさい、とばかりに取引先の呉服屋さん何店かに尋ねてみたところ「出来ますよ」 とのお返事。 でも、見積もり料金教えてもらった感想は『う~ん、“相場”がわからないんだけど、ちょっと高いんじゃないかなぁ・・・?』 どこか他にいい所ないもんかしら? 相変わらず時間がかかるパソコン相手にジタバタした結果、 ラッキーな事にとても良いご縁に恵まれたんです。 長くなりますので続きは次回に。 先日お納めした、七五三のお祝い着。近頃は春夏におあずかりすること多いです。「真夏に写真だけ前撮りするの。ちょっと料金もお得なのよ」お若いママさんが教えてくださいました。なるほど。 ↓クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年08月11日
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いよいよ夏本番。 なのですが「宵山(祇園祭)までになんとか!」 のお仕事をふぅふぅクリアしたりここ数日朝夕涼しさのせいでしょうか自分の中にすでに漂う 夏の終わり感。 (いえいえ 夏はこれから、のはずですよね) “忘れた頃の更新”それが定着しつつあるこんなブログですがたま~にご覧になって頂ければ幸いです。 お仕立てさせていただいた、袷の訪問着。 浴衣、単衣のきもの、お直しが続いていたので袷のお仕立ては 少しだけ久し振り。 お襦袢もご一緒に。 ちょっと探すものがあってたまたま床下収納で発掘(発見)した、みかんの缶詰。 賞味期限がけっこうアブナくて。(「缶詰で危ないってアンタ・・・」ですよね) おそらく “子供達にかわいげがあった最後の頃” に買ってそのまま忘れ去ってたのでしょう。 開けてみると、思った以上にたくさんな中身。タッパーに詰め替え、2、3日でどうにか空になりました。こういうものを買う必要がなくなった事にも年月の経過を感じます。 で、ふと思い出したのですが。 子供の頃、こんな空き缶ふたつにそれぞれ2個づつ穴あけて長いヒモ付けて、両足乗っけてあるいて遊んでましたっけ。舞妓さんの履きものになぞらえたのか「ぽっくり、ぽっくり♪」 なんて呼んでね。 竹馬みたいな お金もバランス感覚も必要ないお手軽さ。 しかし冷静に考えれば 至ってシンプルなこの遊び。ヒモを上に引っぱって乗って歩くだけ。でもそんなモノで そこそこご機嫌にに遊んでられたこと自体実は能天気でしあわせな子供時代だったと言えるのかもしれないですね。 「路地でぽっくり遊びする子」まぁもう見かけません。(イマのお子に見せたら 「で、何?」とか言われそうだわ) 『出来ることなら、あの頃乗ってたぽっくり分くらい身長が伸びればなぁ』頭によぎる、「きもの身丈=背から四尺」 の私です。 ↓クリックして頂けると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年07月20日
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三日ほど前に納品させていただいた、竪絽の付け下げです。 お召しになった時、「絽目」がたて向きなのが「竪絽」。いよいよ薄物の季節ですね。 六月は、特に半ば過ぎからかなり時間に追われる日々でした。(個人のお客様はみなさん「特に急がなくてもいいですよ」なのですけど呉服屋さんは『そんな御無体な…』と言いたくなるくらいのご要望が多くてね~) 毎晩遅くまで仕事。そんな一日の終わり、楽しみにさせてもらってたのが録画がたまってる「あまちゃん」を観ること。(実はまだ1週間分くらいあるんだけど)就寝前の幸せな15分。 キョンキョンさんの「イナカで駄目なヤツって結局都会行っても駄目なんだよね~」このセリフは色々考えさせられました。 でもアキは、東京では駄目だったのに、岩手ではイキイキしていて。(ユイちゃんに「オラ東京行ったら暗くなるよ、ベンピになるよ うんぬん」宣言あのくだりも面白かった)前述キョンキョンのセリフと矛盾かもですが、どちらも妙に納得できてしまうのです。 たまに画面に「2009年○月」とか出ます。震災を描くのはもちろん避けて通れるはずもなく登場人物がみな明るく楽しいからこそその後の悲惨さも強く感じるものになるのだろうか?なんてたまに考えたりしつつ、拝見しております。 やっぱクドカンさん素晴らしいな。NHKの朝 ドラ書くプレッシャーなんて計り知れない訳ですがこのまま突っ走っていただきたいです。 一番心ひかれてるのは、花巻さん。先日の「海女~ソニック」バックステージ(笑)にて 花巻 「いい塩梅にあたためといたぞ」アキ 「ありがとう、フレディ!」も~、たまりません。花巻さんオトコマエ☆ 次の 「わかるヤツだけ わかればいい」楽しみにしております。 *お知らせ6月30日(日)~7月1日(月)お休みさせていただきます。お仕立て・お問い合わせなどのメールは7月2日(火)からお返事させていただきます。 ↓クリックして頂けると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年06月29日
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先日お仕立ての訪問着です。 「おぼろ染め~襲(かさ)ね絞り」おぼろ染めとは、輪郭をほんのりかすめて濃淡にぼかした染めのこと。それをさらに何色も色を襲ね合わせ、絞ることで今まで出逢ったことのない色彩にめぐり会えました。(添付ラベルから転載) 下手な写真で伝わりづらいかと思いますが花などの模様、ひとつひとつ丁寧に絞ってあるのです。 「おぼろ染め」ネットで拝見してみましたが前記事の「型染め」と同じく熟練の技術、そして気の遠くなるような工程・・・。 とにかく、 心して縫わせていただきました。 まっすぐ縫うと、出来上がりはまっすぐにならないんです。この場合。そこらへん考えてのお仕立てです。 先週末、日本海に行ってきました。ぎりぎりまで行こうか迷ったけど、えいやっ!てな感じで。 行ったはいいけど、着いたら 結構どよ~んとした曇り空…。 浜に下りると、漂着物だらけでお世辞にもキレイとは言えないビーチ…。(そりゃそうだわ、まだ海開きもしてないんだものね) なんとか小さな貝殻が集まってる一角を見つけ、海に向かって夫と腰掛ける。 映画やドラマなら、ここでロマンチックな会話ってとこかもですけれどこちとら“何をいまさら”な中年夫婦。 しゃべったことと言えば ・むかしここにキャンプ来たもんやったけど、テントいちにち三千えんってちょっと高かった気もするなぁ。そういえばターフまで千えんとか聞いてあわててターフ片付けたんやったっけ。 ・ここのイベントで息子がちいちゃいときマラソン飛び入り参加して景品当たって日本酒もらったことあったよなぁ。あれはホンマに良かった(親だけが)。 ・・・夢がなさすぎてごめんなさい。 景色は少々残念だったけど、波の音はやはり心地よくて 「なんか昔のラジカセってマイク差し込んでいろいろ録音とかしたやん?出来たら今、それしたい気分やね。 私のお気に入りの映画で主人公がひとり部屋で絵を描くとき自分で録った“雨”ってタイトルのカセットかけてるシーン、あれ良かったなぁ」 主人 「ふうん」 (お~い!) 海にいたのは2時間、往復車で6時間。それでも、やっぱり行ってよかったな。 仕事その他いろいろ、また頑張れそうです☆ ちいさな貝たち。この中のひとつだけ自分におみやげ。お財布の中にいれてます(「カエル」?) 私たちの前に、突如打ち揚げられたアメフラシ。会話乏しい夫婦へ話題提供のため来てくれたのかしら。 ↓クリックして頂けると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年06月06日
