Tinta verde

Tinta verde

2021.04.29
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カテゴリ: 山歩き
時は令和3年4月11日。

始発列車に乗り込んで向かった先は丹沢大山。

都心からおよそ1時間ほどで最寄り駅に到着し、そこからバスで30分揺られて大山駅バス停に到着。

時計を見ると8時半であった。



坂道を歩き続けると、こま参道という長い階段が続く道に突入する。

山の斜面にお土産屋さんや旅館、食堂がずらりと並んだ参道である。

コロナ禍でなければ、観光客で随分とにぎわっていたのだろうと、にぎやかな様子を思い浮かべながら階段を上り続ける。

息切れを整えるために階段の途中で足を止めるたびに開店準備中の店から漂ってくる蕎麦つゆの返しの香りにそそられる。

が、幸いなことに店が開いていないせいでスパッと諦めがつくValsであった。



階段を登り切ったところにケーブルカーの乗り場はあった。

すでに長い行列ができていたが、意外と早くに順番がきて乗れたのはケーブルカーでの移動時間が短かったからだ。

しかも行列の目の前で順番待ちが切られたため、列の先頭に並ぶことになった。



タイミングよろしくケーブルカーの一番前に乗れた時、わくわくした気持ちになってしまうのは私だけではないはずだ。




ケーブルカーは途中にも下車できる駅があったが、終点を目指す。

到着したのは大山阿夫利神社。



階段を上った先に鳥居がある。



ケーブルカーで登った山中にある神社なだけに、境内から見える景色は絶景で、



枝垂桜の向こうに見える柵のところに立つと、↓このような感じで江の島や三浦半島、房総半島が見える。



と、看板?に書かれていたが、じっさいは、ちょっとガスっていて写真にはっきり写すことはできなかった。

ちなみにこの日のレンズは久しぶりのパンケーキズームレンズ。

この選択が正しかったのはこのあとトレッキングが始まってすぐ気が付くのであった。



神社参拝を済ませると、登山口に向かう。



無事に登山できるようセルフお祓いをするVals.

マスク越しでもわかるほど楽しげに満面の笑みを浮かべ、オオヌサをワシャワシャと振り回すのであった。



セルフお祓いを済ませ登山道を進むといきなり長い階段にぶつかる。

急な斜面で幅が狭く、手すりに捕まらないと登りずらい階段だ。



そしてやっと階段が終わったと思ったら、そこで待ち構えていたのはまたしても急な斜面の山道。



山頂まで、こんな調子なのかと思ったら、今度は大きな石がゴロゴロ転がっている道が長く果てしなく続く。



石が大きいだけに段差も大きく、脚力と体力がどんどんと消耗していくのを感じるのだが、登っている最中に何度も目の前に現れる絶景にいちいち感動させられ、疲れが吹き飛ばされる。



途中、ビールやドリンクの入った段ボールを5ケースも背負って登っている人と遭遇。

途中にある茶店で売る商品なのだろう。

あんな大変な思いをして用意するのだから、山中で売られる価格が高くても文句は言えない。




そんなこんなで山頂に到着すると、見渡す限り広がる関東平野。

地平線が見えて、地球が丸いことがわかる。

この景色を眺めながら、



お湯を沸かし、カップヌードルPROにお湯を注ぐ。

1000メートル級の山のてっぺんで絶景を眺めながらのカップヌードルはめちゃくちゃ美味しかった。



食後は次回来る時のために、山頂エリアを散策。

ネットで画像検索をするとベンチとテーブルがあるように見えたのだが、実際に行ってみると人の数に対して使える数は少なくウロウロしている人が多かったから、バーナーでお湯を沸かすことのできる場所をチェックしておく必要があったからだ。

ぐるりと回りこむと、そこにも平な場所があり、そこでも食事をしている人がいた。

見渡す限り、カップラーメンをすすっている人が圧倒的に多く、あたり一面、カップ麺のスープのにおいが漂っている。

そんなところで鹿と遭遇。



奈良で大量の鹿軍団を見ているから、1頭や2頭程度の鹿では驚かないのだ。

と豪語しながらも、やはりカメラを向けるのであった。

そこに被写体がいたら撮りたくなるのは仕方があるまい。シカなだけに。。。(笑)



そしてからだが冷えないうちに下山スタート。

当たり前だがやはり帰りも急な斜面。




このあとはずっと下りの階段が続く。

最初のプランでは、下山はケーブルカーを使わずオール歩きで下山するはずだった。

が、膝がカクカクしてきたため、プラン変更しケーブルカーを使って下山することにした。

諦めることは恥ずかしいことではない。

ブレたっていいのだ。

むしろブレないことにこだわる理由がわからない。

楽な道を選ぶことに罪悪感を感じる必要などどこにもないのだ。


と思いながらケーブルカーから見える景色を眺めているうちに、大山ケーブル駅に到着。

無事下山することができたのであった。



丹沢大山。

途中までケーブルカーで登れることから、高尾山のようなイメージを持っていたのだけれど、斜面がきつく、山頂までずっと大きな石を乗り越えていく道がひたすら続くので、体力の消耗が激しかったです。

山頂の景色は超絶絶景。

体力・脚力つけてまた行こう。(#^^#)





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Last updated  2021.04.29 17:04:53
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Vals (#^.^#) @ Re[1]:明けましておめでとうございます!(01/02) Y20nnさんへ 空気が澄んでいる冬は、山の…
Y20nn@ Re:明けましておめでとうございます!(01/02) 元旦に高尾山とは気合の入った新年を迎え…
Vals (#^.^#) @ Re[1]:明けましておめでとうございます!(01/02) carameljp55さんへ 富士山は現地に行って…
Vals (#^.^#) @ Re[1]:明けましておめでとうございます!(01/02) BB25さんへ ほんと、富士山が見えると気…
Vals (#^.^#) @ Re[1]:明けましておめでとうございます!(01/02) 猫に足を踏まれるさんへ なかなか写真撮…
Vals (#^.^#) @ Re[1]:明けましておめでとうございます!(01/02) さきばっけさんへ 今年もどうぞよろしく…
carameljp55@ Re:明けましておめでとうございます!(01/02) 明けましておめでとうございます。 雪の…
BB25 @ Re:明けましておめでとうございます!(01/02) あけましておめでとうございます。 元気…
猫に足を踏まれる@ Re:明けましておめでとうございます!(01/02) 明けましておめでとうございます! 今年も…
さきばっけ @ Re:明けましておめでとうございます!(01/02) お元気そうで良かったです。 本年もよろし…

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