タロットコーチのゆったり庵（大阪梅田・神戸・京都・奈良）

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February 7, 2008

いのちの食べ方

テーマ：最近観た映画。(39344)

カテゴリ：映画シェア

昨日は友達が日記で紹介してた「いのちの食べ方」を観てきました。
http://www.nanagei.com/movie/data/189.html

・・・といってもお料理の映画ではなくて、
野菜や動物が食材となっていく姿を映してます。

僕がこの映画を観ようと思ったのは
命を頂いてるってことにあまりにもリアリティを感じられないからです。
牛丼食べててお牛さんを想像するのは難しいですよねぇ・・・
でも実際には頂いてるんです。
だと僕らがどんなことをしてるのかは知っておこうと思いまして。

この映画は余計な音楽や解説は一切入りません。
ただ色んな現場や働く人達を淡々と映しているだけです。

これは・・・農業とか畜産業とか呼んでるものと一緒にしていいんだろうか・・・
言うなれば「食品工場」
第一次産業ではなくて第二次産業のようでした。

はじめは大量に押し込められてるものの動物と感じられます。
それが機械や人間が順次処理しベルトコンベアーで流れていってるときには
それは食材へと変化しています。
そう、それは流れ作業の中で淡々と。

そこで働いてる人もきっと機械の一部のように何も感じなくなってると思います。
機械も生きてるように色んな作業を裁いていきますが、
人もその工場の中では行程の一部を担ってる機械のようです。
ペットを飼ってても牛のお腹はさばけるでしょう。
もはやそこにいるのは「動物」ではないですから。
辛い仕事をしてくれてるなぁ・・・本当にありがとうございます。

印象に残ったのは
前に殺されてぶら下がってる牛を見ながら
次の牛が入ってきて電気ショック一発で殺されてるシーンです。
食べられるために生まれてきてる命
あのときには理不尽な死を感じてるんでしょうか・・・？

だからってベジタリアンの人は関係ないって話ではないと思います。
野菜だと血が見えないだけできっとやってることは同じですから。

食品工場の食材が標準となるんだったら、
そりゃ昔ながらの農法で作った食材はとんでもなく高くなるんでしょうね。

「うゎ、気持ち悪！もう肉食べないでおこ」
ってわけではないです。僕はこれからも肉も食べます。

「食品工場反対！自給自足しよ」
ってわけでもないです。
車と同じように僕らが望んだからこんな工場が出来てるんです。

ただ2点思うのは

「僕らが今の食生活のためにこのシステムで食材を作らせて
　食事を頂いてるって業を自覚すること」

「今の多くの食材からはエネルギーはなくなってるだろなぁ～
　これにエネルギーを与えるのは料理をする人の大切な役割かなぁ」

ってことです。

食を大事に思えるようになるのは大事かなぁと思います☆

※それにしてもこうした社会の側面を観る機会が最近多いですねぇ・・・
　観ずに楽しいことばかり観てたら楽なんでしょうけど、
　きっとそれを僕は望んでないんですね。
　光と影の両面を見つめることが器につながるのかもですね。

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