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「二部式雨コートなんですが、上は道中着の形でお願いします」そんなお声をかけて頂いたと記憶しています。 こちらスカート部分 程よく透ける生地でした。「雨コート」というより「塵よけコート」かな 「二部式」か「ロング丈」か。“一長一短(まさに?)”だと思うのですが二部式の場合、「なんなら上だけでも着られるから…」というのが大きいのかな。 先週ちょうど近くで所用があり、足を運ばせていただきました。第47回 日本伝統工芸染織展大丸京都店(四条高倉)にて 「あ~、この場合“おっかけ”にしない方がいいんや~」「うわぁ、このおじやぜったい縫いにくいで!」ぶつぶつ言ってた怪しいおばさんは私です。 ともかく素晴らしいものをたんと見せていただきました。(Eさまチケットありがとうございます)特に心惹かれたのは「型染め」。会場で製作工程の映像流れてましたけど見てるだけで気が遠くなりそうでした。 きものにお詳しい方、そうでない方どなたでも楽しめる展覧会だと思います。(ってもう20日で終わりでした、ごめんなさい) ほんとに今さらですが「きものお仕立て・あかね」にかかわってくださってる皆さまに心からお礼を申し上げたいです。 ブログを始めてからというもの色んな方のお考えやご希望を伺い和裁士としての意識に反映させてもらってます。まだまだ勉強の身ではありますが、「やっぱりこの仕事好きなんだな」そう思うことが増えました。 そして何より、たくさんのご依頼をありがとうございます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。(ブログ更新も、もうちょい頑張りたいところです 笑) ↓クリックして頂けると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年05月20日
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けっこうな 技術と根気と度胸(!)を要する仕事が続き、パソコンに向かう余裕が生まれない日々でした。 世の中は 「春の次の季節」へと進んでいますよね。 鴨川もそろそろ「床」の準備。 (これ撮ったのは先週末ですけど) 最近、呉服屋さんに「お客さんが相談してはるんやけど、「☆☆」(仕立てものの種類)の☆☆を☆☆にしても出来るもんやろか?」(ちょっと意味不明でごめんなさい)みたいな事を訊かれることが増えました。 私自身 「ど~んとまかせなさい!」って程まだまだ何でも知ってるわけじゃなく、お客様と直接お話できないまどろっこしさもあったりするのですが、それでも お客様、呉服屋さん、仕立ての自分三つの立場から最良の結果を導く喜び、みたいなものを感じたりもする今日この頃です。 すこし前、「踊りに着用」との単衣が続きました。 左の「木綿ちりめん」は「袖だけ男物仕様で」 のお仕立て。(こちらはそこまで「根気」と「度胸」は要らなかったかもですが)にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年04月25日
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*お知らせとお願い* 諸事情により、メールアドレスを変更させていただきます。 ・新メールアドレス こちらまで→ kimonoakane@mail.goo.ne.jp お仕立てのご依頼・お問い合わせなどすべてこちらへどうぞ。 4月以降、もし旧アドレスにメールお送りの方おられましたらお手間をおかけして申し訳ございませんが、いま一度新アドレスまでメール下さいますようお願い申しあげます。 どうぞよろしくお願い致します。 3月末~4月のはじめ、哲学の道はたくさんの人で賑わっておりました。特に今年は外国人の方が多い、やはり円安効果でしょうか。 こちらの桜は有名ですが、他にもいろんなお花が楽しめます。 やまぶき レンゲツツジ 君子蘭 しゃくなげ こちらもしゃくなげ すみれ もも?疎水の東側の方が多いみたいです 例年より早い桜の花びらが、春風に舞っておりました。 「舞台の天井裏から誰かが撒いてるみたい」「金さん、遠山の金さん(の肩)!」「サブちゃん!紅白のトリ!“風雪ながれ旅”やっけ?頭やくちびるにつきまくり!」・・・つい口からでるのはアホな話ばかり。 でもね、そんな時聞こえたんです。近くにいらした(たぶん)ご夫婦。60歳代でしょうか。御主人が奥さまに、「満開の時も綺麗だけど、こんな散りぎわ見られるのもナカナカいいもんだね~」。 それがとっても自然な話し方で。 こういうセリフって、おばさん同士(ええ私も 笑)や若い人なら結構口にするとは思うのですが、それが“年配の男性”というのが私には新鮮でした。(ただ単に、私の周りに「粋な中年男性」がいないだけ?) 奥さまも、ニコニコ 「ほんとよねぇ」とお返事。素敵なお二人でした。 哲学の道を流れる疎水、「桜模様の小紋の反物」みたいでした(少々照れる 笑) ↓クリックしていただけると、励みになります☆にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年04月11日
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何だか間が抜けた感じのタイトルで失礼してます。 主人の仕事手伝いのため、3月末から 哲学の道沿いの某所に潜伏?したり家に帰ったりの日々を過ごしております。 パソコンはもちろんテレビもまともに見られない生活。いえテレビはどうってことないんですけどね、やはり楽しみにさせて貰ってるひと様のブログ、全くおじゃまできないのがかなり淋しいです。 4月10日からまた「平常通り」の予定です。どうぞ宜しくお願いいたします。 哲学の道の桜も、もう満開です。(これは2日前に撮りました)先日の雨と風で 桜吹雪になっちゃいましたけど八重桜もあるし、他にもまだまだ色んなお花が楽しめます。 どうぞ良い春の日をお過ごしくださいませ☆にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年04月04日
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先日お仕立ての訪問着です。 金彩の部分、普通に仕立てると凸凹に仕上がる場合あり。(この訪問着はまだその部分たくさんでもないのですが) 「仕上げで誤魔化す」ではなく、「最初からそれを踏まえて仕立てる(地のし・裁ち~縫製まで)」 それが大切だと思います。 春先、初めて行ったサロンで髪を切ってきました。結構ばっさりいっちゃったのですが、意外と周りに好評♪ 美容師さんのお話をうかがっていると、どこか自分の仕事と相通じるものが。 「サロンでカット、ブローして鏡で見てもらうと いい感じ。でもその後毎日シャンプーしてブローなさるのは本人様。 出来る限りお客様に毎日“いい感じ”を再現して頂きたいのでカットにはこだわってます。もちろんお手入れの方法・コツなども遠慮なく相談してくださいね!」 和裁士も、お客様のデータをなるべくたくさん伺い快適な着心地のお役に立ちたいと心から願っております。(「一回着られりゃそれでいいの~」な方は別ですけれど…) 「リピーターさんいらっしゃると嬉しい♪」もちろんこれも同じです。 「朝、髪をちゃんとブローする」ここ最近の日課になってます。これも美容師さんの上手なレクチャーのお陰♪・・・高校生だった“聖子ちゃんブーム期”以来かも。(だからまた歳がバレるって) ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年03月22日
