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大変な事態に遭遇しているのかもしれません家の黒竹に花が咲いています。60~120年周期で花が咲くと言われる竹、その開花真っ最中です。咲き終わると全部枯れるとか、邪魔で少し持て余していたので、良しとします。不吉な前兆なんて言う人も居ますが、こんなレアケースを目の当たりにしたこと自体、幸運と言わずにいられましょうか。そういえば今年は筍が出て来ないな、と思っていました。
2023/06/03
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この新緑をなんと表現したらよいのだろう萌えるような若葉、燃え立つと書いてしまいそうな色の煌めき炎のようなエネルギを感じてしまう仙台の5月、正にベストシーズン左寄りカツラ、ケヤキ、ヤマザクラいずれも普通の家では植えてはいけない木とされているが、この圧倒的緑のボリュームを見ていると、育ちすぎて手に負えなくなっても、それはその時に考えればよいと思ってしまう。
2023/04/30
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11月に野沢菜漬けを漬け込んでみた。 漬け込んで数日経つと水が上がってくるというが、さっぱり上がって来ないし、味見してみるとはっきり言って不味い。自分の作ったものが不味いというのは相当のこと。 テキスト通りに作ってみたのに、何がおかしいのだろう。大きい樽で大量に作らないと美味しくならないという話も聞いた。少量では美味しくできないのか・・・・ 大量なら美味しくできる・・・スケール効果だろうか。樽の形が相似形だとすれば、容量は大きさの三乗に比例し、面積(例えば底面積)は大きさの二乗に比例する。どうもこれが鍵らしい。 50Lの樽に野沢菜なら約30kg漬け込めるらしい。教科書によれば野菜の重量とほぼ同じ重さの重石を載せろという事なので、30kgの重石を載せる。相似形をした5Lの樽なら、3kgの野菜を漬けられれ、重石の重量は3kgと言う事になる。 押し蓋の形も相似形で、大きな桶の方の直径が50cmなら、小さな方の直径は23cmすると、押し蓋の単位面積当たりの加重は、大15.3g/平方センチ 小 7.2g/平方センチとなって、小さい方の桶で押す力は大きい方に比べ、約半分になってしまう。これでは同じに漬かるはずがない。 重石の効果は、漬物の上から下まで同じくらいの力で及ぶ。下の方の漬物は上の漬物の重量も加わるが、完全に水の中なら浮力が働き上も下もあまり差は無いと思う。従って同じ樽で重石の重量は、野菜の重量比例ではなく一定にすべきではないか。結論:漬物石の重さは、野菜重量や樽の容量ではなく、樽の面積(例えば底面、あるいは押し蓋の面積)を基準にすべきである。常識外れに重い重石を置いてみた。こちらの方がはるかにうまく漬かるようである。現在熟成中とにかく、漬物は水の中に沈めなくてはだめだ
2021/12/27
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信州の冬は炬燵に入り、お茶と野沢菜。子供の頃信州人だった私は、それから60年近く経ってもこの習慣が忘れられない。信州に行く度に土産物屋で野沢菜漬けを買うが、何度買っても昔親しんだ味ではない。それなら自分で作るか! 転勤族ではあったが両親は松本に二十余年住み、土地の習慣もすっかり身に付いていた。毎年晩秋になると友人に手伝ってもらい、二樽だったと思うが漬け込んで冬に備えた。 戦争が終わった頃、「野沢菜は信州以外では育たない」という地方伝説があり、何の根拠もないその伝説を母は頑なに信じて疑わなかった。私「植物に県境が判るわけないでしょ」母「とにかく信州以外では育たないんだから」という訳で私は信じていたわけではないのに、宮城で種を売っているはずがないと思い込んでいた。 今年ホームセンターで売っている種を見つけた。それ以来注意して探せば、その辺のホームセンターで普通に売られていることが分った。さっそく購入し原産地を見て驚いた。ニュージーランド、イタリア、長野県外で育たないどころか、外国が生産地になっているではないか。母が生きているうちに、見せてあげたかった。腰を抜かしたか? さて種を蒔こうとして困った。播種時期が良く分からない。8月中旬、ちょうと枝豆の収穫が終わったので、その場所で二毛作を始めた。 8月中旬に播種した物は順調に成長した。ところが9月中旬以降に撒いたものはさっぱり大きくならない。ネット情報で育成方法を調べても、信州で作ることを前提で書かれており、他地域での栽培方法はどうも良く分からない。普通の作物なら周辺の畑を見て回ればお手本がある。種が売っているからと言って野沢菜を事業規模で作っているところなんか宮城県にあるはずがない。 場所の失敗もある。畑にしている場所は家の北側。夏の間中、太陽が燦々と降り注いでいたが秋分を過ぎると家の陰になってしまい、さっぱり陽が当たらない。今まで野菜つくりは9月までに終えていたので、秋の日差しなんて考えたことも無かった。 野沢菜は茎が柔らかいようだ。9月の大雨、低気圧による大風で簡単に茎が曲がってしまう。その度に土寄せして修復するのだが、ひょっとするとこれが信州でしか育たないと言われる所以かもしれない。台風の直撃が比較的少ない信州は、暴風雨で作物にダメージを来すことも少ないのかも知れない。 日当たりは悪かったが、10月末には60cm程に育った。さてここでまた収穫時期が判らなくなった。ネット情報によれば、霜に二三度当てると美味くなると書かれていたり、播種後70日が適期と書かれたりしている。仙台で初霜は11月中旬だから、11月末に収穫するとすればその70日前の9月中旬に播種するのが良いと言う事になる。ところが9月に播種した物はあまり大きくなっていない。古い葉が黄色くなってきたので、もうそろそろ収穫しようと思う。今は収穫とその漬け込みに頭が向いている。それはまた後日続編で。家の北側の野沢菜畑 葉が黄色くなってきた野沢菜の試作 今日はこれだけ 家庭菜園では虫は必ずいる試作の野沢菜漬け 塩4%ではしょっぱ過ぎた 添加物は塩と利尻昆布のみ お土産の野沢菜の成分を見ると添加物だらけだ。いっぺんにいろいろな物を入れてしまうと、入れたものと効果の因果関係が判らなくなる。初めはシンプルに。モノづくりの基本。
2021/11/07
