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おはようございます。相変わらず寒い毎日ですが、皆さん体調管理は出来ていますか?私は・・・絶好調です。毎日の寒いチャリ通にも体が慣れてきた。5分も走ればポカポカになるので今では楽しんでいます。今日はビー玉焼成の紹介。素焼きをした作品に釉薬を施釉してその中にビー玉を詰めておく。焼成した時にビー玉が溶けて器の底に溜まり綺麗な色を発色してくれる予定です。どの様な感じになるかは焼いてみてのお楽しみ!最近、教室の方々も陶芸に慣れてきて色々な作品や装飾がお目にかかれる様になってきました。私としてはとても嬉しいです。自分の目指す作風を決めて頂ければ、あとはそれを目指して作るのみ!毎回の焼成が楽しみです!
2012.01.15
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こんにちは~こちら湘南の地は朝からお天気!梅雨前ですが気候はもう夏です・・・何時までエアコン無で行けるかチャレンジしています~(笑) 本日は鋳込み制作のご紹介です。お客様より沢山のオーダーを頂き制作しております。鋳込み型まで出来上がれば後の制作はそれ程難しくは無いのですが、型があるからと言ってすぐに沢山出来る訳でもありません・・・。鋳込み型を使用していると、型が湿ってきます。素材は石膏ですので水分をどんどん吸ってくれるのですが、ある程度石膏に水分が飽和すると鋳込みづらくなってきます。どの様になるかと言うと・・・・鋳込む時間が長くなる・型離れが悪い・石膏型がもろくなるなどなど、湿った石膏型を使い続けても良い事はございませんのである程度使ったら乾かします。窯を焚いた時などは窯の上に置いておくと1日で結構乾きます。窯焚きが無い時は自然乾燥です。一日最大で5個も鋳込むとそれ以上は難しくなりますので、4~5個鋳込んでは乾燥、鋳込んでは乾燥を繰り返していきます。そうすると予想以上に時間がかかるんです~(笑)制作個数が多い時など、毎日毎日鋳込み作業をするのですがナカナカ終わりが見えない時もあります。地道にコツコツ・・・型で作る焼き物もこんな感じです~(笑)陶磁器のオーダーメイドなら陶磁器工房 器楽まで食器を買うなら器楽オンラインショップまで
2015.06.01
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おはようございます。こちら湘南の地は朝からお天気!寒いですが気持ちの良い一日です。さて本日は転写シートのご紹介です。陶芸って絵付けをしてある作品が多いですよね!通常は一つ一つ手で描いて仕上げていくのですが、現代の陶芸では転写シートなるモノがございます。近くのホームセンターの窯材コーナー終了に伴い、セールをしていたので思わず衝動買いです・・・(笑)転写した作品はこちら・・・こんな感じで売っています。作品はお茶碗です。こちらは下絵の転写シートです。下絵ですので、素焼きの生地に写していく訳です。ではどのように写すのか・・・転写シートを好きなようにカットして、素焼きの生地にあてたら上から筆で水を塗りこみます。すると転写シートの絵具部が溶けて生地に移ると言う仕組みです。下絵の他にも上絵用の転写シートもあります。とっても簡単に柄や絵を写せるので重宝します。今回は磁器の生地に写しました。古陶の生地に現代風の転写模様・・・どの様な仕上がりになりますか・・・楽しみです~陶芸をするなら陶磁器工房 器楽まで食器を買うなら器楽オンラインショップまで
2014.12.03
