四葉になりたいクローバー

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夫婦喧嘩

11月10日

私がパパへ宛てた手紙


パパへ

お帰りなさい・・・。


パパ?

私の事、好きですか?
本当に愛してくれていますか?

私がパパに、自分から好きだよって言わなくなったことを
どんな風に感じていますか?

パパは、心からパパの事を心配や信頼
愛情を注いでくれた人たちを今までに何人裏切ってきましたか?

何人の人の気持ちを無駄にしてきましたか?

自分は守られている

それだけじゃだめなんじゃないの?

今、自分にとって一番大切なものは何なのか、
今、自分は何を最優先しなければいけないのか、
自分はこれから何をプラスしていかなくてはいけないか、
自分に足りないものは何なのか・・・

守ってもらうことが多く、守られていることに無関心じゃない?

自分の今を大切にできないから、大切なものが一つ一つ失われていくんだよ・・・。

なんで携帯を無くしたんだろうね?
旅行へ行くのに、
私たちと離れてしまうのに、

大切なものじゃなかった?

自分の今をいい加減に考えているから、なくしちゃうんだよ。

それとも・・・
私の態度に腹を立てて捨ててきちゃった?


『今の自分のことなんて考えられない、そういう頭しかもっていないから・・・』
そう言いたい?

『自分は後にならなきゃわからないんだから仕方がない』
そう言いたい?

パパは、今まで私と一緒にいて、
いつも後になってから後悔や反省ばかりしてきたようなきがするよ・・・。

私は今、 暖の事 で頭がいっぱい・・・。

それでも、パパのことを後回しにしたりはしなかったよ。
でもね、もう心に余裕がもてない・・・。

何度も何度も同じことの繰り返し・・・

私が今考えなきゃいけないのは、暖のことだけなんだよ。
暖の‘今’ を苦しめちゃだめなんだよ。

自分を出せない暖の心の声をちゃんと聞いてあげることが
何よりも最優先なの。

でも、パパは自分のことが大切にできない人だから、
パパの事もちゃんと見ていたかった・・・。


パパ?
ほかにパパを守ってくれる人はいないかな?
私は、パパにはふさわしくないよ・・・。

パパの作った家族、
本当に今までの幸せはパパが作ったもの?

私は、本当に幸せだった?

パパを幸せにしたくて、
パパが作った幸せっていうものを
実感して欲しくて、そんな幸せを作れたパパが自分に誇りをもって欲しくて、

私は今まで、自分の幸せを意識する前に、パパ自身にその幸せを
感じて欲しいと思ってきたの・・・。


それを感じてくれていた?

パパは、いつも、私の気持ちを素直に感じてくれなかったよね・・・。

いつも、『俺のせいでしょ』っていってたよね・・・
自分のせいだと思う前に、何か考えることはなかった?


私、暖の事で『私が悪いんだ・・・』ってすぐに自分を責めたよ。
でも、そんなふうに自分をせめても、
暖にとって何にもならないことだった。

自分を責めることは現実から逃げることだった。
自分をかばうことだった。

暖にまず、してあげなくちゃいけなかったのは、
私が自分を責めることでもなく育児相談に行くことでもなく、
暖の今をちゃんと見てあげることだったんだ。

暖が生活している すべての周辺 を知ってあげることだったんだよ。

暖は、ママの愛情を一番欲しがってる。
暖は、パパの愛情を心から信じたがってる。

欲しいものをずっと待たせるだけではなくて
待ったから欲しいものが手に入ったっていう実感を与えることだった。

信じることでしか心が満たされない暖の気持ちを
信じたことで、心を満たせるようにしてあげなくちゃいけないことだったんだよ。

パパは、真剣に暖のことを考えてくれていた?

『パパのお父さんはB型?』っていう話をしたとき、
『俺に似たって言いたいの?』っていったよね?

