利用者さんの耳が遠いためにスタッフは大声なんですね
中でも人一倍デカイ声の持ち主がYさん
Yさんはmarukoの1年先輩で 十くらい若く 子育て終盤のお母さん
はっきり言ってブサイクなんですが この人物の人間力は凄いです
難聴のおばあちゃんに「あんたちょっと 静かにしたら?」と指摘されるほど賑やかです
体格もデラックス で入浴介助も全力投球 声の響く浴室で 自分の声のせいで相手の話が聞き取れないほど
テンションがマックスになるのが2時のアクティブの時間
一人も漏れなく 不参加にさせてなるものか とばかりに 苦笑いを誘いながらも活動に巻き込んでます
あるひ黒い表紙の手帳の忘れ物がスタッフのカウンターに残されていました
記名は無く中をペラペラめくると 利用者さんの様々な情報が きったない字で書かれていました
Mさん・・・おしゃべり好き 女好き 花札の話盛り上がる トイレで二人になると迫られる
クヨクヨしない・・・
Fさん・・・腹圧で尿もれあり ケチ! 下着の交換を本人に見られるとドロボウ扱いされる
クヨクヨしない・・・
Hさん・・・禁句 「お金」
クヨクヨしない・・・
この手帳が誰のものなのかがスタッフ中の関心事となる でYさんのものだろうということになって
彼女も傷つきながら頑張ってるんだね と共感を呼んだのですが
いつの間にか手帳はなくなって
marukoが直接彼女に聞いてみた
するとYさん「そんな手帳があったんですかぁ~クヨクヨすることもありますけど一晩寝るとケロリですよ~」と一回り大きな彼女自身の手帳を見せてくれた
足で書いたのかと思うほどへったくそな字で書いてあった
あなたのじゃないとすると 例の研修生のか・・・・