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2005.03.02
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カテゴリ: 大前研一
大前研一「『ビジネス新大陸』の歩き方」



家電メーカーの第3四半期決算で「デジタル家電景気」が失速していることが明らかになった。
低価格競争のため。
デジタルの世界でメーカーとして生き残るにはブランド・リーダーとしてトレンドを生み出し続けるかあるいは「部品屋」に徹するしかない。
パソコンメーカーの勝ち組は「デル」。
IBMやHPは既に将来性を見切ってしまった。
日本のメーカーはどのように考えるか。
一般管理・販売・流通コストが50%を超えるNEC、富士通、ソニーなどは生き残れないだろう。

他の業種はどうか。
例えばトヨタ、ホンダ、日産などは現在は好調。
しかしもしそれ以外の企業で「自動車版デル」が登場したらどうだろうか。
パーツをモジュール化して低価格で世界各国から集め、中国で組み立てて発送する。
家電業界、パソコン業界と同じ状況が起きる可能性は十分ある。

もしそのような状況が起きた場合はどのように対処するか。
パソコン業界を見て違う業界の人間がどこまで未来を構想できるか。
予測を立ててさらに新しいヴィジョンを展開して不特定多数の消費者と共有させることができなければIBMやHPあるいは日本のPCメーカーのようになることは避けられない、

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自動車業界がデル化するという発想は確かにありえるかも知れません。
ただもしこれを中国人の起業家が読んで「やってみるぞ」と思って動き出す人がいてもしそれが成功してしまったら例えばトヨタにすれば「余計なこと言わないでくださいよ」ってことになるかもしれません。
あくまでも警告ということで。
WBSなんかでも一部似たようなコメントはあって日本は技術を囲い込んでブラックボックス化に成功した業界は強いようなことは言いますがデル化の可能性までは言いません。

経済の話をしていてよく外資が悪者にされて「国内にもいいものはたくさんある」と言いますがその論拠は「トヨタ、ホンダ、日産、ソニー」あたりになるわけでそれが崩れる可能性があるというのはあまり楽しい話ではないなあと思います。







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Last updated  2005.03.02 20:45:59
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