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makko 2

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2011/04/11
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カテゴリ: 震災生活
昨日、車で45分かかる旦那の実家に行って来ました。
町の約三分の一が津波の被害にあった所です。
義家、親族共に全員命と家屋は無事です。

義家の被害は玄関上の鬼瓦周辺一部と、内壁に縦に入った大きいヒビ、お風呂場のタイル。

ウチは冷蔵庫が壊れ、食器&グラスが半分以上割れました。
オーブンレンジも怪しいけど、おそるおそる使っています。


最近よく言われます。
『見て来たら?』
そう、津波の現場の事です。

今のところ、ご自身も家族も無事な方にしか言われていません。
そう、丸ごと無事な人同士の会話です。
その見て来た人にしてみれば他意があり私たちに見る事を薦めているのではないと、じゅうぶん分かっています。

でも、未だ行方不明者を必死に探している現場、流され跡形も無くなった家の思い出を探している現場に何を見に行けというのでしょうか?
大勢の人が最期にどんな気持ちで波に飲まれたか・・・と、いう所に何を感じに行けというのでしょうか?
それは興味本位の野次馬とどこが違うのでしょうか?

近かろうが遠かろうが、わざわざ見にいく事なんて私には出来ません。
現実を見るっていうのとは意味が違います。

信号を真っ直ぐ行けば家路、右に曲がれば現場。
何も言わなかったけど旦那は私と同じ気持ちでした。
真っ直ぐ家へ・・・救われました。


これからそこに行かなければいけない方以外は、そこにどれほどの痛みと想いがあるのか考えてみてください。
昨日も救援以外の他県ナンバーを多く見ました。
その町には場違いな人たちを見ました。
何をしに来たのですか?
何を見に来たのですか?
どんな神経をしてますか?


津波の現場前で明らかに被災者じゃない母娘が笑顔でピース、父親がデジカメを撮っていたと聞きました。
あなた達、心を持った人間ですか?ってか、同じ生き物ですか?


仙台は未だ余震が続いています。






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最終更新日  2011/04/11 03:49:14 PM
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