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岳父が90歳近くになり、手入れができなくなって来たと40年以上育てたサツキを譲ってくれた。私の家に地植えすれば庭も立派になり、私にとってもありがたい話、2往復し10鉢を家に運んだ。しばらく世話をしていなかったため、枯れかかったところもある。危なかった。このまま一月も放置したら全滅していたかも知れない。家で眺めると、驚くほど立派な枝ぶり、徳川家に何百年と伝えられた盆栽みたいな風格だ。これをこのまま地植えにするなんて恐れ多い。これから「皐月」栽培を趣味にしなければならないのか・・・ 岳父は枯らさず引き渡したことで安堵したらしい。少しは娘婿らしいことをしたかなと顔もほころぶが、さて、これからどうしよう。
2021/06/03
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植木屋さんの好みで勝手に植えた黒松が三本もあり、その他に私自分で種を蒔いた黒松、赤松が数知れず。この節になるとさすがに鬱陶しくなり、剪定したくなる。ところが園芸の指南書やネット情報では松の手入れは5月、11月と必ず書いてある。松の都合に合わせてこちらが生きているわけではなく、こちらの都合に松が合わせるべきではないか!その昔、初夏に松の剪定をして一本枯らしてしまった経験があるため、手荒なことはできない。探し探し、ようやく見つけた。9月でも良いという情報。さてこのサイトもそうだが、どの教科書を見ても松の剪定は上から下、奥から手前と判で押したように書いてある。しかし、理由を書いたものを見たことが無い。たぶん、剪定した枝葉は上から落ち、下から仕上げて行くともう一度払わなければならないからだろう。それだけの理由なら大した手間ではない。私は下からしか剪定したことが無いが、なんの問題もない。下から剪定すると次のようなメリットがある。・上の剪定をするとき、下の葉が刺さりチクチクして痛い。その葉を減らすことができる。・梯子をかけやすい。枝葉がいっぱいだと、梯子をかけるべき位置が良く見えない。・松は下から見上げるもの。上から見てどの枝を切るか考えるより、下から見て考えた方が良いのではないか?以上上から剪定すべき積極的理由をご存知の方がいたらご教示願えないだろうか。追記何本か手掛けるうち、下からやった方が良い理由の一つが判明しました下からやると切り口から出た松脂が肌、衣服に付着するのですやはりセオリー通り上からやった方が不都合が少ないようです (2020年10月05日)
2020/09/18
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庭仕事のうち、植木の剪定はまあ楽しい部類に入るだろう。ところがその残材処理となると頭痛の種でしかない。拾い集め、大きな幹は枝を払い、まとめて捨て場所まで持って行く。その繰り返し。台の上でまとめていたが揃えなければならないし、紐で縛るときもかなりの力が要る。押し付けて圧縮されれば嵩が減りずいぶん楽になる。そこで考えたのがV型に腕を出した木製の治具。あらかじめ中央に紐を通しておき、上からどんどん枝葉を積み上げる。ある程度まとまったら紐を縛って終わり。それだけの事なのだが、枝葉はまとまり仕事はずいぶん楽になる。平台では固定できなかった小さな枝葉も、押し込めば動かなくなる。嫌いな庭掃除も少しは楽しくなった。今日の発明と題したが、明日の発明はたぶん無い。
2020/09/08
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先月ケヤキの木を伐採して要領がわかると、他の木にも目が行くようになった。隣との境に植えたシラカシが生垣を通り越し、防風林のようだ。隣家にも越境しつつあり、早く何とかしないとプロに頼まざるを得なくなる。伐採する前にできるだけ先端の小さな枝を落とす。見通しが良くなり、木自体も軽くなるので幹を切断するときも楽だ。絶対に危険が無いようにするなら、安全な足場の確保は絶対条件。梯子はグラグラし、倒れない保証はない。木に縛り付けておけば安心。切断した木が自分の方に倒れてきては困るから、反対方向にロープで引っ張っておく。足場がしっかりしている場合はチェーンソーで切断するが、怪しい場合は手鋸、あるいはある程度チェーンソーで切り、最後は高枝鋸で遠くから切断する。こんなことが面白くてたまらない。手順を考え、どうしたら楽に安全に伐採できるか考える。切断した後は景色が変わる。暗かった地面に光が差し込み、雰囲気が一気に変わる。その変化が楽しい。問題は伐採した枝葉の処理で、できるだけ細かに分割してまとめる。この残材処理が結構な手間だ。その辺に放置し、腐るのを待つしかない。薪としてリサイクルしようにも家には薪ストーブが無い。
2019/06/16
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昔拾ってきた(黙って貰ってきた)ケヤキの実生を裏山に植えた。それから15年、根本直径30cm弱、樹高10m(たぶん)の大木に成長した。今のうちに何とかしなければ手に負えなくなる。自力でできるうちに切り倒すことにした。といっても日曜林業、プロ用の道具を持っているわけではないし、ノウハウも持っていないのだから、安全には特に気を配らねばならない。根元から倒す技術も場所もない。先端から何度かに分けて切り落とす。枝先の方は高枝用鋸を使う。幹の直径が5cmを超えたらチェーンソーを使わねば大変だ。1300Wの電動チェーンソーもあるが、電源を引っ張るのが面倒で、日曜大工用の電池式を購入。力は弱いが時間をかければどうにか切れる。幹が10cmを超え自分の方に倒れてくるとかなり痛そうだ。反対側からロープで引っ張る。直径15cmを超えると日曜大工用では苦しい。これから先はいつかもう少し威力のあるチェーンソーで切ることにして、今回はここまでとする。一週間賄えるくらいの薪が取れた。取りに来てくださる方には差し上げます。ただし、運搬、積み込みは致しません。切るだけで精一杯
2019/05/30
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芽吹きからそろそろ一月、鮮やかな新緑が空を覆っている夏には緑陰となり一時の涼風を運んでくれる秋には黄色から赤へのグラデーションが彩り、カツラの落ち葉は独特の芳香を放つ写真左はケヤキ、右はカツラ、どちらも巨木となり一般家庭では植えてはならないとされている木々 1mに満たない苗木を植えて十数年になる。まさかこんなに早く大木になるとは思わなかった実はこの間にもう一本ケヤキがあったのだが、葉が重なり合ってきたため、2年前直径25cmくらいのところで切り倒した