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先日納品いたしました。 近づくと、ひとつひとつの地紋が光って見え とても美しいのです。 「色無地」ということになるのでしょうか。 紋を付ける付けないによって お出掛け場所がかわります。 「はじめは“紋なし”で比較的カジュアルに、のちに“一つ(背)紋”入れて あらたまった場所に」(「一つ紋色無地」は“略礼装”)そんなのも良いかと思います。 街で見かけたポスター、「キモノで婚活」。今年は二回目、京都染織青年団体協議会の企画とか。 『どんな感じなんやろか~?』 少々気になっておりましたが 先日掲載されてました。 「出会いの場を和服で演出し、若い世代に着物の魅力を見直してもらおうと」「抽選で選ばれた男性91人、女性93人が小紋や振袖、着流しや袴姿で参加」「婚活トレインと題した地下鉄に乗り、交流を深めた」 ~京都新聞 3月10日号より~ その昔 「スキーウエアで出会ったのち 普通の服姿を見てガッカリ」(昭和話?)なんて聞いたものですけれど、「初めて出会った時は和服」これはどんな感じなのでしょうね。 素敵な出逢いがたくさんありました様、心から願っております。もちろん、「きもの好きさん人口拡大」もね。 写真左奥の 紋付袴と色内掛けのお二人は昨年このイベントで出会われ 3月3日に挙式された新婚さんとのこと。侮る無かれ、キモノで婚活! ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年03月12日
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相変わらず 滞りぎみの更新&現実との時間差けっこうで失礼しておりますがこちら、納品させていただいた道中着です。 羽尺ものの仕立て直しで 以前より丈を長くしたい。 近頃そんなご希望をよく耳にいたします。単純な話、裏地(羽裏やコート裏、もちろんそれ以外でも滑りが良い生地ならOKなのです)を長く仕立てれば 丈伸ばしは可能です。表身頃は、裾から内側にかえっていればいいわけだし。 ただ問題は、「衿」。 (コートの場合は「竪衿」)元々の衿の縫込みが少ないと、普通の仕立てでは丈を伸ばすのは不可能となります。 実は今回も 「以前よりかなり長く」とのご希望のためどう見ても衿丈が足りなくなってしまいました。 で、衿布を縦半分にして下前で継ぎ、衿の内側は別布(今回八掛地)でお仕立てしましょう、ということに。わかりにくいですが、こちら衿の内側です 記事二枚目の写真、よく見ていただくと下前衿のハギ、おわかりになるでしょうか。(橙色の紐“わ”の辺り) 道中着やコートなら 「着用したら見えない下前で衿を継ぐ」これ一つの方法だと思うのですけれど、問題は羽織の場合。両方の衿が見えますもんね。 『衿継ぐ位だったら 羽織以外のものに仕立てます』やはりそうなるのでしょうね。 親類から届いた「快気祝い」の箱に入っていたのはカステラ。 口にするの、なんだか久し振り。 最近のスイーツに舌が慣れちゃったせいかいただいたカステラはちょっぴりその甘さが気になったけれど卵と蜂蜜、そしてザラメの懐かしい風味のおかげでしばし包み込まれるような ほんわかしたひとときを過ごせました。 今度は自分で買ってみようかな。 ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年03月04日
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相変わらず寒い日が続きますね。また少々ご無沙汰しております。 その間、三枚連続 “えげつのうかたい仕立てもの” に右手中指を穴だらけにしたり18才息子と真剣口ゲンカしたり(恥)気になるミュージシャン登場の公開放送覗きに行ったり。そんなこんなの二週間を過ごしておりました。 少し前にお仕立てのきもの。 柄が合うのは 上前おくみ付け裾から2尺のところだけ。 上部はこんな感じ。 後ろ身頃。 こういう場合、「付け下げ小紋」ということで良いのでしょうか?上前おくみ縫い目で柄が合うので「付け下げ」でもないのかな。(すみません、勉強不足で) 今お気に入りのCD、UNCHAIN(アンチェイン)の「Love&Groove Delivery」 「石を投げればカバーアルバムにあたる」気がする、呉服業界同様その行く末が危ぶまれる音楽(CD)業界。いささかカバーものに“食傷気味”のひとりではありますがこのアルバムはご機嫌な一枚♪とにかく彼らは ウマイな、と思ってしまう。 実親と同郷、というのも贔屓にする理由かも。(「美味しい」を「うみゃあで~」なんて ちょっと名古屋っぽいカワイイ方言のはず、彼らも普段はそんな感じなのだろうか?) CD買ったり、ライブに足を運んだり。きびしいお財布、でもある程度は“投資”しなければ将来素晴らしい音楽を聴くことが出来なくなってしまう気がするんです。「“良いもの”がまっとうに認められて存在し続ける」どうかそんな世の中であって欲しいものです。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年02月19日
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先日 「車検の見積もり」のためディーラーさんに出かけてきました。 私にとって車検は 「よその子が大きくなる」と同じくらいに年月の早さを思い知らせてくれます。 ご無沙汰していたディーラーの担当さんにも開口一番 「(三年なんて)早いもんですね」 なんてつい言ってしまいました。(実は “新車気分”がどこか抜けきれてないんですけどね。それまでの中古車歴が長かったせいかも) 仕立てもの納品、買い物、雨の日の学校送り迎え・・・。思えばこの三年間、大きなトラブルも起こらずよく働いてくれました。私にとって 無くてはならない大切な車です。 鈴木京香さんみたく ずっと待っててくれるスタンド店員さんにも渡部篤郎さんタイプの超職人気質?な技師さんにも遭遇出来てませんけど(私ってクルマのCM好きだな 笑)かなり燃費が良くって助かっております。 はい、ダイハツの軽でございます。 「音楽はよく聴くから」とオーディオだけはオプション。・・・「MD」生産中止ってホントかなぁ? 今回 担当さんの上手なセールスもあり「ワンダフルパスポート」というメンテナンスサービスを申しこむ事となりました。この先二年間、小まめな点検が割安で受けられるとかなんとか。 「大切な車」なんて言っておいてお恥ずかしいですが 実はこの三年間、忙しさを言い訳にほぼ最低限の点検しか受けておりませんでした。なのでこの先はあらかじめこんなサービスに入っておけば前払いした料金もったいなさでマメに点検してもらいに行くんじゃないかと。 小まめなケアこそ長持ちの秘訣。そう、これは何にでもいえることですよね。 きものだってもちろん。すぐに掛けて陰干ししたり、小さな汚れやシワをケアしたり定期的に虫干しなども。 面倒くさがらず こまめなお手入れ。これが大きなトラブル回避に繋がるものだと思います。お手入れすることによって 愛着もより深くなるでしょうしね。 今回 「“車検の見積もり”の予約電話」をかける。何だか『どれだけさかのぼればいいんだ~!?』 的な気もしましたが「見積もり来店特典?」とのことでティッシュ山ほどいただきました♪(家族談 「それやったら料金引いてくれはったらいいのにね」 …ま、まぁね) 5箱パック×5個。・・・しばらく買わなくてよさそうだわ ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年02月05日
