マックの文弊録
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◇ 4月18日(火曜日)晴れ;旧弥生二十一日 丁丑、発明の日今日が発明の日だというのは、1885(明治18)年、現在の「特許法」のもととなる「専売特許条例」が公布されたのを記念してのことだそうだ。この日は又、山本五十六海軍大将が戦死した日でもある。彼は前線視察のために、ニューギニア方面を訪れていて、ニューギニア島の東にあるブーゲンビル島の上空で、乗機がアメリカ陸軍のP‐38戦闘機に撃墜されて戦死した。1943年の今日のことだ。山本五十六といえば、最後まで日米開戦に反対した現実派としての印象を持っている。当時の彼我の物量の差を思えば、あの戦争は如何にも無謀であった。しかし、山本をして、そう思わしめたのは、彼が駐在武官としてアメリカに赴任した折、巷の喫茶店に入ったら、それぞれのテーブルに山ほど砂糖の入った壷が無造作に置かれていたのを目の当たりにしてだというから可笑しい。当時の日本では、砂糖も塩も専売指定されており、喫茶店で自由にコーヒーや紅茶に砂糖を入れるなど出来なかったのだ。それがアメリカでは大量生産されて大量消費されている。「あぁ、こんな国とは戦争したって勝てるものじゃない。」と彼は圧倒的なショックを受けてそう思ったのだそうである。山本五十六の語録には、「やってみせて 言って聞かせて やらせて見て ほめてやらねば 人は動かず」という言葉がある。今年彼の享年と同じ年齢に達する僕としては、中々耳の痛い言葉ではある。
2006.04.18
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