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2008年08月02日
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カテゴリ: 街歩き
海が見たくなったので、湘南(藤沢市)に行ってきました。

今回は「海を見る」他に、もう一つの目的があります。それは、「柏のライバルである、 藤沢市 茅ヶ崎市 を偵察する」ことです。この2市の所得水準は、柏エリア3市(柏市、流山市、我孫子市)とほぼ同じレベルで、今後も、ライバル視し続けるべき存在だからです。

今回は、藤沢市のなかで、3つの町を歩いてきました。「 藤沢駅 」、「 片瀬江ノ島 」、「 湘南台 」です。茅ヶ崎までは、足を伸ばせませんでした。




湘南への道

「湘南」と聞いて、私の世代が真っ先に思い浮かべるのは、「 サザンオールスターズ 」!

残念ながら解散してしまいましたが、30年にもわたって、湘南の海と、街と、人々を歌い続けてきた「サザン」の存在感は、未だに健在。今後、日本から、彼らを超えるバンドが出てくるのだろうか・・・。

サザンの他に、湘南茅ヶ崎が生んだスターといえば、「若大将」こと加 山雄三 がいます。彼もまた、湘南の海が似合うキャラクターといえましょう。こうした人々の貢献とマスコミの力で、海、太陽、若者という、湘南の肯定的なイメージ、そして「湘南ブランド」がつくられていきました。

私も幼い頃から、「湘南といえばサザン」の公式が、すっかり頭に刷り込まれています。湘南へ向かう東海道線の車中、頭の中では、サザンの曲が、ガンガンかかっています。

♪~砂まじりの茅ヶ崎~♪
♪~江ノ島が見えてきた~♪
♪~烏帽子岩が遠くにみえる~♪


湘南気分が、だんだん盛り上がってきます。東京の通勤圏でありながら、リゾート地の要素も持っている。その非日常感が、湘南の魅力でしょう。


湘南とは?

「湘南」という言葉を、これまで何気なく使ってきましたが、そもそも湘南とは、どこからどこまでを指すのでしょう?

一般には、江ノ島を中心とした相模湾岸一帯。藤沢、茅ヶ崎、そして鎌倉、逗子あたりを指すのでしょう。つまり、相模川の東側(東京に近い方)です。

ですが意外なことに、「湘南」発祥の地は、相模川の西、大磯です。この地方の中心都市・平塚市が、周辺市町村を合併して「湘南市」を名乗ろうとして、相模川東側の各市(特に茅ヶ崎市)から猛反対を受けて、結局実現しませんでした。

湘南はブランド価値の高い地名なので、分譲住宅地も、湘南の名をつけた方が高い値で売れるそうです。その結果、海から遠く、一般的な「湘南」のイメージからかけ離れた地域までもが、「湘南」を名乗っています。その上、1994年に陸運局の「湘南ナンバー」ができ、丹沢山地の麓、秦野市や伊勢原市までが、湘南ナンバーエリアに加わりました。湘南の範囲は、どんどん広がっているようです。

shonan1.JPG


エリア考察1「藤沢駅周辺」

電車が、いよいよ藤沢駅に滑り込む少し前、線路際に"50"の立て札がありました。つまり、「東京駅から50km離れた地点」という意味です。藤沢駅の位置は、

東京駅から51.1km (JR東海道線)
新宿駅から55.4km (小田急江ノ島線)


普通、東京都心からこれだけ遠ければ、通勤者に敬遠されて、人口流出(都心回帰)が起こるのが常ですが、藤沢市の人口は順調に増え、今や40万人を超えています。海に近く環境が良いことと、湘南のブランドイメージが、人々をひきつけるのでしょう。

藤沢駅は、JR東海道線、小田急、江ノ電が接続する大きな駅で、北口にも南口にも、バランス良く繁華街が広がっています。どちらにもペデストリアンデッキがあって、小田急、ビックカメラ、OPAなどが並び、一見、柏か大宮みたい。東急ハンズは、最近撤退したそうです。あと、南口の駅から離れたところに、イトーヨーカドーがあります。

藤沢市だけで、人口40万人。近隣の茅ヶ崎市などからも、買い物客が来ているようで、それなりに人通りが多く、賑やかです。但し、藤沢市北部(湘南台、長後など)の人は、藤沢駅よりも、町田方面に買い物に出るようです。

全体的な印象として、おしゃれな店は少なく、街を歩いている人も、若者より高齢者が断然多い。横浜・東京方面に簡単に行けるので、若者はそちらを目指すのでしょう。とはいえ、

さすが湘南だなあと思ったのは、かなりお年を召した老紳士が、藤沢南口のオープンカフェで、女子高生をナンパしていたことです。ちょっとチョイ悪系(死語?)でしたね。どっちみち歳を取るなら、ああいうかっこいい男性になりたいな(でも、私は女性に対してとてもシャイなので、ナンパはできそうもない)。


エリア考察2「片瀬江ノ島」

言わずと知れた、ビーチリゾート。サザンの影響もあって、全国的な知名度を誇ります。

藤沢駅前は、高齢者の世界でしたが、海岸は完全に、若者の世界です。江ノ島を目の前にした東浜ビーチは、若い男女があふれ、とても賑やかです。女の子の比率が多く、皆さん水着も大胆で、私は鼻血が出そうになりました。とはいえ水質は、とても泳げたものではありませんでした。海に入らず、砂浜で海風を浴びたり、ビーチボールで遊んだりするのが良いのでしょうね。

この片瀬海岸と、隣の鵠沼海岸は、高級住宅地になっていて、繁華街ではありませんが、センスの良い店が点在しています。このエリアは高齢化が進んでいるようです。若い富裕層が流入するには、東京からの距離がちょっと遠すぎるのでしょうか。

海岸沿いに、国道134号が通っており、沿道に高層マンションが建ち並んでいました。もちろん、ビーチの眺望を独り占めです。なんとなく、欧米のビーチリゾートを思わせるエリアでした。


エリア考察3「湘南台」

藤沢市北部の中心都市。かつ小田急、相鉄、横浜市営地下鉄の接続駅。近年、交通アクセスが劇的に改善され、東京や横浜に直結したので、若者、ファミリー人口が大きく増えています( 湘南台の歩き方 )。

新しい街なので、まだ成熟しておらず、あまり面白味はありません。要はどこにでもある、普通の郊外都市。この駅に入る3つの鉄道が、すべて地下で乗り換え可能なので、買い物客が街に出ていかないのでしょう。駅の東西に巨大なパチンコ屋があり、小田急系の店が多いことが、印象的でした。

同じ藤沢市でも、南部と北部は、お互いの交流は少ないようです。湘南台など北部地区は、「湘南」の名はついていても、海とは縁がなく、むしろ「相模」と呼ぶべき地域でしょう。今後、湘南台が発展すれば、藤沢駅のようにはならず、同じ小田急沿線の相模大野みたいになっていくような気がします。




全体的な印象ですが、藤沢、江ノ島、湘南台、いずれも街としての面白味には、やや欠けます。その代わり、「良い意味での地元感覚」が横溢していて、背伸びせず、肩肘張らずに人生を楽しんでいる人が、老若男女とも多いのが、印象的でした。

それだけこの地域は生活水準が高く、暮らしに余裕があるのでしょうね。また、いつでも気軽に海に行けることが、この地域の人々の心を、リラックスさせているのかもしれません。






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最終更新日  2008年08月02日 21時58分00秒
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