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昨年お仕立てさせていただいた、絵羽のお羽織。(相変わらず 「時差の大きいブログ」です。こういう場合、「鬼」ならぬ何に笑われるんでしょ?) 「襦袢地を羽裏に」とのご依頼でした♪ 今回、お仕立てのポイントはふたつ。 出来る限り長い丈にするため、「襠(まち)」の部分を継ぎました。 羽織衿本来“わ”のところを「見返し」にいたしました。 何故に?(ここから分かりにくい話になりそうですが)こちらの羽尺、実は前身頃にも柄合わせがありまして道行コートとして仕立てるのでしたらばっちりなのですが羽織となると、構造上衿は「付け」ではなく「わ」のところが身頃に隣接(?)しちゃうんですね。で、それなら少しでも柄合わせが違和感無い様にと考えて衿を縦半分に裁ち、端だったところが「わ」に来る様、縫い合わせて羽織衿をお作りしました。(。。。おわかり頂けたでしょうか?) 左前身頃。(丈がいっぱいの為、身頃と衿の柄の高さも微妙ではあるのですが) こんな感じの羽織衿、初めての経験でした。 いきなりお客様のを、というのはためらわれ、まずは胴裏で 『あ~でもない こ~でもない』 と試作。 実際にうさぎさんがお家にいてはる(ここだけ京都弁笑)お客様。長いお預かりの後、ようやく年の瀬にお渡しすることができました。 とりあえずということで黒いニットの上に羽織っていただくと とっても素敵♪心の中で 『あぁやっぱり 羽織にしてよかった…』 (ちなみに道行きコートにも仕立て替え可能ですよ!) 「大変だけど、楽しい」きものの 寸法直しやリメイクをさせてもらってる時の私の素直な気持ちです。 これはやはりブログがご縁で 直接お会いしたり メールで色々お話したりお客様おひとりおひとりのご希望・ご感想にふれられるようになった、それが大きいと思います。 言うなれば 私がお客様に引っぱってもらってる、という感じです。 この先も どんな「未体験ゾーン」に連れてって下さるのかな?楽しみにさせていただきます☆↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年01月25日
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昨年お仕立てさせていただいた留袖です。 (すみません、ちょっとピントが合ってないです) 先日の、「爆弾低気圧」での成人式。 荒天の中 振袖でのご参加は、さぞかし大変だったことでしょうね。(親御様におかれましては ご準備、後のお手入れそして何より…おそらく結構なお支払い! 本当にお疲れさまでした) 七五三の記憶はおぼろげだったりするので振袖が初めての和服、という方も多かったと思います。なのに普段より窮屈な思いのところへ、このお天気。「もう きものはこりごり~!!」どうぞそんな思いを抱かれませんように、と心から願っております。ただでさえ 主流は振袖お誂え→レンタルの厳しい呉服業界ということなので。 でも 時が経てばそんな大変な成人式もきっと印象深い思い出になるんじゃないでしょうか。 言葉は悪いけど 何でも 「将来“ネタ”になる」。そんな風に考えられたらもう こっちのもんだと思います。もちろん、笑えるレベルに限りますけどね。 きっと周りの人と「あ~ あの大雪の年に成人式だったの?そりゃ大変だったでしょ」そんな話も将来できます。 どうぞこれからも 立ちはだかる「ネタのもと」を笑い飛ばしながら前に進んで行ってくださいませ。以上、成人式はふた周り以上のおばさんからのさもないお話でした。 振袖の上に着用の「ふわふわ白いショール」今さら是非を問う気は無いけれど、あれがあると衿もとを見られないのが残念です。やはり仕事柄でしょうか、掛け衿の柄や伊達衿、お襦袢の半衿など ついつい見たくなってしまいます。 ↓クリックしていただけると、励みになります♪にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年01月16日
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一月も二週目に入り、そろそろすべて平常モードに…なんてのん気にしてた所に呉服屋さんからの電話。 「大急ぎで振袖じゅばん一枚、頼めるかな。今度の成人式、振袖は持ってはるんやけどお襦袢あらへん(=無い)お客さまでね」 『成人式まで一週間切ってて初めておじゅばん無いって気が付くとは一体?』・・・謎ですが、それを解明したところで縫わなきゃいけない現実は変わりません。 日頃何件かの呉服屋さんにお仕事をいただいてるのですがきものの受け渡し方法は様々です。 こちらの呉服屋さんは私がお店まで参る、が基本。しかしこういう場合はたいてい「今から持って行くから! 出来上がり次第もらいに車飛ばすし!」 。 独身時代殿方にだっておそらく受けたことの無いぐらい情熱的な嘆願、これはお断りできません。 元々のお仕立て予定を詰めて、お襦袢にかかれる時間は一日強というところ。休みモードから一気に全開モードへ切り替わり、先程無事納品となりました。 全体写真掲載NG。古典的織り模様が素敵なお襦袢でした。 まぁ「お襦袢一日」でふうふう言ってちゃ駄目ですよね。 和裁塾3年生くらいの時なら、朝渡されたヘラ済み振袖を夕方には吊ってたし。大急ぎのお襦袢、何人かで「ひっぱって(分業して縫う、の意)」おそらく3時間足らずで仕上げたりしてましたもの。 けれど当時厳しくご指導いただいた和裁の師匠のお言葉。 「 早く縫うだけではアカンのやで。キレイに縫わな。渡したあとお客さんに残るのは、キレイさだけなんやから」ほんとにその通りで、肝に銘じております。 「おじゅばん一日、くらいで タイトル“超特急”は大そうやで」師匠のこれまた厳しいお言葉が聞こえてきそうですけれど今年の成人式に 華やかな振袖のお嬢さんがお一人加わられたことに少しながらお役に立ててとにかく嬉しいです。 昨年秋、某百貨店で化粧品購入の際いただいたストラップ。 子供が大きくなってからは オマケや粗品などなるべく貰わない様にしてたのですが、ウキウキうさぎさんが妙に可愛く『これ持ってたら、楽しいお出掛け増えるかな?』つい魔が差して(笑)もらっちゃいました。縫ってて見えるところにぶら下げております。2013年、そうなるといいな☆ ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年01月11日
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ご挨拶申し上げるのが遅くなりましたが2012年 「京都きものお仕立て・あかね」 にかかわってくださった皆様、本当にありがとうございました。 お恥ずかしい話ですけれどブログがご縁でお仕立てを承るようになって初めて「お客様おひとりおひとりの身になってきものを縫う」 ということを真剣に考える事が出来るようになった気がいたします。まだまだ学ぶべきことは山ほどありますがこれからも実際にお召しになる方の「こうして欲しい、ああして欲しい」きものに対するご希望をうかがい、可能な限りおこたえして参りたいと思っております。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 大晦日はやはりお蕎麦。ニシンふたつ入り♪ 今年も、仕事はじめは1月2日。年末ヘラ付け済みの小紋を、「お袖と表身頃のたて縫い」ってところまで。(「お正月早々エライ!」なんてお褒め頂かなくて良いのです。自分が本来ナマケものだと分かってるからこその2日シゴトなので) で、内心 『ワタシ頑張った、ワタシ偉い』 なので案の定その反動?で3日はまたナマケモード全開。朝から針を持つモチベーション(大袈裟?)上がらずどこを応援するワケでもないのにTVで箱根駅伝観戦。 あぁでも このCMは好きだな。サッポロ生ビール黒ラベル、妻夫木くんの「大人エレベーター」。 今回の奥田民生さんもよいですね~。エレベーターの“住人さん”、毎回「らしさ」が出てて、楽しい&深い。確か以前 勘三郎さんのお顔も拝見しましたね。それにしても不思議なくらい、皆さん本音でお話して下さってる気がします。(やはり美味しいビールのおかげ?笑)妻夫木くんと言えば、「のび太」のCMも実はお気に入りです。「大人エレベーター」と「のび太」CM、何故か同じ空気を感じるんですよね。 「人が人と出会う。とてもシンプルな事だけどそこから人生の全てが始まっている。出会いの数だけ乾杯はある。乾杯をもっと美味しく サッポロビール」 どうぞ今年も素敵な出会いがありますように。 などと言いつつこのお正月いただいたのは「琥珀エビス」。(「エビス」も実はサッポロビールなんですよね☆) ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2013年01月04日
