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◇長年探していた作り手のワインが入手できた。 作り手はメオ・カミュゼの醸造責任者を務めたフォーロワ(Jean Faurois)で、入手したのはニュイ・サン・ジョルジュのレ・ラヴィエール1991年。それほど値段も高くなかったので2本購入した。協力してくださった方に感謝している。 フォーロワを知ったのはQさんのブログ。CdV 1990 (J,Faurois) メオ・カミュゼに関連した作り手といって思い浮かぶのはアンリ・ジャイエやエマニュエル・ルジェだが、他にも著名な方がいる。メオのワインも個人的によく(すそ物ばかりながら)飲んできたので、フォーロワも一度は飲んでみたいと考えていた。 届いたばかりなので外観をみているだけだが、室内灯にかざすと、同じ年の同じ畑のワインなのに、ワインの色の濃さがまったく違う。 明るい色のワインは、ボトルを傾けると、帯状になった細かいおりが天の川のように流れる。飲む時は注意しないとダメだな。 ボトルの裏には、このワインはフィルターを掛けていないよ、という内容の注意書きが貼られている。ジャイエより情報量が多くて面白い。最後のdépôtは「沈殿物」、つまりおりのこと。こういう注意書きのシールの貼られているワインは、最近あまり見ない気がする。 最近はブルゴーニュの高級ワインにICチップやQRコードが貼られるようになった。時代の変化だ。
2019.04.20
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カラダの変調でしばらくアルコールを控えている。 これを機に順不同で、いままで飲んで特に印象が良かったワインを挙げてみる。生産者の中でも安め、すそ物のワインが多い。アフィリエイトは生産者の説明のためで、銘柄は必ずしも一致していないし価格も妙に高いので気にしないで欲しい。・ドメーヌ・ルー・デュモン ブルゴーニュ・ピノノワール2017Koji et Jae Hwa Bourgogne Pinot Noir 2019 / ルー デュモン ブルゴーニュ ピノ ノワール 2019価格:60,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点) 楽天で購入 最近飲んだワインでは特に良かった。感動するほどではないが、非常に良くできていると感じ、あっという間に1本飲み干してしまった。ルー・デュモンは以前と比べると人気が高くなったが、まだ過小に評価されていると思う。ブルゴーニュ中心部のワインが多く、競争が多いからだろう。店で見たら買って、然るべき後に飲むべきだ。・マルク・ソワイヤール ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ2018ブルゴーニュ ブラン モノポール クラ[2020]マルク ソワイヤール(ドメーヌ ド クラ)(白ワイン)価格:11,000円(税込、送料別) (2024/4/28時点) 楽天で購入 ビゾのお弟子さんで安く入手できるというので試しに買って、セラーが満杯になったので仕方なく開けたらとても美味しかったワイン。既に人気が高くなって、いつでも買えるということはなくなった。今は楽天市場でオートコートドニュイはヒットしない。 自然派と呼ばれる生産者で感動した経験は多くはないが、このワインは良かった。もう1本試してみたドラクラのブルゴーニュ赤はつまらなかった。畑の差は大きいかな。 以下、特に解説しないがこれまでに飲んで印象深かったワインを挙げるとこんな感じ。どれも昔は今ほど高価ではなく、簡単に試せた。何か2004年が多いな。・ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ ボンヌマール2004【5月1日エントリーで最大P20倍】【4月・特価セール】【最安値・ポイント2倍】ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ [2017] ボンヌ・マール グラン・クリュ 750ml【WA96】【フランス】【ブルゴーニュ】【赤ワイン】(Georges ROUMIER)価格:296,000円(税込、送料別) (2024/4/28時点) 楽天で購入 東急本店試飲コーナーで1杯5000円弱だった。・ドメーヌ・セシル・トランブレイ ヴォーヌロマネ2004Cecile Tremblay Vosne Romanee Vieilles Vignes 2020 / セシル トランブレイ ヴォーヌ ロマネ ヴィエイユ ヴィーニュ 2020価格:140,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点) 楽天で購入 とあるワイン会で抜群でした。新酒で入ってきたころは1本5000円ぐらい。・ドメーヌ・ルロワ ブルゴーニュ2004Domaine LeroyBourgogne Rouge [2004]750mlブルゴーニュ・ルージュ [2004]750mlドメーヌ・ルロワ Domaine Leroy価格:858,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点) 楽天で購入 マダムがデクラッセした2004年だからこそ、自分で試そうと思って買えたワイン。