それは、自分のせいにして欲しくなかったから?
『私のせいなのに・・・』って思っていたから?
自分には何の責任もないと思ったから?

私のせいでも、誰のせいでも、パパは
この家の責任者なんだよ。
それを実感することはできない?

この先も、自分のことしか考えられない?

私や、暖や、しゆうが悲しいのを、自分の悲しさとして感じることはできない?

家族の誰かが苦しいのを、自分の苦しさとして感じることはできない?

私や、暖や、しゆうが大切にしているものを、
自分も大切に感じることはできない?

家族の悩みを自分の悩みとして責任を持つことはできない?

暖はね、幼稚園でもおうちでも、みんなが待っててって言うから
いつも、いつも待ってるんだって・・・。

でも、幼稚園では待っても待っても自分の要求が通らないまま
いつも帰る時間になっちゃう。
おうちでも、待っても待っても
ご飯や、お風呂、眠る時間になっちゃう。


暖は、それでも毎日、けなげに待ち続けてる。


暖はね、幼稚園やママが暖のことを裏切っても
パパの事だけはきっと信じ続けると思うよ・・・。

だって『パパが暖に会いたいって言うからお腹から出てきたんだ』っていつも言ってるからね。

暖はパパを信じて産まれてきたんだよ・・・。


私、これからもっと暖のこと、大切にしていこうと思う。

暖にこれ以上、ママの愛情をもらえないなんて不自然なことを我慢させたくないからね・・・。

パパを信じることで、救われるなんて不自然な気持ちを続けさせたくない。

暖は、ママの愛情を一番欲しがってる。
暖は、パパの愛情を心から信じたがってる。

不自然な気持ちだよね・・・。

パパとママの子供なんだから、当たり前なはずなんだよ。
パパは、暖のことをどこまで考えていた?


暖を守っていけるのは、誰?
私を守ってくれるのは、誰?
しゆうを育てていけるのは、私。

暖は、パパがいたら、信じたことを、満たせなくて苦しみ続ける。
私は、信じることができなくて今までどおり苦しみ続ける。
しゆうは、そんな環境の中でちゃんと育つはずがない。

私が今まで、望んだものは、
叶わなかった。

パパには、わかってもらえなかった。

8年間で、一番意識して変わってくれたのは、
私に怒られないようにすることを
考えること。

ひねくれたものは変えられなかったんだよ。
悲しいけど。

いつか、子供たちが大きくなったら離婚しようか・・・。
きっと、もう何も変わらないと思う。

何度もこんなことしてきたもんね・・・。

私はパパに、ふさわしくなかったね・・・
ごめんね。

パパ辛かったでしょう?
私の要求は、パパにとって無理が多かったね。

ごめんね・・・

ずっと、私のお父さんや、元彼と比べていたのかもしれないよ・・・。

それでも、パパが大好きだった・・・。
パパじゃなきゃ駄目だった。
私の居場所はパパの心の中だった。

その心の中で、パパが、
父親になったり、
私の誕生日のプレゼントを買ってくれるようになったり

そういうことで変わっていくパパを見てるのがとっても幸せだった。

でも、パパは、
パパが自分のことをちゃんと考えて行動しないっていうことや、
いつも後になってから後悔や反省するっていうことで、

パパの心の中を居場所としている私の心がきゅうくつに感じるようにってきた。

結局、私を受け入れてもらえなかったんだよ。

私がパパを信じられないから、パパの心も私を受け入れられなかったんだね。

私は、パパのいない実家でしばらく暮らしたほうがいいのかもしれないね。

それだったらパパの優先するものが、自分の欲求ばかりでもいいんじゃないかな?


家族がいたら、自分のことばかり考えられないからね・・・。

ディズニー―ランドは、暖が楽しみにしてるから、
そのときは、どこかで待ち合わせしよう。

それでいいかな?


きっといつか、私もパパももっと大人になって、
自然に暮らせる日がまたくるよ・・・。





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