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少し前に納品させていただいた訪問着です。 今年は秋からずっと多忙で (何度も申してますが、『和裁士ずっとやってけるのかな?』 なんて不安になった日々を思えば今はありがたいことだと思ってるのですけれどね) はぁ~やっとひと段落ついた、と思えば急ぎのお仕立て、またそれが終ったところにこれまた急ぎもの・・・こんな繰り返しで今に至る、です。 やっとトンネルの出口が見えたと思えばまたトンネルこんどこそ、ところがどっこいまたトンネル。そう言えば今年はなにかと長野県に車で出掛けたものでしたがあの時はいくつものトンネルのゴールに美味しいものや温泉があったんですよね。 こんな風にひたすら篭って仕事してると浮かぶ思いは『あ~温泉いきたい。日本海でカニ!鍋で熱燗キュッと!』。しかし忙しさが重なってくると最後に思うのは『とにかく丸いちにち家に居て な~んにもしなくていいって日が欲しい!』かなりシンプルな欲望だったりしました(笑)。 お陰様で、こんどこそ長いトンネルの出口が見えてきた感じです。(そりゃそうです、もう歳の瀬ですもの)納期は来年となりますが、お仕立て&お直しのご依頼宜しければお気軽にお声がけくださいね。( 7oji@mail.goo.ne.jp まで ) *かなり個人的なご連絡うさぎさんのお羽織、ながいことお預かりしておりまして申し訳ありません。なんとか今年中にお渡し致したく思っております。また近々ご連絡させて頂きますね。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年12月23日
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すっかり季節が進みましたね。 (足、写っちゃってました) お陰様で忙しくすごさせていただいております。パソコンは相変わらずご機嫌ななめ。子供達曰く 「…もうそろそろ買い替え時じゃないの?」えっまだ3年目やんかコレ!?いっこ前のだって5年でおしまいとなったのが実はいまだに納得できてないし。(「家電製品は最低10年」という昭和人間) 「今年も観にゆけないな」なんて思いつつ数日前 バスから眺めた京都南座。 まさか、です。 勘三郎さん。 10年くらい前でしょうか、夫の友人の絵描きさん京都駅で展覧会なさっててふらっとのぞいて下さった勘九郎さん(当時は)が一点お買い上げ。「ほんと気さくなひとやったよ。全然えらそうじゃなくってね」それを聞き、『TVに出てらっしゃるあのまんまのお方なのだな』 と勝手に親しみをおぼえておりました。 皆さんおんなじだと思いますが、残念としか申しようがありません。どうぞ どうぞ 天国でやすらかに・・・。 気ぜわしい日々のなか、家でお茶して暫しの休息。以前信楽に行ったとき(記事はこちら)一目ぼれしたうつわです。 ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年12月05日
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10月に納品させてもらった、羅の道中着です。 反物にモデルさん着用写真がついてました 長年この仕事やらせて貰ってますが、「絽」や「紗」はあっても「羅」の道中着はおそらく初めてだったと思います。お針子修行時代、先生や先輩が仕立ててるのを数回眺めてはおりましたけど。 手にさせてもらうと正直、「織物というよりは編み物」。 我が家の住人達、この頃は私が珍しいきものを縫っててもたいがいノーコメントなのですけど、さすがに今回は皆声をかけてくれました。「へぇ~それ、きもの?」 「おもしろい!」 「・・・すけすけ!!(笑)」 など。とにかく貴重な経験となるものを縫わせていただけて嬉しかったです。(至上NO.1ヘラ付け困難なお仕事でもありましたが。) 公私共に多忙、そこにもってきてパソコン起動&画面移動が遅い、ヘタすりゃ固まる。多分 「使う人間(私)にモンダイあり」なのでしょう。ゆえに更新滞り、申し訳ございません。 『脳とパソコンが直で繋がって、アタマの中で考えたことがそのまんまブログにアップ、なんてなってくれたらええのになぁ』 …などと全くたわけた考えが浮かんだりする今日この頃。(なったらなったでそりゃ “事故”がおきるよ 笑) 「ブログに載っけたいので写真撮ってもOKですか?」出先で調子のいいことだけ言ってはほったらかしにしてるお店の皆さん、ほんとご免なさい。 縫ったもの、見聞きしたもの、記事になるまでこの先もある程度 “時間差”が発生しそうです。どうかお許しを。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年11月12日
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「お母さんも、コレ試しに使ってみる?」なにげなく娘に手渡されたのが、こちら。 一見マニキュア?ですが実はこれ、「アイブロウコート」。眉毛を描いたあと、その上に塗っておけば長持ちするとの話。 眉唾ならぬ眉毛コート、『ほんとにぃ?』 な心持ちで試してみたところ、いつもなら夕方くらいには薄くはがれていた眉墨がまだまだ健在♪ 「万が一 仕立てものについたら大変だから、化粧は厳禁!」お針子修行時代からたたきこまれ、今でも仕事中はノーメイク。でも歳を重ねた今、それではさすがに不意の来客である佐川男子や郵便やさんの心拍数を変に上げてしまうのもしのびなく眉毛くらいは描くのが最低のマナーかも?・・・な私にぴったりのグッズ♪ 10年くらい前なら「こらこら!私のメイクポーチ勝手に開けて遊んじゃ駄目!」なんて声かけてた娘ですが、近頃は逆に 外で仕入れてきたメイクやボディケア情報を教えてくれます。 「ほんまやねぇ、長生きしてたら色んなモンに出会えて嬉しいわぁ」(わざとヨボヨボの声で言う) 付けまつげはちょっともう無理っぽいけど、これからも懲りずにいろいろ母に教えて頂戴ね♪↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年10月26日
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すてきな紗のおきもの、「身丈を長く」の寸法直しをさせていただきました。 わかりづらいかも知れませんが 衿と袖(ここに写っていません)をはずし、身頃をふたつに裁った状態。(右側がすそで左側が肩山)裁ったところから上は背ぶせをほどいたので三つに離れています。 ほぼお直しが終った状態。身頃は四箇所別布をハギしたことになります。 ちょっとここから難しい話になりますが。 地衿の 掛け衿の下になる部分を裁って両おくみ (身頃と同じ高さの部分ハギ用)それと衿 (衿丈も足りなくなったので下前でハギ)そちらに使用しました。 下前衿先のハギ、『よ~く見ればわかるかな?』 ではないでしょうか。 お直しが終った状態。 ハギの別布はお召しになっていただくとおはしょりに隠れて大丈夫!とのことでした。 お母様からの大切なおきもの、身丈がほぼ13センチ長くなって着用可能となられました♪♪ 初夏にお預かりしてお渡し出来たのが10月のはじめ・・・(すみません)。 来年の夏は、どうぞめいっぱいお召しになってくださいませ☆ *きものの寸法直しは、そのお客様ごとに対処法が違うと思います。 とにかく、「無理だろうな」と決めつけずに お気軽に和裁士にご相談なさってみてはいかがでしょうか。 可能な限り、おこたえさせていただきます*↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年10月18日