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おはようございます~こちら湘南の地は朝からとってもお天気!まさにお出かけ日和ですが、私は工房でご依頼いただいた商品を制作中です・・・今日は釉薬の流れ具合のご紹介陶芸って粘土で制作した後に素焼きをして釉薬(上薬)を掛けて焼成します~釉薬って何?っと言う方もいらっしゃるかもしれませんね・・・釉薬とは、陶器の表面についているガラス状の膜の事です元々は、薪の窯で焼成した際に燃料の灰が焼き物にかかりそれが釉薬化したのが始まりと私は聞いておりますが、詳しい事は分りません・・・(笑)この釉薬で色を付けて装飾したり、強度を強くしたり、汚れを付きにくくしたりと芸術性・実用性どちらにも応用が利くのが釉薬です私が個人的に好きな釉薬は流れる釉薬です耐火温度を低めに配合して1240℃近辺で焼成すると流れ落ちる釉薬ですメジャーどころでは藁灰釉などがそうですね!この藁灰釉も厚掛けしすぎると焼成時に見事に下まで流れてしまい棚板にビッシっとくっついてしましますので要注意です~では、どのように装飾するかと言うと・・・まずは使っている土によって釉薬の流れ方が違います経験的に鉄分を多く含んでいる土は釉薬が流れやすいですまた、施釉面が多いとそれだけ流れやすくなります先ずは、ベースになる釉薬を掛けます私の場合は飴釉を筆でヌリヌリしていますなるべくムラにならない様に2~3回筆塗すると綺麗でしょう~その後器の上1cm~2cm位のところに藁灰釉をずぶ掛けしますこの際に浸す時間を長くするか、釉薬の濃度を濃くすると釉薬が厚くかかりますこれで準備は完了~あとは窯で焼成するだけです~焼成中に釉薬が溶けて勝手に流れていってくれますただ、この掛け方は非常にリスキーですので焼き物の下にハマ等をひいてから焼成してくださいね飴釉はもともと流れる釉薬藁灰釉も流れる釉薬焼成中にはベースの飴釉の上を藁灰釉が流れていく為より下まで流れますただ、流れてる長さが長いほど私好みでありますので、これを狙って作ると半分近く失敗する事もあります・・・(笑)これをご覧のあなたも是非、流れる釉薬にチャレンジしてみてください~陶芸教室なら陶磁器工房 器楽まで食器の購入なら器楽オンラインショップまで
2013.05.05
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おはようございますこちら湘南の地は朝から雨模様・・・でも気温は比較的高く意外と過ごしやすいですねぇ~今日は石膏型を作ろう(その3)です前回までは原型になる型作りを紹介しましたが今回は鋳込み型の作り方です便宜上、出来上がった焼き物を原型として使っていますが前回までの石膏で削り出したモノが原型になる事が多いですまずは、原型の型を中心に置きちょうど半分になる所で粘土で仕切りをします(この仕切りが悪いと石膏を流した時に崩壊したり、型が外れなかったりしますので注意です)その後、原型の周りをプラ板で取り囲み石膏を流すプールを作りますここまで出来たら石膏を流し込みます石膏を流した後10分位して石膏が固まり始めたら周りのプラ板を取り外してそのまま放置しますさらに30分位して石膏がある程度固くなったら、石膏のあわせ面に「カリ石鹸」を塗りますカリ石鹸を塗らないと石膏同士がくっついて取れなくなってしまいますカリ石鹸の塗り方は、「良く泡立てて塗って少し乾かして、濡れ雑巾で拭きとって」これを3~4回繰り返します~カリ石鹸を塗り、相手型との引っ掛かりを削り出したら、再度プラ板をまいて石膏のプールを作りますその後、反対側にも石膏を流し込んで、固まってきたらプラ板を外しますゴムハンマーなどでコンコンたたくと、石膏のあわせ面で「パカッ」と外れます今回の型は3分割なので、底の部分の型も取りこれで完成この後、お酢でカリ石鹸を綺麗にふき取って型を乾燥させておきます早足で説明しましたが要所要所で細かい作業があります特に石膏を流す前の、粘土の土手と土手の位置が重要となってきますので慎重に作業をしましょうさて、ここまで出来たらあとは鋳込むだけ今後は鋳込みを説明しましょう!陶芸教室なら陶磁器工房 器楽まで
2012.12.17
