Mar 12, 2019
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「1945年、日本はなぜ焼け野原になったのか?アメリカ軍内を取材中の2017年4月、半世紀以上前の空軍幹部246人の肉声テープを発見。日本への空爆を計画し実行したカーチス・ルメイなど幹部の貴重な証言だった。軍内の記録用インタビューのため、野望や焦りなど本音が赤裸々に語られていた。膨大な予算のB29開発の失敗。陸海軍との対立や屈辱。米大統領の圧力。後のない空軍幹部たち…日本への無差別爆撃の真相に迫る」 NHKオンデマンド

無差別爆撃というのはアメリカのやり方で、その残虐性のあらわれだと思っていました。

しかし、この番組を観るとそれにいたるまでにアメリカ軍の中での政治的駆け引きがあったことがわかります。


なかなか結果の出なかった陸軍の下部組織“航空隊”が、この東京大空襲の成果により戦後、悲願の独立「空軍」設立につながったそうな。


もともと4兆円という莫大な予算をかけて開発された“B29”は、敵の重要施設だけを、敵機が追ってこれない1万メートル上空(※当時は不可能とされていたそうです)からピンポイントで狙うことが目的だったようです。


ところが結果が出ず、大統領の圧力もあり“一線を踏み越えた”という・・・。


アメリカの識者によると、原爆投下は“焼夷弾による絨毯爆撃”を止めるためのもので、問題は市民をターゲットにする“無差別爆撃”に手を染めたことだとか。(無差別攻撃をするとドイツと同じだという意識があったようです)

う~ん、そういう解釈があったか・・・。



さすがBS1スペシャル、見応えがありました。いつもながらの完成度です。




それでは・・・・。




2017年 98分






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Last updated  Mar 14, 2019 08:57:21 PM
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