1
ジャワコーカサスオオカブトが羽化した。3月に蛹化を確認してから2ヶ月半。室温は22℃。蛹の期間は長いと聞いてはいたものの、かなり長く感じた。(羽化した個体 2023.6)ほとんど毎日見ていたが、頭部と胸部が黒くなってからはすぐに羽化した。2ヶ月半のほとんどがオレンジ色の蛹の色だったから、この変化はかなり急に感じた。(生意気に威嚇 2023.6)足腰は弱々しいものの、コーカサスらしく威嚇してくる。ざっと眺めてみたところ、おそらく不全はないかと思われる。個人的には大きさよりも5体満足に羽化できる方が大切だと思う。(羽化確認後1日 2023.6)羽化後1日が経つとだいぶ色が落ち着いてくる。この色もかっこいいが、はやくカルコソマ独特の青銅色の羽を見たい。(羽化確認後1日 2023.6)左右の胸角は対称に伸びていてバランスがいい。体長は100mmを少し超えるくらい。大型というわけではないけれど、幼虫体重が最大80g程度ということに鑑みると大きく羽化してくれたと思う。(胸角も伸びている 2023.6)ジャワコーカサス特有のすらっと伸びた胸角と水牛のようにうねった形状がかっこいい。自分でブリードした個体だから相当の補正がかかっているが、コーカサスらしさをしっかり持った個体だと思う。この個体が生まれたのが2021年8月。約2年弱を経て立派に育ってくれた。写真を見返すと、2年間自分自身にとっても色々なことがあったなと感慨にひたる。こうして定期的に過去を振り返られるのはクワカブ飼育のいいところなのかなと思ったりもする。この前生まれた娘も好きになってくれればいいな。
2023.06.07
閲覧総数 944
2
ミカカブクワさんでは生体と合わせてベトナム材、レイシ材、ナラ材を購入。ワイルド品は寿命が読めないので早速産卵セットに投入していく。とはいえ、材産みのクワガタはオオクワガタ以外やったことがないのでyoutubeやブログで飼育情報を集めて自分なりに考えてみた。以下は自分が考えた産卵セット。・材はベトナム材をベースに、レイシ材、ナラ材を試してみる。・ベトナム材、ナラ材は第一弾は加水のみ。第一弾セットの間にバクテリア加工していく。・カズミアエは材の選り好みが強い種なので、適宜材のポジションを変え、それでも産まない材は交換する。・産卵セットには5、6本の材を入れる。・マットは1センチないくらい。ケースを材で埋めるため転倒防止用のチップはいらない。・湿度は高くしない。・室温は22℃(エアコンの風が当たるので20℃くらいになる)ペアリングしている時間がもったいないので、オスのアゴを縛ってメスと共に産卵セットに投入。2晩後、産卵セットを確認してみると…案の定産んでない。齧ってもいない。これは困った。今までにない高額種にチャレンジしているということもあって焦る。ということで早くも購入したミカクワさんに聞いてみる。三ヶ島店長曰く、若いメスなのでペアリングをすれば産卵数と孵化率がアップするだろうとのこと。ワイルドなので焦ってしまった。反省。一晩ペアリング用のケースに入れてメイトガードさせた後にメスだけ産卵セットに投入。すると…埋め戻し発見!!!見つけた瞬間、時が止まった。(埋め戻しの跡 2023.8)思っていたよりもしっかり埋め戻されていて、木の繊維の流れを見ないと気づけない。成虫になればペアで20万円の卵。最大限の注意を払って木くずを取り除いていくと…卵発見!(写真を撮るも写っておらず…)初卵をゲットできました。(卵の撮影に失敗 2023.8)慎重に卵を取り出し、Uマットを詰めたプリンカップに移し替え。(プリンカップに移した卵 2023.8)メスの大きさから想像はしていたけれど、思ったより卵は小さい。ツヤクワガタの卵と同じくらいだろうか。幼虫で取り出す人がいるのも納得。産卵剤を元に戻して再セット。まだまだ産んで欲しい。
2023.08.08
閲覧総数 564
3
クワガタ界の最高峰。ウエストウッディ。ついに挑戦する時が来た!今年に入ってから残業が続いてたので軍資金は十分。あとは入荷を待って、というところでアルティメットミカカブクワさんから販売のお知らせ!ヤフオクでも出品されているけれど、高額種は詐欺も多いと聞くし死着のリスクもあるから、少し高くてもちゃんとしたショップで買おうと思っていた。Ultimate Mika KABU KUWA(アルティメットミカカブクワ)さんのHP緊張しながらもネットで注文。注文を確定するボタンをクリックするとなんとも言えない高揚感と不安が襲ってきた。今まで自分がブリードしてきた外国産クワガタといえば、ブルマイスターツヤクワガタ、インターメディアツヤクワガタ、モウホツヤクワガタ・エレガンス、モーレンカンプオウゴンオニクワガタくらい。材産みのクワガタはやったことがない。(国産オオクワガタは一回やったことがある)勉強のために他のクワガタから始めようかとも思ったけれど、子育てもある中で今後いつカズミアエをやる機会があるのだろうかと考え(自分に言い聞かせて)て挑戦することに決めた。購入したのはオス70㎜、メス39㎜のペア。初心者の自分にとって大きい生体はもったいないし、小さくてもイヤなので、これくらいがちょうどいい。(70㎜のオス 2023.8)(39㎜のメス 2023.8)オスは上翅に傷があるけどまだまだ元気そう。メスは綺麗だけれどとてもおとなしい様子。材の上に乗せても滑り落ちてひっくり返ってしまう。一抹どころじゃない不安はあるけれど、なんとかブリードできるように頑張っていきたい。まずは1番の難関である採卵。とにかく産んで欲しいと願っている。産卵セットは次の回で書いていく。
2023.08.07
閲覧総数 224