なぽうとおかいもの
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めずらしく映画を観てハマった。水になった村だ。普段忙しく毎日を過ごしているので、映画どころかテレビもあまり見ない。そのような中でも見るのがドキュメント番組。この「水になった村」も徳山村に暮らすじじばばを15年にわたって取材した記録、ドキュメントだ。そもそもは、違う目的だったのだ。仕事で疲れ、真夏の夜の蒸し暑さから逃れる為に、映画館に入ったといってもよいくらいだ。映画館は、特にドキュメンタリーを中心として上映をしているポレポレ東中野だ。会場はイスもゆったり、とても落ち着く。この映画は、いろいろな切り口で語られる。見る人によってさまざまではないだろうか。・環境問題・ロハス・スローフード・人生観などなど。私も見終わってから、いろいろなことを考えさせられた。蛇口をひねれば水が出て、お風呂もラクラク、家にいながら各地の名産をかう事も出来る。しかしこの便利で清潔で、何ひとつ不自由しない生活が、人をシアワセにしてくれるとは限らないのだ。まずは母に観せたいと思った。何度も「やめる」と言い出す母をなだめ、映画館へ。というわけで私は母と観るのが2度目となった。目頭が熱くなる思い。ワケがわからないままに開始部分を見ていた1回目の時とは明らかに異なる感情があった。何度観てもいい感じだ。私は徳山村の暮らしぶりがわかる。状況は異なるが、同じようなことを母がやってきたこともあり、幼い頃に私自身も母に連れられ祖母の家に行き、体験したことがあるからだ。大げさな言い方かもしれないが、自分の原点とも言えるだろうか。叔父もふるさとをこよなく愛した。病床にありながらも故郷を強く思い、まだ歩けるうちにと最後の力を振り絞り、帰郷を果たしたという。母の映画に対する感想はどうだったのだろうか。母は肯定的な事は滅多に言わない。特に映画の中で繰り広げられているような事は、懐かしく思ってくれるか、或は幼少時より長女として大家族のために頑張らざるを得なかった、辛い経験を思い起こすのではないかと思い、複雑でもあった。誰も手伝わない中、率先して作業をせざるを得なかった、母。仕事を持ち家を出て行く兄たち、好き勝手が許された妹たちを次々に見送りながら、最後まで田舎に残り懸命に働いた母。母がしてきたことは親兄弟姉妹をみても誰も真似出来ないだろう。あえて母に感想を聞く事はしなかった。ただ、帰り道で、映画の中のワンシーンを取り上げては話をした。私は今回パンフレットを購入したのだが、それを見ながらまた話に花が咲いた。母は自分の体験と重ね合わせて一生懸命に話してくれた。しかも笑顔だ。9月の彼岸には、おはぎを作って食べようと約束をした。映画でソフトボール大の大きな手作りおはぎが出て来るのだが、久々に食べたくなってしまったのだ。母のつくるおはぎはこれまた特徴のある、大きな昔ながらのたわら型のおはぎだ。人によって幸せはさまざま。何が幸せなのか、他人にはわからないだろう。徳山村のじじばばたちのように、自然の与えてくれるものを、24時間、365日、思う存分享受して、しかも感謝で暮らす日々はどんなにか幸せだっただろうか。「水になった村」この映画は上映場所が限られているのだが、一部地方でも上映されることが決定している。可能であれば一人でも多くの方に見ていただきたい。感じ方は人それぞれなので、自分の心で感じ、確認してほしい。<参考> 9/7参考にさせていただいている方のお名前変更です!→ぴむさん Culture Jammerさんぴむさん小西さん***********************お彼岸のお施餓鬼をお寺にお願いした。お世話になった恩人のMさんの分もお願いをした。実は逝ってから今日で100か日を数える。この世を離れ、本当に彼岸に行ってしまうのだ。Mさん安らかでありますように。
2007年08月31日
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