2019/05/14
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緑陰カツラの木陰が一番好きかもしれない葉は日が透ける厚さ 木漏れ日がきらめき、明るい木陰となる花は無いが新緑から黄葉まで、春夏秋、8カ月は楽しめるもうすぐ甘い匂いの落ち葉に覆われる
2016/10/20
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今年はツツジの花が例年に比べ極端に少ない。去年、剪定が遅くなり花芽を切ってしまったようだ。 そこで今年は花が終わるや否や思い切りよく剪定した。近所を見て歩くと、放任してあるツツジの方が花は圧倒的に多い。無限大の庭ならそれでよいが、猫の額ではそうも行かぬ。 ツツジの下にあるのはサツキ。これから花期を迎える。サツキは矮性だからツツジより小さく仕立てる。もしサツキが先で、ツツジを後に刈り込むと、刈り込んだサツキの上にツツジの葉や枝を落とすことになる。五月に咲くのがツツジで、六月に咲くのがサツキ(皐月)、ややこしい。
2015/05/22
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連休から生垣の剪定をした。あの地震以降手を入れていないから、5年以上放任していたかもしれない。道路へのはみ出し量がさすがに無視できるレベルではなくなってきた。 生垣と言うもの、レースのカーテンと同じように向こう側が何となく見えるけれど、決して良く見えないのが理想。放任期間が長かったため、刈り込むと葉が枯れている部分が出て来て、薄くなってしまう。やはり放任せず毎年手を入れなければならない。 右側の穴のようなものは、仕上がれば鉄砲座間のようになるはず。ごみ収集が行ってしまったかまだ間に合うか、ここから確認できる。 太い木はヒバ、低木はイヌツゲ。針葉樹は先端にしか新しい葉が出ず、仕立て直せない。はなはだ厄介な木だ。 ところで今朝早朝、緊急地震速報でたたき起こされてしまった。当地震度3、この程度ならあわてて起きるほどのことは無い。何も無いのを確認してまた寝た。
2015/05/13
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2年前、京都南禅寺で拾ってきたシイ(カシかもしれない?)のどんぐりから発芽させ、2年目の越冬を無事終了。今年は地植えにしても良さそうだ。 南禅寺で3個、知恩院で3個拾い、すべて発芽した。その辺で拾ったのと何も変わらないが、良く見ると何となく古都のゆかしさが感じられませんか?
2015/02/24
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乙女の前では大きな声で名前を言えなくても、帰化植物であることは百も承知でも、この花を見つけると心の底からホッとします。やっと春を感じられるようになりました。しばらく家を空けていたので、更新が滞りました<(_ _)>
2015/02/21
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この2年ほど放り出していたイヌツゲを剪定。高さ2m以上あり、手が届かず頭の刈込みが上手く行かない。高枝切りバサミで一本ずつ切るより足場を作った方が早かろうと、パイプ5本で簡易足場を組んだ。 ちょっと不安定な姿勢を強いられるが効果は十分。10分も作業したら、かなり見られる姿になった。形が整い樹冠の中に陽が入ると、急に名園の手入れされた木になったようだ。何となく向こう側が見えるくらいに選定できれば言うことはない。 二日間文字通り汗を流した。庭仕事は今の季節が一番気持ち良い。今日は暑かったが、いつもなら暑からず寒からず。毛虫もほとんどいないし、一番うれしいのは蜂も蚊も出て来ないこと。
2014/06/01
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ツツジが終わり、サツキが花盛り。これらの花は、刈り込みが遅くなると来年の花芽まで切ってしまうそうだ。そこで慌てて刈り込みをした。 今までは大きくしようとあまり深く刈り込まなかったため、庭が狭くなり、方針転換。ぐっと深く刈り込むことにした。 去年までは生垣風に出来るだけ平面で構成するように刈り込んでいた。しかし、考えてみれば丸く刈り込むのが一番表面積が少ない。 表面積が少なければ花の数も減るが、光合成をする葉も少なくなり、成長も押さえられるという理屈になるはず。 そこで今年は思い切って出来るだけ丸く刈り込んだ。一直線を出すよりもこの方が簡単だ。さてその結果は来年のお楽しみ。
2013/06/19
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3月に京都へ行き、知恩院や南禅寺を回った。ふと足元を見ればドングリがいっぱい転がっているではないか。 これを持ち帰り発芽させれば、名刹の木が我が家の庭に再現する。しかもただ。拾わない手は無い。 同じブナ科のドングリでも、ナラは拾ってすぐに撒かないと発芽せず、カシ、シイは翌年でも発芽することは経験上判っていた。しかし、いくらなんでも冬を越した3月に拾ったのではかなり怪しい。それでも20個あまりポケットに入れてきた。待つこと三月、カシの一つがようやく芽を出した。 浄土宗本山知恩院のカシが、自分の庭に生えてるなんて楽しいではないか。 今までも松本のクヌギ、つくばのシラカシ、小平のマテバシイなどが庭に根を下ろしている。 他の土地の植物を持ってくるのは、植生かく乱になるから止めた方が良いと言う人もいる。猫の額のような我が家の庭、大勢に影響は無かろう。 昨年7月、大船渡の津波被災地に咲き誇るハマナスを見つけた。11月に種を採取し、なんとか発芽させたかったが、乾燥したハマナスの種は発芽しないようだ。
2013/06/02