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おはようございます。こちら湘南の地は只今お天気です。朝方は強風で台風の様でしたが、現在は落ち着いております。さて本日は釉薬テストのご紹介です。お客様からオーダーで色のテストをしております。とりあえず一から釉薬を制作するのは限界があるので、今回は釉薬を仕入れてテストです。小さなお皿のテストピースを作って素焼きをして、いざ釉掛けです。とりあえず10種類の釉テスト。釉薬をそのまま掛けたり、3色掛け分けたり、灰を降らしたり、重ね掛けをしたりと色々です。これがどのように焼きあがるか・・・・焼成の結果はこちら・・・色々と焼き上がりました。メタルチックなヤツから岩の様なヤツ、斑な模様が入ったヤツと色々です。今回のテストのお気に入りはこちらかな~黒釉の上から長石釉を重ね掛け。もういっちょはこちら緑色の釉薬。全体にマットですが、青くコバルト色に窯変する部分が出て来る。これは使いようによっては面白そうです。で・・・お客様に確認頂いたところ、使えるのは1色のみ・・・・(泣)また新たなテストピースを作らなければ・・・まだまだ気合を入れて頑張ります!オーダーメイドの陶磁器なら陶磁器工房 器楽 まで
2017.11.11
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おはようございますこちら湘南の地は朝からお天気寒いですが、気持ちの良い一日となりそうです今日は石膏型で焼き物を作ろう~第一弾は石膏型を作る事から始めますまず準備するモノは・石膏・水・石膏を溶くオケ・焼き物の設計図・作品より一回り大きい型こんなところでしょうかね・・・まずは、焼き物の設計図を作ります焼き物は焼成すると収縮しますから、大きさを少し大き目(ホントはちゃんと寸法を計算して出していきます)に作ると良いでしょう~設計図が描けたら次に設計図の焼き物より少し大き目の型枠を用意します一般的には・塩ビ管・プラスチック板・レゴブロック(これがオススメ)組み立てて色々な大きさに出来るなどで大まかな形を作ります型枠が出来たら次は石膏の準備石膏って購入時は粉状ですこの粉状なモノに水分を与えると、化学反応が起きて固く固まりますここで疑問なのが、どのくらいの石膏を使ってどのくらいの量の水を入れればよいのか?と言う事です。まずは、流し込む型枠の体積を求めましょう例えば縦5cm×横6cm×高さ7cmの立方体の型枠を作る場合石膏の必要量は5×6×7=210でおおよそ210gの石膏が必要となります次に水の量はこれは人それぞれ違うでしょうが大まかに70%~90%の間位です固い型を作るなら 水分量70%外側の水を吸いやすい型を作るなら 水分量90%と言う具合です今回は石膏の主型を作るので70%でいきますですので水の量は水の量=石膏の量×70%となり147cc大体で150ccが必要となりますここまで準備が出来たら石膏を水で溶いて型枠に流し込みます水を張った入れ物に石膏の粉末をサラサラと入れていき全部入った所で撹拌し始めます撹拌する際は空気が入らない様に優しく、かつ万遍なくかき回しましょう!撹拌する目安は3~5分位少し石膏にトロミがついてきたころが流し時ですそのまま容器内でかき回し続けると石膏が固まってしまうので注意です!トロミがついてきた石膏を型枠に流して暫く待ちますすると、水気が引いてきますさわっても大丈夫なくらい固くなってきたら型枠を外してそのまま放置します放置している時の石膏は化学反応を起こして発熱しますさわるとホッワっと暖かい感じですとりあえず今日はここまで・・・次回はその型枠かた取り出した石膏を削りだしていきます陶芸教室なら陶磁器工房 器楽まで
2012.12.05
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こんにちは~こちら湘南の地は朝からお天気!非常に過ごしやすい一日ですさて、今日は作品を作る陶芸用粘土のお話陶芸用粘土って星の数ほど沢山ありますそりゃ~自分の足下を見れば大体が土ですもんねぇ~沢山あるはずです焼き物の産地の土によって「~焼です」なんて言ったりもしますその土の中で自分にあった土を使っていくわけですがどうしてもオンリーワンの土を使いたくなる・・・そんな時はこれ・・・色々なモノを混ぜています~写真の土は、陶芸用粘土に使う土にその原土を混ぜて使っていますなぜ原土を混ぜるかって・・・?それは土の風合いを最大限に引き出すために混ぜています土っぽい作風を目指している訳ですその他にも、粒長石を混ぜたり雲母を混ぜたり鉄分を混ぜたり・・・色々とブレンドが出来ますオンリーワンの土味を目指して土作りからこだわりを持たないと面白くなりませんあなたもぜひオンリーワンの粘土を作ってみてください陶芸の事なら陶磁器工房 器楽まで
