クラシックどっぷり日記 ~音楽回想~

クラシックどっぷり日記 ~音楽回想~

2007.09.22
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ココ最近、私個人的にお株が急上昇しているのが、

ブルーノ・ワルター

です。

日本では、フルトヴェングラー・トスカニーニと並び、「20世紀3大巨匠」として名を連ねる人です。また、その巨匠の一人トスカニーニが亡くなった際の追悼演奏会で演奏を行ったのはワルターだったんです。(曲目は、ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」。他にもモントゥーが指揮台にたったそうです。)
どっからどう見ても、怖い感じの人ではある。
笑っていても、どうも裏があるような??

しかし、実際はそうではなかったようである。
本当に心優しく、楽団員に罵声などを浴びせることはなく、紳士のように接していたようだ。人は、見かけで判断してはいけません!

ワルターというと、必ず付いてくる名前は、作曲家であるマーラーである。
ワルターはマーラーを敬愛しており、親交を深めていた。
それが、わかるのが、初演である、大作であり演奏が困難である、「大地の歌」・「交響曲第9番」を初演している。

戦争が始まると、ワルターは故郷であるドイツから抜け出す。ワルターはユダヤ人だったためである。ナチス政権は主導権を握った時期、一番乗っていた時期に亡命をしなくてはならなかった。
アメリカに亡命をした際、ニューヨークフィルの音楽顧問、今では名コンビといわれているコロンビア響との出会いがある。

指揮者活動だけではなく、作曲家としても活動しており、作品が残されている。ピアニストの腕前も一流であった。それが、わかるのは、マーラー交響曲第1番「巨人」のピアノ版編曲したものがある。

なぜ、最近急激にお株が上がってきたのか?それは、とある演奏にあった。
余談ではあるが、私が中学の頃、初めてまともなCDだと呼べるものを買ったのは、ワルターのモーツァルトだった。もちろん演奏は、コロンビア響である。

とある演奏というのは、ワルターにしてみては珍しい録音、チャイコフスキー交響曲第5番。
NBC響とのものです。これが、今まで聞いていたワルターのイメージを覆した。
なんと、個性的な指揮。これほどまでにチャイ5が違うものか?!正直ズバッ!と言えば、快演です。

ワルターとはこのような指揮者だったのか?

と疑ってしまうくらいのインパクトだった。
それからの急激な株の上昇!!

やはり運命的な1曲に出会うとそれからは畳み掛けるように好きになります。
先日も発見しました、お得意のドヴォルザーク交響曲第9番「新世界」
これは、また、すごい揺らす揺らす。
4楽章の出だしは初めて聞いたアプローチでした。何て短いんや!と思いました。
恐るべし、ワルター。

最近でも幾つか音源がでているので、聴いてみようかと思います。


動く、ワルターが見れます!なんとDVDです。
ありがたい話ですね~。


ワルターのベートーヴェン。
大変定評も高く、愛好家がこぞって聞かれますね~。


名演の一つ、敬愛する師匠的存在であるマーラーの「巨人」


モーツァルトの演奏も欠かせない。
十八番でもあったモーツァルトの交響曲第40番。






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Last updated  2007.09.22 23:16:09
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