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嫌いなものが多い山菜の中で、タラノ芽は例外、大好物だ。敷地内で野生のタラノ木を発見したときは鼻歌が出る始末、もっと量産しようと種根を三つほど求め、片隅に埋めた。 それから数年、他のまともな苗木を圧倒する成長力で占領されてしまった。これだけ生えられると食べきれないし、食傷してしまう。そろそろ切り倒そうかと思う。 右の赤い木はカエデ珊瑚閣。枝が綺麗だがタラノ木に埋まり夏は見えなくなってしまう。
2013/02/16
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決して良い名前とは思えないが、オオイヌノフグリが去年の置き土産、カエデの枯葉の中で咲いている。この淡いコバルトブルーは春の予感。群落を作れば間違いなく春。1月初旬から咲き始めている例年と違い、今頃チラホラ、今年は寒い。何故こんな変な名前が付いたか、毎年書いているので今年は止める。
2013/02/03
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夏、家の勝手口前は朝日こそあたらぬものの、午前中から日没まで程よく陽があたる。ここを畑にすれば収穫直後、口にすることが出来る。 去年は震災で畑作りどころではなかった。今年は2年ぶりに畑仕事をした。作付け優先順位No.1は何と言っても枝豆。これの取り立ての上手さと言ったら無い、病み付きになる。 次はキュウリ。これは手間要らずで収穫期間も長く、収量も多い。もっともあまり栄養にならない。勝手口前で生長具合が毎日チェックできるから良いが、離れたところに植えると知らぬ間にヘチマになっている。 その次はナス。私はあまりナスが好きではないが、取り立ては美味しいと思う。最後はトマト。これは少々難しい。雨が多いと出来が悪くなる。 本当はトウモロコシを植えたい。以前何回か作ったことがある。虫に食われたり、一番頭にきたのはどこから現われたか知らないが、タヌキにやられたときだ。それも明日収穫しようと思っていたその日に。 始め犯人が分からなかった。カラスかと思いネットをかけようとしたくらいだ。ところが味をしめたか庭先をのそのそ歩いているタヌキを発見した。普段は全く出て来ない。防御が面倒なのでトウモロコシは諦めている。 震災で孤立した海岸、山の中は補給も受けられずたいへんな思いをしたと思われている。ところがそうでもないようだ。田舎では食料を備蓄しているし、山や海に行けば食べられるものは何とか見つかる。補給が滞れば大都会ではパニックになるだろう。ここは一応都会ながら、田舎ぐらしのまねが出来て楽しい。
2012/07/07
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クチナシの病害虫では、オオスカシバに気をつけろと園芸書には必ず書かれている。 どうせ関東以西の話だろうと高をくくっていたら、見事やられた。気付いたら丸坊主。 夕方、害虫は保護色で分らない。頭にきて家庭用、ハエ、カ退治の殺虫剤をたっぷりぶっ掛けてやったら、何と二十匹近い青虫がぼたぼたと落ちてきた。落ちる度に枝が揺れるから不気味だ。 このクチナシ、トイレからよく見えるところに植えてある。クチナシの芳香で脱臭しようと言うわけではない。トイレで退屈なので、花でも眺めようと言う作戦。 毎日見ていたつもりでも本当に気付かなかった。
2011/09/13
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この写真のもの、何と呼びますか? 辞書を引いてみると「如雨露」となっています。 「雨の如き露」って分ったような分らないような、へんな名前。それでもまあこんな漢字があるくらいだから、日本か中国の物だと思っていました。 でもやはり変。もう少し詳しく調べると、ポルトガル語 "jorro" から来ているらしいのですね。外来語ならカタカナで書くべき。ホームセンターで見ると「ジョーロ」になっていました。これが正解か。 そういえば小学校の先生は「じょろ」と言っていました。「訛っている」と思っていましたが、それも間違いではなさそうです。
2011/09/09
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昨日の写真と反対方向から撮影してみた。 外から覗こうとすればこんな感じ。ガラス越しに丸見えでは困るし、まったく見えないのもつまらない。こんなところでどうだろう? 落とした葉の始末が面倒だ。ツバキのような照葉樹はなかなか分解せず、放置する場所が無ければここまで刈り込めない。 昨夜、余震があり、おまけに朝方遠雷の音が聞こえ、地震、雷が大嫌いな家のシバワンコは自分の部屋(ケージ)から脱走し、私のベットに上がってきた。 少しスペースを譲ってやるとその分寄ってきて、体を密着させないと安心できないらしい。譲るたびにこちらのスペースは狭くなる。 おまけにどこか痒いのか、真夜中に私のベットの上でぼりぼり掻き始め、おかげでこっちは寝不足だ。
2011/06/11
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気分が曇りがちならば、せめて物理的に明るくしよう。 震災のドサクサでツバキの花を愛でる気分になれないまま、葉が繁り仕事部屋が暗くなってきたため、久しぶりに剪定した。 西洋庭園のように外形を幾何学的に揃えて刈り込むのが嫌いで、手数はかかるが枝を見ながら濃い部分を抜いて行く。 ツバキに限らず木の向こう側がチラチラと、レースのカーテン越しに見るような剪定が好きだ。 本当は茶室に添えられたツバキのように、枝がはっきり見えるくらいにしたいのだが、そこまで切る勇気がない。 この程度でも枝を露出すると、野鳥が停まり退屈を紛らわす。(本当は忙しいので、気が散る) 花が咲く頃はヒヨドリが嘴をまっ黄色にするまでついばみ、花をばらばらに分解してくれる。 現在作業中のため、窓の向こうに脚立が見える。木の右側が濃いのは、その先3mにサザンカがあるため。
2011/06/10
