近くの木の幹を見上げると、今度は蝉の抜け殻だ。茶色の油紙でこしらえたような小さな虫の形が、三対の足で樹肌にしがみついている。これも見つかりだすと際限なく目に付く。
アブラゼミは、北海道から九州まで、日本全国に分布しているから、もちろん当時の立石寺にも居たのは間違いない。そして、山形地方では比較的夏の暑さが厳しく、アブラゼミの生息数はミンミンゼミを凌駕していたのだそうだ。だから芭蕉先生のセミはアブラゼミだった。日本の底冷えと豪州の熱波 2013.01.16
10ミリの雨と雪 2013.01.15