今日も暑くてかなり厳しい一日になりそうだ。
庭の木にはセミが大量に集合して大合唱をしている。
かなり喧しいけどこれも少しの間の事なので
この騒音を楽しみながら過ごしている。
昨日、秋葉原で14年前に無差別殺人事件を起こした
加藤死刑囚の刑の執行が行われた。
色んな考え方があるのだろうが一つのけじめと言うか
この事件がこれで終わった。
この事件の事を忘れないのは
被害者の関係者だけになるのだろう。
ワタクシは1審の判決を聞きに東京地裁まで行った。
判決は死刑以外にないだろうと思っていたが
その時の裁判官が判決の中で言った
「人間性を感じられない残虐な犯行。
日本全体が震撼したと言っても過言ではない。」
と言う言葉に少しだけびっくりしたのを覚えている。
なぜなら
ワタクシは加藤死刑囚に人間の弱さを感じていたから。
少なくとも人間性は感じていたから。
ちゃんとした就職もできず非正規の仕事を転々とする。
何をしても「努力不足」と言われてすべてが自己責任だと言われる。
社会の中の負け組と烙印を押され
使い捨ての人間としか見られない。
友人や家族などの社会的共同体などからもはみ出して
孤立していく。
そして社会への復習としての殺人
絶望による半ば自殺的な殺人のように見えるたから。
けして加藤死刑囚を擁護するわけではないが
このような事件は
京都アニメーションの事件や大阪のクリニック放火事件など
次々と起きてきているし
これからもたくさん起きてくると思う。
安倍元首相の銃撃事件の犯人もこれに近い考えかもしれない。
かたや、東京オリンピックの元理事が4500万円の金を
頂きマンモスして東京地検が動いている。
世の中はこんなものだと思って生きる人生の切なさよ。
