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2010.09.03
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テーマ: 闘病日記(4013)
カテゴリ: 闘病記

昨年8月23日に入院して6日目、28日金曜日の出来事。

水曜日に胃カメラ、木曜日に大腸カメラと連続でカメラ検査するもほぼ異常が認められず
下痢止めを処方して頂くも父の下痢は相も変わらず激しく続き
入院したことで簡単に良くなると思っていた私の考えは大きく当てが外れ
この6日間の間にも父はみるみる弱っていき、最早一人でトイレに行く事も出来ず
ベッドから起き上がるにもヘルプがいるような状態になっていました。
この頃の私は、なんで入院して医者が付いていながら、たかが 「下痢」 を止める事が出来ないのか合点がいかず、主治医を見ると
「一体いつになれば父の下痢を止めてくれるんですか
と詰め寄っていたような記憶があります。

金曜日の夕方、仕事帰りに病院に寄ると父は8度5分ほどの熱が出ていて
8度以上になると普段と違った血液検査をするので (一般の採血と違って2か所より採血)
そのための準備を看護師さんがしていると、父がトイレに行きたいと言うので
採血は父がトイレ終わるまで待ってもらう事にして
車いすでトイレに連れて行き座らせていたのですが…中々終わりません

ピシャンピシャン

終わったかなと思って、立とうとするとまたまた出てきて・・・しょんぼり

トイレの前で、私と看護師さんが代わる代わる

「終わった?」

と聞き、その都度父は立ち上がろうとし、そうするとまたまた 「ピシャン と出てくるような状態で、かれこれ20分ほど・・・
高熱もあるし、体も衰弱しているしで
看護師さんも心配してくれて
「ちょっとしんどいから、ベッドで横になってウンチしようか」
と声掛けてくれるのですが、父は首を横に振り 「ここでする と頑張ります
私は看護師さんも忙しいので、終わったら声掛けるので他のお仕事して下さいと言って
そのまましばらく父の様子を見ていたけど
ほんとにいつまで待っても父のウンチは終わりそうにないので
しびれ切らして 、「とりあえず1回おしり拭くから立って
と言って父の体かかえて立たせて、便器が目に入ってくると、思わず私の方が失神しそうになりました

なんと

便器の中が真っ赤っ赤の血の海だったのです

父が便座に座っている間ずっと 「ピシャン、ピシャン」 と音を立てていたのは下痢便ではなく
大量の血だったのです

私はびっくりしてそのまま再び父を便座に座らせて大声で看護師さんを呼びました。
看護師さんもビックリして、とにかく時間的に言ってもかなりの量の下血になるので
すぐに数人の看護師さんがストレッチャー持ってきて父をその上に横たえようとするけど
父はまだ
「あかん、なにすんのやまだ出るぅ~~~ とか言ってましたが
看護師さんは 「気にしないでベッドの上で出してもらっていいからね」
と、父をストレッチャーの上に強引に寝かせましたが、ベッドに横たわった父のお尻からは尚も収まる事なく赤い血が止め処なく溢れ出していたのです

その頃には父の顔色は真っ青で身体もぶるぶる震え、なんでもう少し早くおかしいと思わなかったのか自分に腹が立ちましたが、あの時は看護師でさえ異常だと気づかなかったのですから仕方がなかったのかもしれません。
看護師さんたちがあたふたと血圧測ったり色々処置をしていると連絡を受けた主治医が息を切らして走って来ました。
私は父の出血は大腸カメラで傷がついてのもだと思っていたので (と言うかそれしか思い当らなかった) 、昨日の検査は適正に行われたのか主治医に聞きました。
主治医は 「なんとも、解りません と答え
「とにかく早急に出血している場所を捜し出し止血したいと思いますので、もう一度大腸カメラをする事に同意して頂けますか と言う事でしてびっくりびっくりびっくり
怒ってる怒ってる怒ってる
いや、ほんまに驚いたのですがしょんぼり
大腸にもし傷が付いて出血しているのなら、しかもその原因がカメラかもしれないと言うのにのにそれを止血するにはまたもや大腸にカメラを入れて止血するしか方法はないというのです
それは医療関係者からするとごく当たり前のことかもしれないけど
ひょっとして大量出血の原因になったかもしれないカメラをもう一度お尻から入れるなんてただでさえ衰弱しきっている父に都合3日間立て続けにカメラの検査するなんてどうにも納得も許可もしがたいけど…主治医曰く

父の出血止めるにはそれしか方法はないと・・・号泣

でも考えようによっては、この時点ですでに夜の7時を過ぎていたのでここは大病院の良いところと言おうか、この時間から緊急の大腸カメラで父の大腸内をもう一度くまなく検査して必要な処置をしてくれるというのですから、まんざら父の天命もまだまだ尽きていないのかもしれないと、少しだけホッとしました。






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最終更新日  2010.09.03 20:33:05
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