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大地震にもめげず、芽吹き新緑に覆われた。こんな情景は杜甫の律詩「春望」のようだ。國破山河在 (国破れて山河在り)城春草木深 (城春にして草木深し)哲学の階段は上部が30cmほど沈下してしまい、勾配が緩やかになった。100mの登攀を日課とし階段を23往復していたが、計算しなおさなければならない。階段にかかっているのはヤマザクラ。そのうちサクラのトンネルができるはず。右側の青々している木は、荒地ならどこにでも生えているしょうもないヤマナラシ。先駆植物で寿命も短いそうだ。山から拾って植えたら、瞬く間に大きくなった。葉が硬く、風が吹くとぱらぱらと音がし、それからヤマナラシと名づけられたという。つまらない木と思いきや、新緑はなかなか良い。晴れていれば、今の季節が一番好きだ。大地震が3月でまだ良かった。もし11月なら2ヵ月経っても絶望から這い出せずにいるだろう。
2011/05/15
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今年の植生はちょっと変だ。毎年河川に沿って黄色一色に染めていたセイヨウカラシナがほとんど生えてこない。 カラスノエンドウが大繁殖し、足に絡み付いて歩きづらい。それを含めた雑草(と言う種類は存在しない)が例年に増して元気だ。大地震で植物の根が活性化されたのかもしれない。 それはともかくぺんぺん草(ナズナ)が何本も見つかった。土地が荒れて来ると「ぺんぺん草が生え」、もっと荒廃すれば「ぺんぺん草も生えない」土地になるらしい。ぺんぺん草が生えているところはまだ望みがあるのだろう。 名前の割りに可憐な草だ。ナズナと言うくらいで食べられるらしいが、犬や猫が闊歩する路傍の草を食べる気にはなれない。 実が付いた枝を引っ張って花茎から離し、まわすと「ペンペン」(むしろシャラシャラ)と音がする。こういう遊び方があるのを結婚して初めて知った。 子供の頃は自然豊かなところで育ったが、女の子と遊んだこともない朴訥な少年。青春期を過ごした都会では周りにいる女性に対し、ぺんぺん草は何万分の一だった。ぺんぺん草と女性を比較すれば、セクハラと怒られるでしょう。先に謝っておきます。ゴメンナサイ<(_ _)>
2011/05/06
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大震災のため、ほとんど外に出ない日が続き、うっかりタラノメの収穫時機を忘れていた。 例年数芽残してタラノキを切り倒し、持ち帰ってバケツに入れ、食べごろの芽を収穫していた。 今年は遅くなり、一番美味い頂芽のいくつかは葉っぱになってしまった。 それでも写真のように美味そうな物が食べきれないくらい収穫でき、早速天ぷらにした。 庭で収穫できるものの中で、これが一番美味い。その上ほとんど野生だから手間要らずで良い。 一昨年辺りから止せば良いのに食用改良種のタラノメを買って来て植えた。 過ぎたるは及ばざるが如し、採れ過ぎると食傷気味。ご近所に差し上げれば少しは喜んでもらえるかも知れないが、立派なのは全部食べてしまって貧弱な芽しか残っていない。バター炒めにでもしようか。 改良種の棘無しタラノキは扱いやすくてよい。しかし、棘の有無で簡単にタラノキと判ったのに、棘がないとウルシと間違いやすい。
2011/04/25
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階段エクササイズの続き 何往復か忘れないよう、お百度石ならぬお百度枝を作っておいたのは、前に書いた通り。惨めな枝先だったので、少しグレードアップしようと、剪定した直径1cm程度の枝を切りそろえ、ついでに磨いた。 ヤマザクラの皮は工芸品の樺細工(サクラなのになぜ樺なの?)にする。要領をまねて研いだところ、光沢が増し飾り物になるくらいの艶が出てきた。 これは好奇心に火を付ける。家にある木をすべてサンプリングし、樹皮見本でも作りたくなった。写真左3本ヤマザクラ、右2本カツラ、その他はケヤキ。枝でも銘木の雰囲気が無いでもない。 磨いて枝を眺めていると、年輪の間隔が毎年ほぼ同じである事に気付く。「当たり前だろ」、と思われるかもしれない。しかし、よく考えてみれば、これは不思議と言わざるを得ない。体積が変わっても同じ速度で成長するのは、摩訶不思議。この件は改めて。 お百度石と言えば、子供の頃住んだ松本市の通学路に、岡の宮と言う神社があり、そこにお百度石があった。算盤みたいに見えても玉の数が足りず、何に使うのか見当もつかず、使っている人を見た事もなかった、 ここの前で近所の悪餓鬼に絡まれた。「これに触れば死ぬ。触らなければぶん殴る」と脅され、何の迷いも無く石に触った。こんなのは何の脅しにもならない。彼も何だかわからず、気味悪がっていたのかも知れない。
2010/12/14
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会場の女性率は90%ほどだろうか。しかも、しかも、平均年齢は私より上の気がする。 一週間ほど前、券をいただいたので花展を見てきた。 こういうものをじっくり見るのは初めてだ。いくつかの作品を見ると、ナチュラルに楚々と仕上げるのがコツのように思える。庭木の仕立て方に通じるものがある。 定石は知らないがそれらしく活けるだけならできそうだ。でも家ではやらない。私がこんな事を始めれば、カミさんの立場が無くなってしまうから。
2010/09/21
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幼稚園の頃住んでいた松本の家の庭に、白樺の木があった。親に隠れこっそり樹皮を剥ぎ、白いなめらかな肌を露出させては遊んでいた。 懐かしさと高原の雰囲気にあこがれ4本ばかり植えた。白い肌になるまで数年かかると園芸の教科書に書いてあるが、3年で白い肌が出てきた。去年あたりから皮が剥けるようになり、信州式にお盆の迎え火に焚いた。 子どもの頃の夢を、大人になってから経済力でかなえると、なんだかがっかりすることが多いけれど、子供の頃の経験を再現するのは本当に楽しい。 テッポウムシに注意しろと専門書に書かれている。確かに、根元に直径5mmほどの穴が開いていた。専用の殺虫剤を注入し、穴をふさいだ。高原より気温の高い仙台では、害虫の活動も盛んになるらしい。 4年で樹高約4m、根元直径8cm。成長は非常に速いものの、まだまだ小さな白樺だ。 小学校の頃、「大きな白樺」という話が国語の教科書に載っていた記憶がある。子供が白樺の木に登って降りられなくなってしまい、母親が毅然と誘導して下ろし、無事を確認すると泣き出した、というような話だったと思う。こういうどうでもよい事だけは覚えている。きっと大嫌いな感想文をこってり書かされたのだろう。※ 「大きな白樺」: ニーナ・アルチューホワと言う人が書いた話らしく、教科書以外出展は見つからない。ロシアの作家のようで、それなら記憶とほぼ合致する。