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先週後半から所用のため、おとなりの滋賀県に滞在しておりました。 京都とよく似てるようでやはり違う滋賀のイントネーション、何だか好きなんです。 (例えば 標準語では「しておられる」の意味 京都 「やったはる」 発音のポイントは「やっ」なのですが 滋賀 「やったはる」 明らかに 「たはる」に重きをおいてる感じ ついでに言うと 関西人ってほぼ無意識レベルで尊敬語しゃべってたりします) 一年振りの 信楽(しがらき)のまち やはりあちこちに 縁起物の狸さん他人とは思えぬ体形 赤たぬきも発見、呑みすぎ? 町の看板も「陶芸教室」や「ろくろ」と大きく書かれたものがたくさん目に映ります。 「ろくろ」って文字を幾度も見てると何となく、オバケっぽいなぁ~なんて考えてみたり。(つい「ろくろっ首」や「どくろ」連想…) こんなポスターも発見 信楽たぬきは陶芸もする!( 「匠ポン山(たくみぽんざん)」氏というそうな )会心の作? いいお顔したはりますね~。 呼んでいただける日が来るかどうかわかりませんが私も 「匠」 目指してこれからも仕事に励ませていただきます。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年10月11日
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少し前に納品させていただいた単衣の訪問着です。 こちらの写真のほうが実際の色に近いです 柄はひかえめ 渋くて素敵な単衣訪問着でした。 ≪ブログ掲載快諾してくださり有り難うございました≫ こちらは 京のじゅばん&町屋の美術館「紫織庵」さん の中庭 その建物もじゅばん展も、一見の価値ありでした。 外はこんなたたずまい 呉服の展示・販売もされていてマダム相手に反物の説明を熱心になさってるスタッフさんもお見かけしましたが私の場合 ふだん着すぎる小汚い格好が功を奏して(?)完全ノーマーク。これ幸いと、のんびりマイペースに見学させていただきました。 明治から大正にかけての貴重なおじゃばんの展示は二階広間にて。贅を尽くした何とも豪華なものから残り布だけをツギハギにして一枚の形にしてあるものまで・・・。 あぁ 今も昔もやはりおそろしく富める人や お洒落のために地道な努力を惜しまない人がいるのは同じなんだな、なんて勝手に納得しつつ おいとましました。 *紫織庵 AM10:00~PM5:00 入場料 500円 京都市中京区新町通六角上ル TEL (075)241-0215 ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年10月05日
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春と同じく秋も、何かを始めたくなる季節なのかも知れないですね。なにげなく広げた新聞にも 「通信講座」の広告が。 ちょっとした趣味みたいなものから資格取得を目指すものまで講座は豊富です “もし誰かがお金払ってくれるとしたら、どれに申し込む?”近くにいた娘と そんな不毛ともいえる話にひとしきり花を咲かせたあと 私 「でも、 通信教育で何かを身につけるって多分 ちゃんと通って学ぶよりも大変なんじゃないかな。 だって“自宅で学べて便利”とは言うけれど よっぽど本人がしっかりしてないと無理だろうしね」 娘 「確かに~」 私 「まぁ 通信教育でモノになるのは空手くらいのもんやね」 娘 「???」 (これは 私が子供の頃好きだった吉本新喜劇のギャグのお話。 当然ながら娘には理解不能) そういえば以前、他の広告で見た通信講座に「和裁」があったのを憶えています。添えてあったのは “確かな技術を…”とか “高収入も!”なんて言葉でしたっけ。 世間は広いし、何でも自分を基準に考えては良くないかも知れません。 やはりいらっしゃるのかな?「通信教育で和裁を身に付けて、ちゃんと仕事にしています」 という方。 …お会いしてみたいものです! ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年09月27日
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秋の気配と共に 何となくやることがたくさんな日々、お陰さまで忙しく過ごさせていただいております。 お仕立てさせて頂いた袷の喪服(新品)。かなり身長がお高い方ということで、身丈は「出来るだけ長く」。 ご存知の様に喪服には「紋」が描いてあるので どうしても限りがあるのですが何とかご満足いただける身丈に仕上げることが出来ました。 下前のおくみの裾のあたり本来なら「残り布」にするところまでギリギリ見えない様に使わせていただきました 忙しいと言いつつも、先日私用で神戸へ。かなりせわしないお出掛けで、実際三宮かいわいを歩けたのは1時間強。その中に「早い目の夕食をとる」というミッション(大袈裟)も含まれていて。中々これと言ったお店が見つからず、結局気が付けば元町まで。 『3年前家族で入り、海鮮麺が思っていた以上に美味しかったお店どこだっけ?』 ひとりで南京町をさまよい、店先で勧誘のおばちゃまを断りきれず(実はヘタレ)店内へと。『あ~やっぱりこことちゃう(違う)わ。。。』内心小さくガッカリ。 今度神戸来るのは何年後かなぁ? 三宮にて 左の建物は「そごう」雲が速く動いてたけどキレイなお月さまでした 「軽い浦島太郎状態」の街で、知ってる店を見つけるとけっこう嬉しい♪果物屋さんで、「ざくろジュース」いただきました毎朝作ってるスムージーの20倍くらい美味しかったです ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年09月20日
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前回お話させていただいた小紋です。 ひとつの反物の柄が、たて向きに分かれているような場合(一番分かりやすいものなら「半分は黒、半分は白」みたいなきもの)一般的には「追い裁ち」で仕立てます。(私の学校では「おっかけ」と呼んでました) こんな感じの反物です(ピンボケごめんなさい) 「片寄り模様」「片寄せ模様」と呼ぶんですね でもこれ以外にも色んな組み合わせがあります。 同じ反物でも、柄あわせ次第でかなり雰囲気が変わりますよね。 今回お仕立ての小紋は「片寄り」とまでは呼ばないものでした。修行時代から、「こういう柄ゆきのは“おっかけ”にすること」と言われてきたので基本的にはそうさせてもらっています。ただ、縞以外に描いてある飛び柄などを考えてこの方がいい、と思えばオクミなどは一部“おっかけ”じゃなく仕立てるようにもなりました。 じ~~っときもの姿見て 『アラッ もしかしてあそこ、おっかけになってないんじゃないの!?』なんて思うイジワルな人(私でしたね)もそうそういないと思いますし。 柄あわせは、ケースバイケースだと思います。身幅もおひとりおひとり違いますし、その方ごとに考えるべきですよね。何にしましても、事前にしっかりお客様のご希望を確認させていただく。これが一番大切ですね。 *参考資料 東洋図書 「改訂 裁縫要義」 奈良女子大学 被服構成研究会 文唱堂 「和裁ハンドブック」 社団法人 日本和裁士会 三進 「新版 和服裁縫」 社団法人 日本和裁士会 「和裁ハンドブック」は資格試験の勉強で、アンダーラインだらけになってます。「和服縫製」は久し振りに仕立てるものがある時など上巻・下巻ともよく使わせてもらっております。買った時は「高い~!」だったけど、もう“モト”とれたかなあ。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年09月13日