1本で1万2000円くらいだった。ふだんワインなんか見向きもしなかった父親(昨年冬に他界)が「ちょっとだけじゃ分かんないな」と言い、もっと寄越せムーブをしたのが良い思い出。・DRC エシェゾー 2001【最大1,000円OFFクーポン★期間限定】ロマネコンティ エシェゾー 2001 ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ DRC Echezeaux フランス ブルゴーニュ 赤ワイン【お買い物マラソン期間★4/24 20:00~4/27 9:59】価格:798,000円(税込、送料無料) (2024/4/28時点)楽天で購入 初見の人が多いワイン会で手堅いものを、と持参したワイン。期待に応えてくれた。取得コストは1本で3万円ぐらい。個人的には過去最良のDRC。
2024.04.28
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◇土曜の昼下がり、スマホでネットオークションをのぞいていると、ニコラ・ポテルの「ヴォーヌ・ロマネ1級レ・ゴーディショ 2002年」をみつけた。ワイン愛好家の方らしく、きちんとした説明がなされている。 レ・ゴーディショは、DRCの「ラ・ターシュ」に隣接する畑。現在のラ・ターシュ区画の一部はゴーディショそのもので、後からラ・ターシュに組み込まれた。 組み込まれなかった残りの「ゴーディショ」についても、現在ではラ・ターシュに準じる畑とみなされ、他の生産者が造るワインが高値で取引されている。 実は私は、ネゴシアンであるポテルのレ・ゴーディショは「DRCの造ったワイン」あるいは「DRCのブドウを絞ったジュースを醸造したもの」だとばかり思っていた。 しかし、この出品者の方によると、DRCのブドウを購入してポテルが造ったワインであり、途中の年からはユドロさんという別の方のブドウも混ぜて製造していたとの記述があった。えー、知らなかったな。 私が1本だけ持っている2005年のポテルのゴーディショは、DRCのブドウですらないかもしれない。購入したショップは何も説明せず売っているのだから、こちらが勝手な思い込みをしていたというわけだ。 途中まで正しかった情報が、ある時点から過去のものとなり、不正確になることはブルゴーニュワインの世界ではよくある。かつて、別の作り手のワインについて、ある楽天ショップの販売ページに書かれていることが間違っていることに気がつき、「生産者から直接話を聞いたが、その情報はもう不正確だ」とメールで伝えたことがある。店の対応は「はいはい、分かったよ(ケッ)」というもので、商売の邪魔をするなといわんばかりだった。(問題であれば上のスクショは削除するつもり) 一方、この際なので英文記事も探して読んでみようと検索したところ、とあるブログ記事にたどりついた。それによると、ユドロさんはマシャール・ド・グラモンに貸していると書いてあった。マシャール・ド・グラモンのワインではゴーディショが抜きんでて価格が高く、ドメーヌの顔のようなワインである。何が本当か分からないが、日本語で読んだネットオークションの出品者の説明が正確なのではないか、との印象を受けた。 以上の記事を読んで考えたことは、ラ・ターシュの隣だからという理由で、ゴーディショのワインを有り難がっても仕方がないということだ。 この英文のブログによると、DRCはゴーディショのブドウを(ポテルのような)ネゴシアンに売却するか、自社製のキュヴェ・デュヴァール・ブロシェに使っていると記述されている。情報が正しいのかどうかはさておき、ラ・ターシュの片鱗を感じたいなら、デュヴァール・ブロシェを探して買うのが一番妥当ではないかな。DRC以外の生産者が造るワインにはその良さがあり、「ラ・ターシュの隣」という点にこだわっても仕方ない。 余計なお金を使わないという意味では、ゴーディショがラ・ターシュに隣接する畑であるという知識そのものが邪魔な気がする。ヴォーヌ・ロマネには、マルコンソールなど他にも良い1級畑があるので、レベルの高い作り手のワインを適正な価格で買って飲めば良い気がする。
2019.03.30
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もう大晦日。翌日の仕事の仕込みのためにこんなに大晦日を忙しく過ごすのは人生初めてかもしれない。初売りの準備をする小売り関係者には頭が下がる思いだ。はっきりいってこんなブログを書いている場合ではないのだが、逃避行動というやつだ。参考までに、先日書いたDRCの夢袋は下記URLご参照のこと。銀座三越で抽選受付。申し込みは1月3日のみ。どう考えても私自身は申し込めないので、こういうワインが好きで余裕がある人に当たってもらいたい。というか、アピシウスに呼んでくれ。冗談はともかくとして。この夢袋はわなだ。アピシウスでシャンパーニュ以外のどのワインを開けるかで人間の質が問われるな。本当の金持ちなら速攻でロマネコンティを開けるだろう。