潮風の街から

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Aug 3, 2009

最後は模型屋でのんびりと

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カテゴリ： ●艦艇

サイレンが鳴ったので「12時です」と師匠に告げると、12時にサイレンが鳴るのを初めて知ったようだ。僕らスカっ子は子供の頃、外で遊んでいるとこのサイレンで時間がわかったものだ。サイレンで時間を知るのはスカっ子の特徴だったのかもしれない。居心地の良い「えんしゅう」を降りて、昼食をとるために総監部を出てショッパーズ・プラザへ向った。最近は師匠と逢うと行く店があって、そこで喫煙席を予約した。禁煙席は空いているのだが、空くまで待つ。同じように席が空くのを待っている男性がいて、いかにも軍事オタクっぽいような重武装の姿。まるで戦闘態勢のようだ。まだ空かないのかなあと首を伸ばして客席のほうを見ると、自分が見られていると思うのか警戒しているような怖い目でこちらを睨む。おもしろいから、もう一度やってみると、無条件反射のようにこちらを睨む。これはなかなかの訓練をやっているなと感心した。それにしてもソワソワして落ち着かない態度は、いかにもっぽくて、もっと落ち着きなさいと安心させたくなる。待合に客が増えてきた。彼は隣の席へズレて座る。なかなかエライじゃないかと感心した。また客が増えて。彼はまた一つ奥へ座る。そのうち彼が呼ばれて食事へ行ってしまうと師匠が言った。「だんだん近づいてきたな＾＾」。僕も何か話しかけようと思っていたのだが、彼が僕を敵のように睨むので話しずらかったのだった。食事中は師匠と「海の都の物語」のヴェネツィア共和国の話しで盛り上がった。食べ終わり「師匠、模型屋に行きますか？」と訊くと、うれしそう。さっそくタクシーで家まで行き、そこからマイカーに乗り換え模型屋まで直行。師匠は映画「真夏のオリオン」のイ号潜水艦の完成品を購入。自分は師匠の薦めでアメリ艦の古い駆逐艦チャールズ・Ｆ・アダムスを買うことに…。

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