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一ヶ月前の記事で、世界ウルルン滞在記で出会ったドイツの家族について少し書いたのですが、今日はその続きを書きますね。私たちは2000年の6.7月以来、ついに再会することができました。10年ぶりにお父さんお母さんと対面したその瞬間「長かったんだなぁ」と感じるものがありましたが、お互いを確かめ合うように長いハグをして声をかけ合えば、あの日と何も変わらない温かいものが心にしみわたってきて、10年の距離もほんの一瞬で縮まりました。ママと私は嬉しくって興奮してしまい 笑顔でうるるん。オッパ(おじいちゃん)も相変わらずお元気です。長女のナタリーには二人の娘、弟のオイゲンには一人の息子、家族が何倍にもなっていることは、とてもとても感慨深いものがあります。家族みんなでママの美味しい手料理をいただいた際、出てきたのは肉じゃが。「砂糖をいれないレシピを考えたのよ」と前回私が作ったものにアレンジが加わって、この家の定番になっていました。番組内で私がプレゼントした手縫いのテディベアは、当時のまま 部屋に飾られていました。私が送った10年分の手紙やカードも(英語もドイツ語もめちゃくちゃ下手!)大切に保管してくださっていました。初めて会ったときから、この家族とは深く通じ合えるものを感じていたのですが、実際再会しても その気持ちは少しも変わりませんでした。彼らの家族は旧ソ連時代からの大変な歴史を抱えており、たった15年前にドイツへ渡ってきたという背景があるのですが、それらを全く感じさせない、一緒にいてとてもシンプルでしあわせな気持ちにさせて下さる家族です。本当の娘のように、家族のように再び迎え入れてもらえたことはとても嬉しく、しかもこれからは何度でも会える。この状況は、信じられないような気もするし、とても自然なことのようにも思えて、ただただ いただいたすべてのご縁に、この10年のすべてに感謝するのみです。当時のスタジオ収録でも発言させてもらったのですが、私にとって、人生の転機になるような出会いでしたし( デビュー後、自分の進むべき道に迷ったことがありましたが、こんな大人になりたい!と将来を照らしてくれた存在でもありました。)この出会いを与えてくださった番組にも、やはり深く感謝しています。「言葉」は、自分の心を伝えるための、ほんのひとつのツールでしかないと強く感じています。しゃべればしゃべるほど、自分の本当の気持ちとはかけ離れることもあるし、言葉少ないことで伝わらないこともある。思いやりの心で向き合えば、相手の心もちゃんと聞こえてくるはず。言葉のできない赤ちゃんやペットに対して私たちは自然にそうしているように。遠く離れていても、直接触れられなくても…やさしい気持ちが確実に伝染していくのだとしたら。自分の心の持ち方ひとつにたくさんの可能性を感じられるような気がして、少し明るい気持ちになるのでした。↓当時製作したのは、色違いの双子のテディベア。一体は、ずーっと私と一緒に暮らしています。家族が住むユネスコ文化遺産の街、バンベルク。私は来週から日本へ行きます。次の更新は5月1日に予定しますね。まだまだ続く大きな余震や原発の不安の中におられる被災地のみなさん、今も避難所での生活を強いられている多くの方々の安全と 心から安心できる生活が一日も早く取り戻せますように。日本中のみなさんが毎日笑顔で過ごされますように!
Apr 14, 2011
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