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お預かりした小紋です(袷仕立て)。 素敵なんです、欲しくなっちゃいます お仕立て上がりは次回に…。 季節の移り変わりを、少しずつ感じます。 私の場合、一番分かりやすいのが「麦茶の減り具合」。もう7月8月は、作っても作っても無くなる(飲まれる)感じでした。 帰宅すると鯨の様に(あくまでイメージです ホントに飲むのか知りません)麦茶を飲みまくる子供や夫。「ずっと家に居るんやから お茶くらいいつでも作っといてよ」なんて言われそうなので、文句は言いませんよ、えぇ えぇ。 でもここ1週間くらいでしょうか、夕方になってもそこそこ冷蔵庫に麦茶が残っている様子で。ぼちぼち 「麦茶沸かし&冷やしおばちゃん」はお役御免となりそうで少々ホッとしております。 この夏大活躍のガラスポット色んなお店で探すも中々気に入らず結局たまたま入った長野県・駒ヶ根のホームセンターでひとめぼれ耐熱+容量1リットル強、“ずんぐりむっくり”に親近感♪ ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年09月10日
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博多弁のお話ではないのです。 先日お預かりした、洗い張りの袷喪服。呉服屋さん曰く、「以前裏側だった方を今回表に仕立てて下さいね。もちろん“紋”も描いてもらったし。分かりやすい様に 裏になる側に“バッテン”付けといたから」 。 これなら絶対間違いませんね紋は「五三の桐」です 反物をお預かりした時まず考える事のひとつ「どちらを表にして仕立てたらいいのか?」。 もちろん殆んどが一目瞭然だし、そうじゃなくても巻き方の向きとか(でもこれは絶対じゃないな)、墨打ち(反物の端に付けてあるしるし)などで大概は判断できます。でもごくたま~に微妙な場合もありますね。 万が一違うと全部縫い直し、それは絶対避けたいのでやはり直接お客様や呉服屋さんに確認、がベストというかマストでしょう。 でもそういえば昔、ありました。「お預かりも納品も宅配便で、どちらを表に仕立てるか判断しかねる微妙に二面の風合いが違う小紋」。もう電話で上手く説明するのが大変でしたね。今なら「写真添付してメール送ります」で済む話ですが。 今回「バッテン」お付けになった呉服屋さん。『私が信用されていない』 と受け取らず『念には念を入れられてるんだわ』 そう考えさせていただきます。 以前もお話させてもらった(こちら→☆)「ココン烏丸」の「kara-S(カラス)」 。ちょっと久し振りにのぞかせてもらうと、また楽しい物が色々と。 「だるま花瓶」。斬新。 ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年09月04日
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無双袖単衣のお襦袢です。 せっかくこんな文様なので、できる限り「市松」な感じにお仕立てさせていただきました。(下前竪衿付け以外かな) 後ろ身頃全体に衣敷あて (お客様のご希望にそわせて頂きます) お襦袢にも並々ならぬこだわりをお持ちのお客様、近頃たくさんいらっしゃる気がいたします。 きのうの昼ごはん。かなり久し振りに息子と二人でした。 私は普通にめんつゆ(右)で、「そうめん嫌いだ~」な息子は“なんちゃってカルボナーラ”(左)。(こういう事するから家人に「甘い!」と言われるんだろうな)紫玉ねぎをたっぷり入れました。 親不幸か親孝行なんだかよく分かりませんがこの夏もバイトやゲームに明け暮れて一切「受験生な空気」を感じさせない彼。(高三です) でも「うん、美味しい おいしい」。実は家族の中で私の作ったものいちばん上手に褒めてくれるのも彼。“取って付けた感”無く、けっこう自然に。 『そうそう、それって大事だよ。将来あなたに彼女とか奥さんが出来たらいっぱいいっぱい褒めてあげてね』 母は心の中で願うのでした。 今日から新学期。「食パンくわえて」はさすがに無かったですが、ギリギリの時間に大あくびしながら自転車に乗ってゆきました。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年08月29日
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「色々なきものに手を触れさせていただける」これも和裁士の特権のひとつ、本当に幸せなことだと思います。 少し前お仕立てさせていただいた袷の小紋。 (色々よけいな物が写ってしまってご免なさい) 上前胸のあたり 近くで見た感じ 八掛は赤 お召しになるのはきっと、おきものに見合う個性的で素敵な方なのだろうななどと勝手に想像しつつ縫わせていただきました。 高校野球もいよいよ決勝戦、この時期になると 子供時代 「夏の最後の一大イベント」 だった地蔵盆を思い出します。 町内のお地蔵さんの近くにテント・ゴザが設置されてて福引・金魚すくい・スイカ割り・お菓子くばり・盆踊り…。この時ばかりは やり残している宿題のモヤモヤもしばし忘れられる二日間でした。 けれど実家の母曰く「最近はかなり規模が小さくなったよ。 一日だけになったし。まぁじっさい 子供が少ないんやから仕方ないわね~」。 。。。確かに。 一応子育てしてきたので、役員さんの大変さもお察しするのですが将来無くなっちゃったりすると きっと寂しいだろうな。 地蔵盆があったおかげで 40年前の夏に思いを馳せることが出来る、あぁ実は私恵まれたコドモだったんだな、なんて最近やっと気が付きました。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年08月23日
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長いことブログをお休みさせて頂きどうも失礼しました。 こちらはこの夏縫わせて頂いたゆかた。とんぼの文様は昔から馴染みがありますが、こちらのデザインはかなり斬新 ふと思い出したのが 学生時代に読んだ萩尾望都さんの漫画 「小夜の縫うゆかた」。 中学生(か高校生)の小夜が、夏のはじめに家庭科の宿題でゆかたを縫っています、というお話。たしかトンボ柄だったんですよね。 小さな頃から毎夏ゆかたをこしらえてくれていた小夜のお母さんは少し前に亡くなってしまい、心の中にお母さんやゆかたの色んな思い出をめぐらせつつ、仕立てる彼女。(多少 記憶違いがあるかもです) こう書くと とても重たく暗い物語にとられちゃいそうですが実際はそんなにしめっぽく描かれているわけでもなく大切な思い出を懐かしみつつも、しゃんと生きているかわいく明るい小夜の物語は幼かった私の心の中にも何だかさわやかな風が吹いたのを憶えています。 スケールの大きな人気作品をたくさんお持ちの萩尾望都さんですが、私はこの方の珠玉の短編たちが大好きです。 先日頂いた、鶴屋吉信さんのお菓子 「山あかり」。 京都は今日、五山送り火。お精霊さん送りです。↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年08月16日