ワインを仕入れにきた外国人はアピシウスの権利を放棄するだろう。問題はその間にいる有象無象のワインおたくが当たった場合だ。ブシャールのクロ・ド・ベーズでは同席する客はおさまらないだろう。じゃあ、ターシュ?それともボルドー2本でかわす?ありえないよー。2012年ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティを含むワイン16本セット& 老舗フレンチレストラン「アピシウス」スペシャルメニューセット1組4名さま限り2,016,000円 ■ 地下3階 ラ・カーヴ(注書きを転載)最新2012年のDRCである「ロマネ・コンティ、モンラッシェ、ラ・ターシュ」に加え、ボルドー5大シャトーなどを加えた16本セットを特別価格で販売。お買いあげのお客さまには、有楽町にあるフレンチの名店「アピシウス」情野(せいの)シェフ・ソムリエのサーヴによる、スペシャルマリアージュをご提供します。シャトー ムートン ロートシルト(2001、赤、750ml) 、シャトー オー ブリオン(2011、赤、750ml) 、シャトー マルゴー(2001、赤、750ml) 、シャトー ラフィット ロートシルト(2011、赤、750ml) 、シャトー ラトゥール(1988、赤、750ml) 、〈ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ〉グラン エシェゾー、コルトン、エシェゾー、リシュブール、ロマネ サン ヴィヴァン、ラ ターシュ、ロマネ コンティ(各2012、赤、750ml)、モンラッシェ(2012、白、750ml)、〈ウィリアム・フェーブル〉シャブリ グランクリュ ブーグロ (2009、白、750ml)、〈アンリオ〉ブリュット ミレジメ マグナム(2000、白発泡、1,500ml)、〈ブシャール P&F〉シャンベルタン クロ ド ベーズ(2004、赤、750ml) [スケジュール]お買いあげのセットの中から、3本を「アピシウス」でのお食事の際にお飲みいただけます。2本はお客さまのセレクトで、1本は「ブリュット ミレジメ マグナム」とさせていただきます。お食事の日は、1月11日(月・祝)~3月31日(木)の中からお選びいただけます。※日曜定休日。情野ソムリエ不在の場合もあります。※詳しくは係員におたずねください。※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。(転載おわり)今年も1年間、各位にはお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
2015.12.31
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◇本日、中京競馬場で行われた高松宮記念の馬券ははずれ。 ミスターメロディは馬券圏内もあり得ると視野に入れていたものの、セイウンコウセイやショウナンアンセムが来るとは想像できなかった。というか、1番人気ダノンスマッシュの単複しか買っていなかったので、仕方がないのだが。 1200メートルという短距離では、どんな結果でもあり得るという教訓を思い知った1日だった。 コルクが折れやすいという話題の続き。 昨日、3月23日に飲んだローラン・ルーミエのボンヌマールも、ソムリエナイフを刺したところ全く手応えがなく、途中で折れそうな予感がしたため、2本足のハサミ型コルク抜きに切り替えて、ことなきを得た。ソムリエナイフで強行したら、多分コルクが途中でちぎれただろう 写真1枚目のビン横にあるコルクが抜栓直後のもの、2枚目が1日経過し撮影したもの。 抜いた直後に触ってみると、液面と反対側、キャップシールと接していた側3分の1ほどは乾いたスポンジのように軽く、スカスカ。反対の液面側の部分はしっかり堅さが残っており、全く別物のような感触だった。ところが1日経った今は、スカスカだった部分はかなり堅さが戻っている。ビンから抜いたことで、空気中の水分を吸うからかもしれない。 このボンヌマールは5年以上立てて保管した後、自宅のセラーに持ち帰り、この半年ほどはビンを横にしていた。コルクの中盤部分あたりまでいったん乾いてしまったことで、注ぎ口近くのコルク部分はスカスカとなり、元に戻らなかったということかもしれない。 コルクにもいろいろ種類はあり、先日開けたジョルジュ・ルーミエのモレサンドニプルミエクリュについてもビンを長期間立てて保管していたものの、ソムリエナイフでの抜栓で全く問題がなかった。使用しているコルクの種類によっては、こういう問題は起こらないのかもしれない。 生産者であれば、使用しているコルクの材料となる木などの違いは分かっているだろう。コルクの価格が高騰し、良いものが入手できないという話も当時はたまに聞いた記憶がある。 あるワインで問題が起きた場合は、同時期の同じ生産者のワインでは同じようなことが起きうるというふうに身構えておけばいいと思う。
2019.03.24