2013.01.21
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春の自転車通勤は気持ちが良い!朝は清々しく、帰りはゆっくり気ままなサイクリングです。最近は太って来たせいかジーンズの腿のあたりがきつくなってきました・・・今日の釉薬は織部釉です。配合は福島長石70% 合成土灰30% 酸化銅外割5%特徴としてはおなじみの緑発色です。酸化銅の割合をもっと増やすと発色が濃くなります。また、工房で使用している土が基本的には茶色なので発色が鈍く感じますが白い土を使えばもう少し綺麗な発色にはなると思います。個人的には銅の発色金属って得意ではないです。焼成では酸化被膜が形成されてくすんだ発色になるし、焼成の際は周りに色が飛ぶし・・結構厄介です。安定はしていますが、もう少し改良して使いやすくしたいと思っています。ちなみに酸化被膜は希塩酸をかなり薄めた水に漬けておくと綺麗にとれます。まぁ、教室で塩酸を使うのもどうかと思っておりますが・・・。焼成条件酸化焼成 1240℃ 16時間陶芸なら陶磁器工房 器楽まで
2011.04.16
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こんばんは~こちら湘南の地は朝から雨模様・・・何ともスッキリしない一日でした・・・。さて本日は焼き物の修正のお話です。先日作り上げた白磁のどんぶりですが、釉薬との相性が悪いせいか器の口部の釉薬が剥がれてきてしまいました。お客様に相談したところ、修正する方向となったので早速作業を開始です。さてどのように修正するのか・・・色々と方法があります。まずは焼き直し!再度器の口部に釉薬を載せて焼き直しをします。こちらの結果は・・・ん~少し良くなりましたが、ちょっと釉薬のデコボコが残ります。でも使えるレベルまでは回復です。さてさらに次の修正方法ですが・・・今度は上絵です。釉薬のノリが悪い部分に同系色の上絵を施します。要するに釉薬の上から絵具でコーティングする方法です。白い器なので白の上絵具を作って器の縁に塗ってみました。写真では分りにくいですが縁に白い絵具が盛ってあります。乾燥させてから800℃程度で焼き付けます。たぶんこの方法が一番綺麗に仕上がるのでないでしょうか・・・?また焼き上がりを見ての判断ですね~うまくいきますように~陶芸をするなら陶磁器工房 器楽まで食器を買うなら器楽オンラインショップまで
2014.10.31
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こんにちは~こちら湘南の地は朝から雨模様・・・気温も低く冬に逆戻りですね~まさしく三寒四温を体感しております。さて本日は・・・恥ずかしながら失敗のご紹介です~(笑)磁器土を還元焼成で焼いたところ見事に失敗・・・何が失敗か?って・・・器の形は良いのですが、器の表面に黒い煤がこびりついております・・・。これが失敗です。本来ならこんな感じで真っ白に~写真を見れば一目瞭然でしょ!還元焼成での煤が器にくっつくんです~陶器ならそれもまた「味」になるんですが磁器だとそうはいきません・・・。根本的には空気の量が少ないのが原因だと思っております。磁器で綺麗な切れるような白を目指すには還元焼成なのですが、肝心の還元焼成が上手くいかない・・・。前回も同じような失敗をしたので、今回はガス圧も下げて空気量も増やした「つもり」でした・・・。この「つもり」が良くなかったのでしょう~(笑)また製品を作り直して出直しです!次回はバーナー投入温度を調整してみます~やっぱり磁器は色々と難しい~(泣)陶芸をするなら陶磁器工房 器楽まで食器を買うなら器楽オンラインショップまで
2015.04.07
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