2010/08/29
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真夏日が続きますね。こんな時の楽しみは、取りたての枝豆とビール!自家製が買ってきたものに勝るのは、何と言っても枝豆です。甘さ、みずみずしさは比較になりません。こんなに美味しい物を食べられるなら、真夏もそんなに悪く無いとも思えます。いくらか庭に空きがあり、気が向けば家庭菜園にしています。手間がかからず美味しい自家製の最右翼は枝豆。キュウリも簡単ですが、買ってきたものとの差がそれ程でもなく、収穫を忘れているとすぐにヘチマになってしまいます。トマトやナスも簡単な方でしょうけれど、梯(支柱)を立てるのがけっこう面倒です。枝豆の栽培期間が早生種なら2ヶ月少々。ひょっとすると二期作が出来るのではないかと馬鹿なことを考えていました。しかし、播種が遅くなると茎ばかり伸び、肝心の実があまり付きません。自然の摂理は不思議なことだらけです。枝豆は以前から気が向いたときに作っていましたから、幼かった子供も知っていたようで、大豆畑を通りかかったとき、「アッ、エダマメ腐っているよ!」と言われてしまいました。手がかからないといっても、種から双葉が出るころにかけて鳥によく突かれます。マメ科だから荒地でも良く育つかと言うとそんなことは無く、貧弱な物しかできません。さて、昼間暑いのは仕方ないとして、夜中、早朝まで暑いのは閉口します。今日は居眠りばかりと思ったら、夜5時間少々しか寝ていませんでした。熟睡できず、エアコンのあるダイニングの床に寝転がり、昼寝するのが気持ち良いのです。
2010/07/25
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毎年この時期になるとマツノキが花札の松みたいに茫々となる。こんな松が三本もある。放置すると野木になると教科書に書かれているので、いわゆる「ミドリ摘み」をしなければならない。以前、植木屋が松を植えたがるのは、その後のメンテナンス費用を当てにしてだろうと冗談半分で書いたが、それが確信に変わった。トリマーで一気に刈り取ってしまいたいが、この時期にばっさり枝先を切ると枯れる。一本枯らした前科があるから間違いない。従って一枝一枝やらねばならぬ。切れば松脂が出て服は汚れるし、葉がチクチク肌に刺さり痛い。木に登って作業し足を踏み外した場合、木に抱き付けば事なきを得るが、こうチクチクしたんじゃ落ちるより痛いかも知れない。マアとにかく3本の松のミドリ摘みを終えた。葉が汚くなるからハサミで切らず手で折れと教科書に書いてあっても、面倒になって最後は全部切った。去年の年末に剪定し、葉を落としておけばこんなに面倒にならずに済むだろうが、12月は寒くて庭仕事なんかしたくない。子供たちには「たとえ金持ちになっても、庭に針葉樹だけは植えるな」と言ってある。
2010/06/06
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クヌギなどのブナ科の木々は葉を落とすメカニズムが未完成で、翌春の芽吹きまで枯葉をぶら下げていることが多いようです。葉の展開に合わせてようやく枯葉が落ち始めました。今、枯葉の残ったクヌギの木を揺すると、バラバラと枯葉が落ちて来ます。2005年秋にドングリを植え4年半経過し、最も成長の良い物は樹高2m以上になり、成長の遅い物でも60cm程度にはなりました。日当たりは問題ないので、成長の差は土壌の肥沃度の差でしょう。ドングリを直接地面に埋めても、陽さえ射せば何とか大きくなって来ます。成長したコナラやミズナラは秋にすべて葉を落としてしまうのに、樹高2mに満たない幼木はクヌギのように春、葉を落とします。自分で育て観察するといろいろな事がわかっておもしろいのです。芽吹きシリーズは失敗でした。わずかでも芽吹いたとき、葉が展開し始めたとき、葉が完全に展開したとき、掲載基準が無く、タイミングが難しいのです。展開し始めたときと決め愚直にそれを守ろうとすると、更新が追いつかず、第一毎日全植物を観察できるほど暇でもありません。シリーズ化は止め、新緑が綺麗だと思った時に書くことにします。
2010/05/12
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この節、家の周りは菜の花ならぬセイヨウカラシナが満開になる。去年の写真マスタードの原料だそうだし、ネット情報によれば「食べられる」とのこと。とにかくいっぱいあるのだから、口にできたら少しは食費が助かるし、何といってもわざわざ食材を買いに行く手間が省ける。蕾と先端の柔らかいところをそのまま口に入れてみると、甘みがわずかにあり、じっくり噛むと、じわじわと辛みが広がる。確かにマスタードの味だ。食卓に並べられたおひたしは、野菜嫌いの私にとって他の野菜と同じようなもので好きにはなれないが、不味くは無い。ところが家人の間ではずいぶん評判がよい。特に和食好みの倅は絶品だという。文字通り味をしめて、今日も女房は摘みに行った。
2010/05/03
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利用価値のない斜面を森?にし始めて4年経った。右の背の高い木3本はシラカンバ、左端の常緑樹はシイ、中央の針葉樹は隣から種が舞ってきて勝手に生えてきたヒマラヤシーダ、その手前がコナラ、枯葉がたくさん付いているのはクヌギ。(ドングリから育てたクヌギの平均樹高は約1.2m、最高は約2m、苗木を買ってきたシラカンバは2m)見えないけれどシラカシ、ムラサキシキブ、ノリウツギ、アカマツも生えている。この時期草がすべて倒れ、夏の間は草に隠れて見えなかった幼木が顔を出す。春、一年の成長を確認し、今年一年の伸張に思いを馳る。春は良いですね。不快害虫も居ないし。ようやく一年で最も多忙な年度末を乗り越え、4月になった。外に出てみたら、春の香がする。うれしくないわけがない。
2010/04/01
