ラスベガス ロサンゼルスの旅

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2020年09月03日
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MGMリゾーツ、2020年8月31日 全国で18,000人の従業員をレイオフすると発表。
(レイオフまたは一時解雇とは、企業の業績悪化などを理由とする一時的な解雇のこと)

MGMリゾートインターナショナルはネバダ州最大の雇用主です。約18,000人のMGMリゾーツ従業
員は、一時帰休がレイオフに変わったことがわかりました。CEOのビル・ホーンバックル氏は、ビ
ジネスが再び回復すれば従業員は戻ってくる可能性があると言っています。

同社はパンデミックの前にはラスベガスで約 52,000人 を採用していまいたが、解雇されたローカ
ル スタッフの数は発表しませんでした。これらの約18,000人のレイオフは、全国のMGMリゾート
のプロパティ「財産・所有物・所有権」に多大な影響があります。

MGMリゾートインターナショナル MGMリゾーツ
パークMBMホテル、ノマドホテル 2019年9月撮影



ビル・ホーンバックル最高経営責任者(CEO)は、従業員への手紙の中で、「レイオフがこれらの
従業員とその家族に与える影響を理解している」と述べています。「残念ながら、8月31日は、当
社がまだ復帰させることができていない数千人のMGMリゾーツの従業員の離職日となります」と
ホーンバックル氏は書簡に書いています。手紙によると適用範囲は、MGM のヘルスケア計画に登
録されている人のために9 月末まで延長されます。

MGMリゾートインターナショナル MGMリゾーツ
パークMBMホテル、ノマドホテル 2019年9月撮影



この書簡は、 WARN法としても知られる1988年の労働者調整再訓練通知法(Worker Adjustment
and Retraining Notification Act of 1988)
が、100人以上の従業員を抱える企業に、大量レイオ
フ解雇について60日前にスタッフ(従業員)に通知することを義務づけていることに言及しています。

MGMリゾーツ ノマドホテル 2019年9月撮影



2021年12月31日までに復帰した従業員は、年功序列のステータスを維持し、それまでの福利厚生
を直ちに再開することになる、と書簡には書かれています。レイオフされた労働者は、11月29日
までMGM従業員緊急助成金基金を通じた財政支援を受けることができます。これまでに、緊急援
助で1200万ドル以上がパンデミックの開始以来、影響を受けたMGMの従業員に支払われています

MGMリゾーツ パークMBMホテル、 2019年9月撮影



MGMリゾーツのカジノのほとんどがラスベガスで再開していますが、パークMGMホテルとノマド
ホテルを除いて、多くのカジノはスタッフを削減しており、すべてのカジノが50パーセントのキャ
パシティしか許可していません。

MGMリゾーツ パークMBMホテル、車寄せ 2019年9月撮影



「私たちは何万人もの同僚を職場に戻しましたが、私たちの業界と国はパンデミックの影響を受け
続けており、完全な操業能力には戻っていません」「8月31日に分離された従業員は、私たちのリ
コールリストに残り、我々はビジネスのニーズ、位置、年功序列に基づいてそれらを戻すために
シームレスなシステムを確立しました 」「今日直面している課題は永続的なものではないと、私
は心から信じています。私たちの業界、会社、そしてコミュニティの基本的な部分は変わらないで
しょう。コンサート、スポーツ、そして畏敬の念を抱かせるようなエンターテイメントは、私たち
の地平線上にあり続けています。信じてください、私たちはこの状況から立ち直り、これまで以上
に強く、より良いものにしていきます。」とホーンバックルは言っています。

MGMリゾーツ ニューヨークニューヨークホテル 2019年9月撮影



今回の発表にもかかわらず、ホーンバックル氏はカジノリゾート
業界の将来について、依然として前向きな姿勢を崩していません。

MGMリゾーツ MGMグランドホテル 2019年9月撮影



がら空きのラスベガス通り 2020年8月 ラスベガスニュースから





話が変わりますが
ラスベガス・サンズ(MGMリゾーツインターナショナル)が、なぜ日本から撤退したのか。


ラスベガス・サンズの横浜からの撤退は海外のメディアでも大きく取り上げられていて、多数の記
事が上がっています。海外の投資家やアナリスト、業界に携わって日本のIRビジネスにも関わった
人たちが感想を寄せており、新型コロナウイルスによるIRオペレーターの事業停滞も大きいが、
元司衆院議員の逮捕
から政府のスピードが鈍ったことと、事業環境が明確でない状況で見通しを立
てることの困難さを指摘している。日本政府の基本方針の発表が6~7月に遅れたことで、投資規模
100億ドル以上という可能性のある市場であるのに厳しい規制に100億ドルを超える投資に見合う
のかなど、日本のIRの問題点を突いた意見も多かった。

サンズの撤退についてのニュースリリースでは次のアジア諸国については触れられていないが、サ
ンズが4月に発表した最新の決算発表では、マカオ、シンガポール、韓国を「将来の開発の主要な
関心分野」と見ていると書かれていた。「日本はまだ本当に強い市場であり、素晴らしいゲーミン
グ市場になる可能性があり、いくつかのハードルを乗り越えればいいだけの話だ」とも述べている





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最終更新日  2020年09月03日 13時37分01秒


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