ラブコメディアン・モーリーのブログ

ラブコメディアン・モーリー

ラブコメ大好きおじさんのモーリーが独断と偏見で「ラブコメ作品」をメインに紹介していくブログです。アニメも好きなので、思い出したかのようにレビューも公開します。オススメ作品などありましたら教えてください。リンクフリーです。 ▼YouTube https://www.youtube.com/@morley_lovecome ▼X https://twitter.com/morley_lovecome

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【アニメ】『葬送のフリーレン』第15話厄介事の匂い感想

テーマ：アニメ・コミック・ゲームにまつわるetc(24981)

カテゴリ：【アニメ】レビュー

©山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。

『#15 厄介事の匂い』感想

今回は 「原作４巻」 の「第31話　混沌花」から「第32話　オルデン家」までの２話分。

前半は新人 ザイン の活躍回。
眠らせた周囲の人間から、
魔力を吸い取る混沌花との戦いを描く。

馬車上でのうとうと フェルン と
旅の期間についての話題は原作にないシーン。

フェルンが居眠りするのは珍しい気がするが、
パーティーの面々に気を許しているせいだろうか？
もたれかかられた フリーレン の表情がとてもやさしく見える。

フリーレンとフェルンが旅を始めて４年
そこに シュタルク が加わってからは１年が経過しているらしい。
原作既読勢からしても、こういった復習は歓迎。

ガチ勢の方なら覚えていて当然かもしれないが、
私のようなニワカ勢だと年数などは覚えていないため、
こういったエピソードはかなりありがたい。

久しぶりにミミックとフリーレンのコラボも見れたが、
かなりの高確率で食われているが、
それでもフリーレンが懲りないあたり、
ミミックの牙はそれほど痛くはないのかもしれない。

シュタルク、フェルン、フリーレンの順番で眠りについてしまうわけだが、
なにげにこの状況、ザインがいなければ詰んでいたと思われる。

前回の「失くした装飾品を探す魔法」といい、
今回の「ザインを活躍させるための状況」といい、
本作はストーリー展開の都合のために、
ご都合主義的な設定を盛り込んでいることが結構ある。

ただ、その描き方が絶妙にわざとらしくなく、
物語の構成として美しく作られているため、
違和感なく見られるというのが特徴なのだと思う。

個人的に気になったのは ハイター の回想。
彼は「魔王を必ず倒す」と言った
フリーレンの言葉を信じたらしい。
この言い方だと、魔王に決定打を与えたのは
フリーレンだったという可能性が非常に高い。

今までもそれなりに強力な魔法使いとして
描かれているフリーレンだが、
どの程度実力を隠しているのかも気になるところ。

そしてザインの頭をなでるフリーレンについて。
これは年上女性好きの彼に合わせて、
一生懸命お姉さんっぽく振り舞っているという、
彼女のやさしさからくる行為だと思っている。

フリーレンの中で思い描いている
年上女性のイメージはたぶん フランメ 。
つまり年上女性にほめてもらうという行為は、
彼女にしてもらったことしか記憶にないので、
今はひたすらそれを実践しているのだ。

そう考えるとなかなか健気でカワイイ生き物だと思わないだろうか？

後半は オルデン卿 の亡き息子になりすますシュタルクの話、
と見せかけてフェルンとのニヤニヤシーンを堪能できる回。

第一印象は強引でいけ好かないと思っていたオルデン卿だが、
シュタルクの様子から彼のトラウマを察していたところがあり、
なかなか有能な人物だと思う。

彼の長男 ヴィルト とシュタルクがソックリな件については、
祖先の故郷が同じだったことも明言されているので、
血筋的にはかなり近かったのだろう。
元々は村に残ったのが兄で外に出たのが弟ぐらいの近親さだ。

そして前回のフリーレンとヒンメルと、
奇しくも同じ構図になってしまったフェルンとシュタルク。
おいおい！指輪忘れてねーか!?
と品の無いヤジを心の中で飛ばしてしまった。

２度ほど「似合っていない」というセリフを言ったフェルンだが、
最初は無表情でタメ口だったのがポイント。
前回にもあったが彼女は動揺すると本音が出てしまう。
つまり、１度目はいつものシュタルクとの違いにビックリしてしまい、
つい「似合っていない」と言ってしまった。

そして２度目「本当に似合っていませんね」と、
敬語で微笑みながら言っていた。
こちらは気持ちとしては実際は「似合っていた」と思っていたが、
彼女は素直ではないのでこういう言い方になってしまったのだ。
非常に面倒くさい女性である。

原作ではたった１コマで終了してしまうダンスシーンを、
盛りに盛ってくれてアニメスタッフには感謝しかない。
最初は不安そうだったフェルンの表情が徐々にほぐれてゆき、
２人で微笑みながら踊る姿は動きも含めて本当に素晴らしかった。

あとポニーテール姿のフリーレンも非常に魅力的だが、
そこは踊ってやるのがお姉さんではないか？

実際のところフリーレンの摂取カロリーは、
フェルンとそれほど変わらないように見える。
色んなところが成長しない代わりに、
太りもしないというのがエルフの特徴なのかもしれない。

一話完結のストーリーが面白いというのは
原作の見事さありきではあるが、
キャラクターの魅力に関しては、
アニメスタッフの力で何倍にもなっている気がする。

アニメでは３～４話に１話ぐらいの頻度で、
気合の入ったエピソードがあれば十分だと思っているが、
本作の場合はほぼ毎話、思い入れが感じられるほどの
クオリティを見せてくれるため本当にありがたいと思う。

過去の記事はコチラ

▼アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト
https://frieren-anime.jp/

▼【アニメ】『葬送のフリーレン』初回2時間スペシャル～旅立ちの章 ～ レビュー
https://plaza.rakuten.co.jp/lovecomedian/diary/202310030000/
▼『 #5 死者の幻影 』感想

https://plaza.rakuten.co.jp/lovecomedian/diary/202310080000/

▼『#6 村の英雄』感想
https://plaza.rakuten.co.jp/lovecomedian/diary/202310150001/

▼『#7 おとぎ話のようなもの』感想

https://plaza.rakuten.co.jp/lovecomedian/diary/202310220000/

▼『#8 葬送のフリーレン』感想
https://plaza.rakuten.co.jp/lovecomedian/diary/202310300000/
▼『#9 断頭台のアウラ』感想
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▼『#10 強い魔法使い』感想
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▼『#11 北側諸国の冬』感想
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