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多分 6月だったと思います。まだ 夏は「気配」くらいしか感じなかった頃。長野県松本から飛騨高山へ向かう道の途中にそれはありました。 こちらだけでは分かりませんよね 「 風穴 (ふうけつ)稲核(いねこき)一帯は地下水に富み、そこで冷風が作られ岩場を伝って地上に出る場所が風穴である。石で囲い小屋を作ると天然の冷蔵庫となる。気温は8度位で一定しており、漬物等の貯蔵に適している。明治の頃は 蚕の種を貯蔵しており全国から業者が訪れた。その後は唐松の種の貯蔵に利用されてきた 」 小屋の入り口に結構飛んでいた虫をよけつつ中に入ってみました。 左に見えてる岩は 言わば山の断面 ひゃっこ~い! お酒が貯蔵されてました♪ 電気を必要としない “大きな冷蔵庫”素晴らしい知恵です。「蚕の種も貯蔵しており 全国から業者が訪れた」少々切ないけれど、昔は確かに養蚕業が栄えていたのですね。 旅の途中にふらっと、だったのですが貴重な場所を訪れることが出来て嬉しく思いました。 あ~もういっぺん入っていたい!(笑) もっと詳しくはこちらを→ 「道の駅 風穴の里」 「蚕種保管用としての稲核風穴」 7月に実家へ立ち寄ったとき母 「あんた綾野剛ちょっといいって言ってたやんな?」と渡してくれた 『ザ・テレビジョン(非売品バージョン?保険営業用とか)』 これ、関西人的に言わせて頂くと「あやのさん、何“メンチきってる”ねん!?」。 ◎ メンチきる=やたら睨みつける 中の写真はもうちょいナチュラル *お知らせ*8月6日(月)~12日(日)は勝手ながら都合によりお休みさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。 ↓ クリックしていただけると、励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
2012年08月06日
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先日お仕立ての、女物浴衣。 いわゆる「飛び柄」ではなく、こんな風に全体的に柄があると正直 裁ち・ヘラ付けは早く出来ます。(飛び柄じゃない女物浴衣、たぶん今年こちらの一枚だけです…) こちらの方が本物に近い色ですね 私は「菊の花」に見えたのですが「何に見える?」と訊いてみましたところ、娘 「彼岸花」夫 「花火」 とのこと。 皆さんは如何でしょうか。 欲張りなせいでしょうね、相変わらず慌しい日々を送っております。 脳の指令を素直に受け入れてくれない体・手を使って今日はお仕立てに励んでたところラジオから流れてきたのは懐かしいユーミンの 「リ・インカネーション」 あ~好きだったなぁこの曲何にもわかってない私に大のユーミンファンの友達が「“輪廻転生”って意味なんだよ」って教えてくれたっけ。 思えば 「リ・インカネーション」や「デジャヴー」なんて言葉ユーミンの歌で初めて知ったんですよね。 ラジオで流れたのはこの曲だけでも確かアルバムでは次の曲とギターでいい感じにつながってたんだっけ。(皆さん昔の方が 「アルバムとしての構成」にこだわってた気がします今は一曲ずつダウンロードとかしちゃうもんね~仕方ないか~) 単純な人間なのでこんな曲ひとつで かなり針を持つ手に元気が出ます。 次の代に仕立てかえたり違う形にしてみたりきものってまさにリ・インカネーション・輪廻転生を地でいってる文化だと思います。(何でもきものに結びつけすぎ? 笑)↓クリックしていただけると励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ
2012年07月26日
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たしか、7月になったばかりの頃でした。 場所は、四条烏丸の地下道。改札の近くで立ち話のご婦人。おふたりとも和装で、おひとりは「絽のコート(衿が額ぶちかキモノかは不明)」をお召しになってたんですが。 側を素通りさせてもらう僅かな時間だけであきらかに分かるのは 「そのコート、丈が長すぎ?」 ということ。 対丈コートの身丈って難しいんですよね。中のきもの、帯と結び方によっても変わるし。 その方も部屋の中でお召しの時 「草履はいたらちょうどになるかな?」とお考えになったかも知れませんもんね。でも実際、そのお草履でもコートのすそをご自分でふんづけられないかしら?なくらい長く見えました。 「あの~、拝見した感じコート長いですよね。よろしかったら丈、お直し致しましょうか?いえわたし、和裁士やってるもんで・・・」 。。。はい、妄想です。 そんなこと突然言われたら「は!? 余計なお世話。なに営業かけてんのよ、うさんくさっ!」ですよね、たぶん。 ええ別に、正直そこまでお仕事困ってないんです(感じわるい?)でもねぇ、素で 『せっかく絽のコート着てはるのに、もったいないなぁ~』とは思いました。とてもお綺麗な方で、髪型もばっちりだったからよけいに…。お連れのかた、やんわりでも教えてさしあげればいいのにな、なんて老婆心ながら思った次第です。(おふたりの関係性は存じあげませんけれど) またまた主人の仕事手伝いで信州へ行っておりました。 「白樺並木」や「スーパーにわんさかのセロリ」にも感動。ふだん見られないもので。↓クリックしていただけると励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ
2012年07月18日
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蒸し暑い日が多くなってきました。相変わらず、けっこう多忙な日々を過ごしております。 先日お納めした、綿絽の浴衣。 お文庫にお入れして 近くで見るとこんな感じです お仕立てに追われる日々何かもっと、景気づけになる様なCDなかったっけ?と思い出し、ひっぱり出してきたのがこれ「SUCCESS STORY」 。 香美さんお若いな いや~ 良いです。 針も進みます。昔は何となく「冬のイメージ」だった感の広瀬香美さん、夏に聴くのもまたオツだわ。(今聴けばかなり「バブリーな歌詞」もそれはそれで楽しい) 大ヒットしたハイトーンボイスの曲もノリノリで良しですが、ミディアムテンポな作品に、この方の実力を思い知らされます。ブラックな曲が特に好きです。(ホント言うと「ロマンスの神様」初めて聴いたとき『演歌みたいだ~』と思ってたんですけどね 笑) 大好きな音楽を流しつつ、お仕立てに励ませていただきますね。↓クリックしていただけると励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ
2012年07月10日
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更新、また少々滞っております。 のぞいて下さってる方、ご免なさい。 ここに来て たくさんの浴衣をお預かりしておりまして、そしてたいてい納期が早い! 京都という場所柄やはり「祇園祭までに…」の方が多いのかな。それにきっと お祭り直前ではなく早いうちに袖を通して“ひとりリハーサル”しておきたいものですよね。 やはり、一日でも早くお納めしたいところです。 。。。しかしこの時期 呉服屋さんからお電話頂くと「もう一枚縫ってもらわれへんやろか?祇園祭までに」なんてまた言われそうでドキドキです。 あと少しで、「コンチキチン」の祇園囃子が京都の街に響き出します。 お預かりしているのは古典的なもの、現代風なもの華やかなもの、シックなものやわらかいもの、かたいもの(これは和裁士目線?たまに とてつもなくかたい浴衣あるんです ) 多種多様な浴衣のお仕立てに今しばらく精を出させていただきます。 「コシノジュンコ浴衣」 には必ずタグ(右)が付きます。そういえば今また、「カーネーション」 週イチで再放送してますね。 ジュンコさん、ドラマの中でいちばん “ご本人と演者さんのギャップが少ない人物”でしたっけ。(あくまで個人の感想です) ≪ 調べてみたら 関西地方限定でした→☆ ≫ ↓クリックしていただけると励みになります!にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ
2012年06月28日
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