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花のシリーズも紅葉のシリーズもやったので、芽吹き、新芽シリーズをやろうと思う。ただ、3月末から4月にかけて一斉に葉を開くので、更新が追いつくかどうか。バッコヤナギ別名ヤマネコヤナギ だと思う。禿山になった山に行けばあちこちで文字通り「跋扈(ばっこ)」している。特に美しくもないから観賞用に植えることはない。拙宅の斜面の土留めに、とにかく根付き易く、挿し木でも簡単に増える木として山から適当に拾ってきて植えた。我家では一番芽吹きが早いようだ。芽吹きというより蕾と言った方が正確なのかも知れない。近くで見るとあまり気持ちの良い花ではないけれど、遠目では綺麗。ヤマネコヤナギはネコヤナギに似て山に生えているからか、山猫に似ているからか?(当然前者)
2010/03/29
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確かイロハモミジの園芸品種だったと思う。真っ赤な枝で珊瑚閣。カエデの類は冬でも枝振りを楽しめるが、これは色も楽しめるし、紅葉も黄葉で赤くなる木々にアクセントを添える。花粉症のためアレルギーの薬を飲んだ。あまり眠くならない第二世代の抗ヒスタミン薬と言う触れ込みなのに、今日はどうしようもない眠気に襲われ何も出来なかった。睡眠導入剤なんかより余程効く。勤め人なら辛いと思う。日本社会で冷や飯を食わされている自営業者は、その場で寝られる。この位の特権はあって当然。
2010/03/17
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先日からシラカバの種が気になっていたので、風に乗せて飛ばしてみた。詳しい構造は調べていないから知らない。一つ一つの種を上から下へ糸で通し、一番下を結んであるような物だと言えば分かり易いだろうか。糸の結び目が解けるか、どこかで糸が切れれば一気に開放され乱舞が始まる。綺麗に一様にばらけてムラにならずに舞って行くのは不思議。縦型の風洞でも用意し、高速度撮影すればもっと興味深い事が分かるだろう。さて、この飛ばした種、発芽率はどのくらいになるのだろうか。一面のシラカバ林ではちょっと困る。
2009/10/10
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昨日ばらして種を取った元がこれ。数える気にはなれないが、一房に何百個ひょっとすると何千という種が付いているはずだ。湿度、風が条件を満たすと、一気にばらけると思う。けっこう見ものじゃなかろうか。これだけの種を撒き散らし、どれだけの実生が育つのだろう。種の単位重量あたりの発芽率などを調べた人は居ないのだろうか。ドングリは物凄く悪いはずだ。ただし、人間がちょっと手伝ってやれば95%以上の発芽率にすることができる。幼稚園の頃住んだ信州の山の中の家に、シラカバの木があった。皮を剥くと純白の樹皮が出てくるのが楽しく、それをもう一度やってみたくなって植えてみた。苗木を植えて2年、樹高3m近くに成長した。裸地を一気に緑化するには便利だし、高原の雰囲気が味わえるのも良い。
2009/10/07
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2年前にシラカバの苗木を植えた。あまり注意していなかったけれど、房状の実が生り乾燥し、種になっているように見えた。摘んでみるとドミノ倒しのように、一箇所がつぶれると一気にバラバラになり、回転しながら飛んでいった。面白いので採取して接写したのが上写真である。シャープペンの芯が太さ0.5mmであるから、小さな種だ。翼があり、触覚のように2本の突起があり蝶そっくりだ。回転しながら落下すると言っても、カエデやマツのようにスピンするわけではなく、より大きな半径で飛行機のように旋回しながら風に乗る。カエデやマツが片翼であるのに対し、こちらは対称に翼を持っているから直線で飛翔する可能性もある。見たことは無いが。マツ、カエデ、シラカバの種を空中に放ると、どれも同じような落下速度で落ちて行くような気がする。測定値があれば知りたいものだ。同じ落下速度だとしても、シラカバの種は小さいから羽根は小さくてよい。この落下速度は生物の進化の過程で、何らかの合理性があったのだろうか。
2009/10/06
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天気は良い、その上休日、だから仕事も勉強もしたくない。観光地も街も人ばかり。家に居て面白いことは、庭木いじりくらいしかないか。キンモクセイがかすかに芳香を漂わせている。ヒイラギも白い小さな蕾ができている。でもヒイラギの花はちっとも魅せないので、暇な今、切る!以前はモリゾーみたいにうっそうと仕立てていた。今度は雰囲気をがらりと変えてそよ風に揺れる自然風に。まあまあ素人にしては上手くできたのではないかと思う。伐採した枝を見て欲しい。問題はこれをどう始末するかだ。どこかへ運ぶにしても乗用車では無理。しばらく放置して減量させてから考えようか。ヒイラギの葉は放置しておいても、いつまでも分解しないので全く始末に困る。-----------------------------------------------------------------急性喉頭蓋炎続報 昨日日曜日、耳鼻咽喉科へ行ってきた。初診からちょうど一週間。全快のお墨付きを期待したのだが、まだ完全に腫れは引いていないとの事。それでももう大丈夫でしょうから、薬は止めましょうということで処方なし。これはどうも放り出されたようで、本当に治るのかいなと疑心暗鬼になる。事実まだ喉が痛い。おまけに4連休、この間に何かあったら救急車のお世話になるかもしれない。今回ほど連休を恨めしく思ったことはない。早く終ってほしい。大病を患って入院し、回復して退院した後、落ち込む人が多いような気がする。治ったと言われても完全に元に戻ったわけではないのだから。
2009/09/21
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ヤマウルシ、紅葉は真っ赤になって実に綺麗でも、昨日のかぶれに懲りて、除去する事にした。さて、どうやって除去する?鋏や鋸で切る? また樹液が体に付く。バーナーで焼く? 煙でもかぶれるそうな。除草剤で枯らす? 来年また出てきそう。一時しのぎ?いろいろ考えて思いついた。高枝きり鋏で切断する事にした。肌の露出を抑え、ゴーグルまでして2m離れて切断。こうなると核汚染物質並みだな。しかし来年また再生してくるだろう。根絶やしにするにはどうしたらよかろう。上手い方法をご存知の方、是非ご教示ください。写真:ヤマウルシの群落