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今回、ひょんなことからドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の国内正規代理店である株式会社ファインズの方にお話を伺う機会をいただいた。 ビッグヴィンテージと評判の高かった2005年の争奪戦から半年がたち、景況感も落下の一途をたどる中、ネットオークションでの狂騒も一段落した感がある。この点をファインズ社がどのように見ていたのかを聞いた。 ファインズ社によると、DRCはドメーヌとして精魂を込めてつくったワインがその価値がわかるワインの愛好家、最終消費者の方々に飲まれることなく、投機目的で転売されたり、ネット上で異常な価格高騰を引き起こしていることに憂慮している。ファインズ社も法律的な問題もあり、小売店や酒販店が、誰に、どのような販売方法で、どんな価格で販売しているのか関与できず、ワインの品質上のことでも苦労していることが伺えた。 国内には400店前後の契約店があり、DRCの販売量全体のうち、業務用中心のショップにまわる数が、個人客を中心に販売するショップにまわる数より多いという。 俗に「ロマネ・コンティ以外の銘柄と一緒にした詰め合わせ(アソートメント)でなければ、ロマネ・コンティを入手できない」という話があるが、個人の愛好家がショップから購入する場合に限れば、これは都市伝説であり、事実ではない。 ただし、ドメーヌからワインを買うインポーターがロマネ・コンティだけを購入することはない。これは、他のドメーヌでも同じように行われている販売方法であり、例えばフォレにいって「ヴォーヌ・ロマネのゴーディショだけ売ってください」という訳にはいかないのと同じである。 DRCのワインを入手するウラ技はないので、ロマネ・コンティが欲しい個人客は、新酒が出回る毎年10月ごろに注意深くショップを探してください、とのことだった。 残念ながら、インタビューを受けていただいた担当者の方から「匿名にして欲しい」との要望があった。 この記事のため顔写真も撮影させていただいたが、掲載は見送り、お答えいただいた方の名前も伏せることにした。 詳しいやりとりは以下の通り。Q1.2005年のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)は非常に入手が難しかったと思います。その一方で、インターネットオークションでシリアルナンバーを出して販売している人がおり、私は「なぜこういうことが起きるのでしょうか」と、苦情の意味も込めて御社に手紙を出しました。 疑問点はいろいろありますが、まず最初にDRCの2005年ヴィンテージについて、国内での引き合いをどうご覧になりましたか。(ファインズ)2005年は、とくにブルゴーニュもボルドーもいい年でとても引き合いが強かったです。ご存知と思いますが、生産量は2003年にくらべれば多いものの、例年よりはすこし少ない年でした。世界中のディストリビューターあての割り当ても減り、弊社あても04年などに比べると少なめだったのは事実です。 2005年というと昨年販売した一番新しいビンテージだと思いますが、とてもみなさん評判がよかった。あまり評判が悪い年はないですけど、とても評判よく、最初のリリースでほとんど出荷してしまった状態です。Q2.あるショップの方に伺ったことですが、DRCのバックヴィンテージが出ることがあってもそれは新たに入手した物ではなく、インポーターさんがもとからもっていらして、いろんな事情で出されるものだとききました。ファインズさんのラベルがついて売られているDRCのバックヴィンテージは、ファーストリリースのときに入ってきて、その頃には出荷しなかったものであると理解していいですか。(ファインズ)弊社の戦略上のことなので、その件についてはご容赦願いたいが、基本的には入荷時に極力販売することにしています。 Q3.2005は最初にかなりどっと出たということですか?(ファインズ)そうですね。2005年はこの数年の中でもかなり人気の高いヴィンテージでしたので、初回にかなり出荷されました。Q4.つまり、ロマネ・コンティは売れてしまうけれど、下のクラス、例えばロマネ・サン・ヴィヴァンとかグランエシェゾーとかは、一番安い訳でもなくプレステージ性でも一番ではないので、売れ残ったりしないようにコントロールされるということですか。(ファインズ)ヴィンテージによっては、多少の動きの差はありますが、全般的に非常に人気の高い商品ですので、売れ残るということはありません。Q5.私のような素人には預かり知らない領域のことですが、DRCの輸入量のうち、業者にわたる分と一般の顧客向けのショップにわたる分は、だいたいどれくらいの比率ですか?(ファインズ)小売店にいくものと、レストランとか業務用にいくものとの比率ですか。最終的にお客様にどのように届いているのかわかりませんが、当社からの販売先でいくと、若干業務用酒販店にいくことが多いと思います。Q6.DRCは業務用にも相当売れるんですか。(ファインズ)やはり東京都内のトップレストラン、トップフレンチ、それからホテルのメインダイニングの引き合いも大きなものがあると思います。(続く)禁無断転載※連載は4回で、次回以降はQ&Aのみ。毎週末にアップ予定。
2009.07.11
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