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フリーパーティーの入り口で佇んでいた私に声をかけてきた女性がいました
こういったパーティーでは若い部類に入る細身の凄い美人です
「えっ なんでこんなところにいるの?」
思わず声に出てしまいました
もう4~5年も前になるでしょうか
確かに彼女と同じ教室で団体レッスンを受けていました
若くて美人で、なによりもダンスにかける情熱がまぶしいくらいの女性でした
そして1年と少々の後、競技会場でアマチュアの最上級のクラスで踊る彼女を発見したのでした
初競技が最上級クラス
並大抵ではない努力と苦悩があったとも聞きました
その彼女が目の前に立っているのです
思わず「リーダーはどうしたの?」と聞いてしまったのも無理はないでしょう
「今故障中なのよ、それでね何もすることがないからパーティーに来てみたら面白くって、面白くって」
「練習とレッスンと競技、それだけに明け暮れた日常にこんな楽しい世界もあったのかとはまってしまって、今日も来てみたわけ」
「色々な人がいて、いろいろな人と踊る、変化があって楽しいわ」
「貴方も一度来てみたらって言ったのだけれど、リーダーは俺はいいって言うのよ」
「女性と違って男性はリードするでしょ、中には踊りにくい人や重い女性もいたりして無理に踊らせようとか運ぼうとするとホールドが崩れたり狂ったりするものさ」
「もちろん上級者は修正ができるけど、それでも影響が残ることもあると言うので競技をやる人にはこういった世界には足を踏み入れない人も多いのだよ」
なんて偉そうに私は話したのですが、もちろん内心は彼女と早く踊りたい^^;
「普段ルーティンどおり踊ってるでしょ、スタンダードはなんとかついていけるのだけれどラテンがいまいちリードがわからないの、ラテンがかかったら教えてね」
彼女の要望に鼻の下を長くして私は踊りだしたのでした
もちろん内心は緊張でいっぱい、慎重に、慎重にと丁寧に踊ります
そしてなんと幸運なことにフロアはモダンタイムだったのです
つまり連続してスタンダード曲ばかりです
5曲くらいで終わるはずが、ラテンがかからないので何曲も踊ってしまいました
ラッキー^^
もちろん彼女の踊りは極上でした
パーティーおじさんはやめられませんなあ
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