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2005.06.18
カテゴリ： カテゴリ未分類
一時５８．６０ドル ２カ月半ぶり最高値更新
【ワシントン木村旬】１７日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標である米国産標準油種（ＷＴＩ）の７月渡しが一時、前日終値比２．０２ドル高の１バレル＝５８．６０ドルに急騰し、４月４日につけた過去最高値（５８．２８ドル）を約２カ月半ぶりに更新した。終値も５８．４７ドルと終値では初めて５８ドル台を突破した。
石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）が１５日、生産枠引き上げを決めたばかりだが、産油国の増産余力は乏しく、将来の供給不足への不安は解消されていない。市場では「１バレル＝６０ドル突破は時間の問題」との指摘が増えている。世界経済の圧迫要因となるだけに、７月の主要国首脳会議（英グレンイーグルズ・サミット）で、どこまで本格的な対策が打ち出されるかが、焦点になってきた。
この日はＯＰＥＣ加盟国で米国への原油輸出も多いナイジェリアで、テロを警戒して、米英などの大使館や領事館が閉鎖されたことから、供給不安が広がり、投機筋を中心とした買いが急速に膨らんだ。
ＯＰＥＣは生産枠引き上げを決めたが、その直後に米エネルギー省が米国内の原油やガソリンの在庫量減少を発表。米国はガソリン需要が高まる夏のドライブシーズンに入っており、在庫の減少が続けば、さらに石油価格上昇に拍車をかける恐れがある。経済成長が続く中国も、エネルギー消費が拡大を続けている。世界の原油需要増大が見込まれている一方で、ＯＰＥＣの増産余力は乏しく、需給ひっ迫への懸念から、相場が切り上がる展開は、当面続く可能性が高い
★BS blog Ranking
【ワシントン木村旬】１７日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標である米国産標準油種（ＷＴＩ）の７月渡しが一時、前日終値比２．０２ドル高の１バレル＝５８．６０ドルに急騰し、４月４日につけた過去最高値（５８．２８ドル）を約２カ月半ぶりに更新した。終値も５８．４７ドルと終値では初めて５８ドル台を突破した。
石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）が１５日、生産枠引き上げを決めたばかりだが、産油国の増産余力は乏しく、将来の供給不足への不安は解消されていない。市場では「１バレル＝６０ドル突破は時間の問題」との指摘が増えている。世界経済の圧迫要因となるだけに、７月の主要国首脳会議（英グレンイーグルズ・サミット）で、どこまで本格的な対策が打ち出されるかが、焦点になってきた。
この日はＯＰＥＣ加盟国で米国への原油輸出も多いナイジェリアで、テロを警戒して、米英などの大使館や領事館が閉鎖されたことから、供給不安が広がり、投機筋を中心とした買いが急速に膨らんだ。
ＯＰＥＣは生産枠引き上げを決めたが、その直後に米エネルギー省が米国内の原油やガソリンの在庫量減少を発表。米国はガソリン需要が高まる夏のドライブシーズンに入っており、在庫の減少が続けば、さらに石油価格上昇に拍車をかける恐れがある。経済成長が続く中国も、エネルギー消費が拡大を続けている。世界の原油需要増大が見込まれている一方で、ＯＰＥＣの増産余力は乏しく、需給ひっ迫への懸念から、相場が切り上がる展開は、当面続く可能性が高い
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