今回の修理は、「 SANYO PH-Z50 ラジカセ(1990年発売) 」だ。 丸みを帯びた流線型デザインが魅力的な一台だ。
■主な故障と原因
■修理作業
筐体の分解から始まるのだが、ねじ位置が深く、手持ちの長柄ドライバーに延長ソケットを取り付け、ようやく届いた。ねじ頭溝にドライバー先端を合わせるのに一苦労だった。
内部は埃も少なく、きれいな状態。使用頻度も少なく、保管状態も良かったのだろう。半田付け劣化も少なく、状態は良好。 電子部品には標準グレード品が使用されて、保守交換性も良さそうだ。
機能が少ない分、配線コード数も少なめだが、でもやっぱり多い。バブルラジカセの証といったところか。
CD光ピックアップには、「SANYO SF-90」が使用されていた。互換品や再生品を含め、国内での流通が確認できないパーツだ。CDレンズとメカのクリーニングで無事に復旧。
カセットデッキ部は、1モーターで2台を駆動する廉価仕様。ゴムベルトの劣化も無く、メカクリーニングと調整でOK。
ウーハーが黒い箱に収められている。分解すると立派なユニットがあった。ウレタンエッジだが、環境影響が少ない位置にあるためか、劣化はまったく無い。念のため保護材を塗布。
メインのフルレンジスピーカーは、少々力不足の印象。こちらは布エッジを使用しているため、劣化は認められない。
全てを組み戻して、修理完了。
無音時の定常ノイズと機能切替えノイズが若干耳に障るが、使用上問題ない程度だ。
--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---
【機器修理】KENWOOD MDX-02 MDラジカセ 2021年08月18日 コメント(11)
【機器修理】AIWA XR-H55MD MDミニコンポ 2020年12月14日 コメント(2)
【機器修理】SONY CMT-J3MD MDミニコンポ 2020年02月11日
PR
キーワードサーチ
コメント新着
サイド自由欄