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2005.04.19
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麻薬ブローカーであるモンティ・ブロガン(エドワード・ノートン)は、警察のガサ入れで大量の麻薬を発見され、逮捕される。
収監までに残された時間は25時間のみ。
恋人のナチュレル(ロザリオ・ドーソン)は残された時間を一緒にいて欲しいと懇願する。
しかしモンティにはやっておきたいコトがあったのだった。

モンティはまず2人の幼馴染をパーティに来るよう誘う。
1人はジェイコブ(フィリップ・シーモア・ホフマン)。
彼は高貴な家の出だが、その優遇された環境を苦にして高校教師をしながら質素な生活を送っている。独身である彼は1人の女生徒(アンナ・パキン)に興味を抱いていた。
もう1人はフランク(バリー・ペッパー)。
彼は証券会社に勤める独身貴族のエリート・サラリーマン。収監を待つモンティの身を案じるものの、この夜がモンティとの永遠の別れと覚悟していた。

次にモンティは父親(ブライアン・コックス)の元を訪れる。
そして更には麻薬を手配していた元締めであるマフィアに決別を告げに向かう。

そして収監まで残された時間はあと僅か。
押し寄せる恐怖・不安と、そもそも密告したのは恋人のナチュレルではないかという猜疑心。
そして刻一刻と時は流れていった・・・。


2002年の作品。スパイク・リー監督待望の意欲作は、主人公モンティらを9.11同時多発テロ以降のアメリカの姿とシンクロさせて描いています。
正直、お涙頂戴のヒューマンドラマを期待して観ていた私にはギャップが大き過ぎて、最後まで違和感が払拭出来ませんでした・・・。>_<
しかし改めて振り返ってみると印象に残る作品作りだったと思います。-_-

ドラッグに手を染めたモンティ、彼を愛しながらも結局は彼とドラッグとの縁を断ち切れなかったナチュレル、崇高な思念を持ちながら危うい誘惑の前に葛藤するジェイコブ、そして経済的成功を収めながらどこか満たされないフランク・・・。

登場人物とその人間関係に現在のアメリカを投影し、原作には無かったグランド・ゼロと対比させ強いインパクトを残しています。

エドワード・ノートンの悲壮感漂う演技も冴えていました。
女性とのアンナ・パキンは『X-Men』のローグの印象が強く、まさに触れたらコワイと思って観てしまいました。-_-;

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★☆☆☆☆
総合評価:本作では『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアが
『シービスケット』に先立ち初めて製作を担当しています。





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最終更新日  2005.04.19 00:48:16
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