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2024年05月23日
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カテゴリ: フランスで学ぶ
娘は9年前から乗馬を習っている。
パリ郊外の我が家は森からも近いので車で20分圏内に乗馬クラブが6つもある。
今通っているクラブは気取っておらず、小さいから気に入っている。

先日、クラブ主催の障害物の大会に初めて参加した。
レベルによってカテゴリーが4つあり、障害物の高さが異なる。
障害物は全部で10個。

乗る馬は選べずに当日発表されたが、なんと一度しか乗ったことのない若い馬Malikが娘に割り当てられていた。
最近クラブに来たばかりの馬で大会は初めてだから、既に緊張MAXだった娘は落ち込んだ。
他の参加者たちは私から見ても慣れている馬が割り当てられていたから不公平だと思った。

娘と同じ歳の乗馬友達Cは高さ90cmのカテゴリー(娘もこちら)と高さ80cmのカテゴリーの2つに申し込んでいた。
90cmが一番高い。
参加費は一回25ユーロ。

Cは先に始まる80cm障害物でMalikに騎乗するとのこと。
大会用のコスチュームでおめかしして来たCはレッスンで乗りたがるほどMalikが好きだから喜んでいた。

各カテゴリーの参加者は15人前後。
Cの番がやってきた。




しかし… Malikは最悪だった !!!!!

観客が沢山いて、いつもと違う雰囲気を感じていたのだろうか、 興奮していた。
障害物の前で止まったり避けようとするからCは一度落馬したが、気丈に乗り直して再スタート。

見ているこちらはハラハラしながらCにエールを送った。

まずは一つ飛べた。
でも二つ目の前で突然止まり、今度は激しく落馬してしまった!

起き上がれず、地面の上に横たわるC。
慌てて駆け寄るスタッフと母親。
しばらくして救急車がやってきて応急処置。

私は母親とは色々話す仲だ。
この日のために気合いを入れていたCのことを思うと切なくて涙が出てきた。

怖くて見れないと席を外していた祖母もやって来て心配そうに見守っていた。
見なくて大正解でした。

この事故により競技は30分中断。
私は遠くから見ていたが、どうやら担架に乗せられて救急車で病院に行く様だ。

Cに呼ばれた娘は駆け寄って何かを話していた。

母親に聞いたら腰の辺りを強打し骨折はしていないとは思うが念のためレントゲンを撮りに病院に行くとのこと。

いつもはボディプロテクターを付けているのにブレザーを着ていたのが災いした、と嘆く母親。
見た目をとるか、安全を取るか…
娘には安全を重視して欲しい。

続く。





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Last updated  2024年05月23日 23時33分25秒
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