2009/09/06
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うっかりヤマウルシに触れてしまった。それも葉の先がかすっただけ、時間的には数分の1秒程度だ。この程度なら問題なかろうと放置したところ、1時間後に5cm×10cmがぶくぶく腫れて痒くなってきた。「やっちまったな」と慌てず騒がすステロイド軟膏を塗り、6時間後には気にならない痒みになった。去年かぶれたのは接触後半日くらいだったと記憶している。年々デリケートな肌になって来る。あの痒さはなったことのある人しか分からないと思う。裸にして全身をウルシの葉で撫で回したら、すごい拷問になりそうだ。しかし自白強要の拷問には使えない。自白したって痒みが収まるわけではないのだから。
2009/09/05
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難を転じる語呂合わせから縁起の良い木と勝手にいわれているナンテン、えらい目にあった。昼飯前、ちょっと庭木を鋏もうかと庭に出た。藪を掻き分けているとき、眼球にナンテンの葉が当たった。たかがナンテンの葉、気にもしなかったがちょいと痛い。かすっただけだから直ぐに治るだろうと思っていたのに、痛みは引かず夜には異物感を覚え充血までしてしまい、翌朝痛みは引いても目脂で瞼を開け辛い。おそらく放置しても直るだろう。しかし、面倒になるのも嫌なので、混んでいて評判の多分名医の眼科へ行った。飛び入りだから1時間半待たされた。目に染料をつけ、傷を見やすくしてから診察。最近は行くたびに驚くハイテク医療設備。写真はデジタル画像で、モニターで直ぐに見られる。瞳の上に一直線の傷が付いていた。まったく何が難を転じるだ!ナンテンの木が倒れてきて、下敷きになって死ぬことは無さそうだが、こんな木でも災いをもたらす。診察料、薬代で2,000円、2時間半を浪費し、昨日は机に向う頭脳労働もパス。庭仕事をするときはいつも眼鏡をするのに、昼飯前の短時間だからと何も着けなかったのが失敗。眼鏡かゴーグルは必需品ですね。---------------------------写真のアゲハチョウは記事と関係ありません。
2009/08/20
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玄関脇にあるシンボルツリーの一つ、イロハモミジが去年の夏から元気が無い。今年も芽吹きはしたが、梅雨の最中に枯葉もチラホラ。これは何かあると注意深く観察すると、あった!根元に直径約7mmほどの穴。これはテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が開けた穴に違いない。教科書ではテッポウムシの穴からはおが屑状の物が出るから気をつけろと書いてある。しかし、そんな物どこにも無い。教科書通りに行かないのは世の常。これも教科書だが、穴から針金を差し込んでテッポウムシを刺し殺せと書かれている。気持ち悪くて気が進まないが、これをやってみた。グニュ、ブチュという感覚を覚悟していたのに空振り。殺虫剤を注入すると慌てて出てきたのはダンゴムシばかり。とにかく殺虫剤を入れて穴を塞いだ。できれば殺虫剤なんか使わず、自然のままにしたいと思っていても、こんな事があるから使わざるを得ない。
2009/07/29
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梅雨の晴れ間の重い空気を引きずってはつ夏の風が通り過ぎてゆく ※まったく今日は蒸し暑かった。 マユミの未成熟な実が清々しい。
2009/06/23
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4年前の秋、近所でクルミの実を拾ってきた。ためしに撒いてみたところ、大きな種だけあって一気に大きくなった。ところが2年目の成長があまり芳しくない。刈り取られそうな10cm程のケヤキの実生を救い、持って来てやった(早い話が拾ってきた)1年生の苗があり、成長の早い方を採用する事にしてクルミの隣に植えた。それから2年、急にどちらも樹勢が付き、樹高1.5mほどになった。こうなると両方惜しくなり、要らない方を切り倒すのを躊躇してしまう。かと言って移植するほど体力が余っているわけでも無く、しばらく様子見だな。
2009/06/01
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竹が生えだした。頭を出したら一週間足らずで数メートルになる。まったく「胸のすく思い」このクロチク、隣家から侵入したものだが、けっこう重宝するので文句も言わず、そのままにしている。年に10本ほど生えてくるだろうか。3年ほど経過したものを切ると、竹竿として使える。我家では植物の支柱はすべて自給自足だ。クロチクの竹竿は買うとけっこうお高いらしい。シバワンコ、こっちを向けと言っているのに、何かに夢中。
2009/05/26
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街の中に生えているので山の幸、山菜と言って良いかどうか・・山菜というもの、あまり好きではないが、タラノメだけは美味いと思う。 家の前の県有地にタラノキが生えている。やはり目をつけている人が居るらしく、新芽をゲットできるとは限らない。川の崖にもタラノキの群落があり、梯子を持って行かなければまず取れない。そこに梯子をかけられるのは隣接する我家の特権のような物。かと言って芽が大きくなる度に梯子を持って行くような面倒はしたくない。そこで適当なところから切断し木ごと持って来てしまう。それを水につけておけば頂芽、脇目とも食べごろに収穫できる。誰でも取れるところでこれをやるのはマナー違反だ。また切ると言っても二芽くらいは残し、翌年ほぼ同じくらい収穫できるようにするのも常識だ。タラノキとヤマウルシの新芽は似ていないこともない。ウルシの芽を間違って食べると大変なことになるらしい。(死ぬわけではない)タラノキの同定は比較的簡単なのだが、素人は手を出さない方が無難だろう。(競争相手が増えないように脅かしているわけではなくもない(^_^;)
2009/04/21
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