読書とアメカジの日々とetc.

「1 虹の魔女シルーカ」 「2 常闇の城主、人狼の女王」

グランクレスト戦記 3

白亜の公子

水野良

グランクレスト戦記 3 白亜の公子  富士見ファンタジア文庫
水野良

面白いシリーズの続編を読むのはすこぶる楽しいんですが、出版の間隔が長いと記憶が薄れて前巻を軽く読み返さないといけなくなったりします。
この本の作家は比較的遅筆なんですが、今回は前巻から8ヶ月...ちょっと長いような気がしないでもないですが続編が問題なく読めるならそれでいいです。
って思ってたら、今回の本はタイトルには書かれてないですがほぼ「前編」扱いで「後編」へ続くという物語の先が気になってしかたがない内容でした。
書店で手にとったときに妙に本が薄いな～とは感じだたんですけどね。
早急に続編が読みたいです。
あとがきには今年中には「4 漆黒の公女」を出版できるように頑張るとの作者の言葉がありましたので期待したいです。

主人公のテオの名は徐々に大きなものになりつつあり、物語は確実に盛り上がってきてます。
今回の第三巻と次の第四巻をあわせて「アルトゥーク戦役」という戦がメインの内容になるんですが、第三巻は主人公も属している「幻想詩連合(ﾌｧﾝﾀｼﾞｽﾀ･ﾕﾆｵﾝ)」サイドの物語で第四巻は争っている「大工房同盟(ﾌｧｸﾄﾘｰ･ｱﾗｲｱﾝｽ)」サイドの物語になるようです。
大きな戦の話の中で主人公がどう成長していくのか楽しみです。
あとがきで作者も言及してますが、物語が壮大になってくると登場人物が増えまくって人物の把握が難しくなっていきます。
読んでると「これは誰だ？」ってなることがあったりなかったり。
私は日本の本だとそれなりに大丈夫だったりするんですが、これが洋書の翻訳モノなどになると登場人物一覧とか必須になります。
ファンタジーとかなら平気なのに、ミステリーとかホラーとか全然覚えられません外人の名前...。

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